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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

…ただいまぁ

おかえり、薫

…あら、どうしたの?

その、鏡…

あぁ、これ?

駅前の古いアンティークショップで買ってきたんだ

なんだか一目惚れしちゃったのよね…

そうなの…

これから毎日この鏡を見ながらメイクしちゃおっかなーなんてっ♡

想像しただけでワクワクしちゃう♪

……そう

不注意で落としたりして、割らないように気をつけてね?

はいはい、わかってるってぇ

それよりあなた…病院はどうだったの?

ちゃんと…一人で木村先生の治療、受けれたの?

もう、お母さんったら(笑)

私、もう今年で22だよ?(笑)

病院ぐらい一人で行けなくてどうするのよっ(笑)

あ……そ、そうよね!ごめんなさい(笑)

それとも、私一人じゃそんなに心配?

い、いえ…

そんなことないわよ、薫…ほんとに頑張ってるから、お母さんも嬉しいわ

…でしょ?♡

じゃ、私部屋に戻るから

ご飯できたら適当に呼んでよね〜

ええ、わかったわ

さてと…さっそく机に置いてみよっかな♪

机の上に、鏡を置いてみる

……あれ?

私の姿…

映ってない

そ、そんな…!どうして?!

なんなのこの鏡っ…!!

ま、まさか…

私……死んでるんじゃ…っ?!

その時だった

???

おい何ゆうてんねんネエチャン!

きゃっ!!

だ、誰っ?!

辺りを見渡してみても、誰もいない

???

こーこーやっ!!

???

あんたが買うてきた鏡の中や!

……え?

か、鏡…?!

おそるおそる机に置かれた鏡を覗いてみると、そこには…

薫が何度も夢に描いていた、理想の男の子がそこにいた

あなたは…っ!!

???

へへ、やっと気づいてくれたか?

???

それとネエチャン、あんたは死んでなんかないで!!

???

…ちゃんと生きてて、こうして俺と出会えたっちゅーわけや

………

???

…ん?どないしたんや?

???

鳩が豆鉄砲食らったような顔なんかして…

あっ…

あなた……誰なの?!

ってか、なんなの?!

なんで鏡の中にいるの?!

まさか……ゆ、幽霊っ…?!

???

ちゃうちゃうっ!!

???

ってまぁ…そらビックリして怖がっても無理はないわなぁ…

???

俺はな、そうやなぁ…

???

……鏡の中の妖精…とでも言うとこかな!

妖精…?

???

そうそう、鏡を通してネエチャンを見つけて…

???

その……なんちゅうか…

???

ひ、一目惚れしてもうたってゆうか…////

えぇ…?

???

そ、そんなこと、どうでもええやないかっ!////

???

俺は鏡の中の『鏡介(きょうすけ)』!

鏡介

今日からよろしゅうたのむわ!!

そう言うと、鏡介は無邪気に笑って小さな八重歯をのぞかせた

鏡…介…くん

ゆ、夢じゃないんだよね?

鏡介

当たり前やんっ、こうして俺はネエチャンの目の前に存在してるんやから♡

鏡介

世の中にはな、科学的に説明のつかんことも起こりえるんや!

鏡介

それを、今俺とネエチャンが証明してるんやからなっ♡

そっ…そっかぁ…!

でも、すっごく不思議だね!

鏡介くんって、まさに私の思い描いてた理想の男の子なんだもん…!!////

鏡介

え、マジで?!

うん、私…昔から関西弁で話す男の子に憧れてたんだ////

それに、笑うと八重歯が出る感じの…ちょっとヤンチャっぽいイケメンが好みのタイプなの…////

鏡介

えっ、そうなん?

鏡介

それ、まさしく俺やん!!(笑)

鏡介

イケメンかどうかは知らんけどなぁ!!あっはっは!!

鏡介

いやぁ、ネエチャンからそう言われたら嬉しいなぁ〜♡

………////

鏡介

…ところでネエチャン、名前なんていうん?

鏡介

あ、当ててもいい?!

いいけど?(笑)////

鏡介

うーん…

鏡介

……絹江っ!!どう?!

ちょっと、そんなシワシワネームなんかじゃないもんっ!!

鏡介

えっなんで?めっちゃ女の子らしくて綺麗な名前やと思うから、ネエチャンにピッタリやと思ったんやけどなぁ…

(い、いちいち褒めるんだね////)

……薫(かおる)だよ

鏡介

お、薫ちゃんかぁ!

鏡介

ええやん、可愛らしい名前やないかっ♡

鏡介

「岸〇田少年愚連隊」みたいやけど(笑)

もうっ!やめてよー!(笑)

鏡介

はははっ!(笑)

その日を境に、薫の日々は大きく変わることになるのだった

ただいま…

おかえり、薫

……どうしたの?なんだか元気がないみたいだけど…

……なんでもない

…本当に?

あなた……まさか、また職場で…

だから何でもないって言ってるでしょ?!

もう私のことはほっといてよ!!

薫っ…!

…じゃ、私…部屋に戻るから

あ……ご飯、できたら呼ぶから下りてらっしゃいね?

………

………

部屋に入るなり、着ていた物を脱いで部屋着へと着替え始める

鏡介

………

鏡介

…おーい、見えてんぞーっ////

…はっ!!

う、うそっ?!やだっ…!!

朝出て行く前に机に伏せといたつもりだったのに…っ!!

……み、見たっ?////

鏡介

サービスしてくれるのは嬉しいけどやぁ…////

鏡介

もーちょい、アングルが下やったら最高やったなぁ

鏡介

鏡、上向きで置いといてくれたらよかったのに♡

えっ……もう!エッチ!!////

軽くため息をつく薫に、鏡介は問いかける

鏡介

薫ちゃん……どないしたんや?

鏡介

なんや、いつもより元気なさそうに見えるけど…

そ、そんなことないよ

鏡介

……なんかあったんか?

……っ

鏡介

…いや、無理に話そうとせんでええねん!

鏡介

でも…俺でよかったらいつでも薫ちゃんの力になったるからな…っ

………

鏡介くん、私ね…

職場でいじめにあってるんだ

鏡介

いじめ…?

…うん

私、介護施設で働いてるんだけどね

1年ぐらい前に就職してしばらく経った頃から、周りから無視され続けてるんだよね!(笑)

鏡介

無視…かぁ

鏡介

それは辛いなぁ…

みんな初めの頃は優しく接してくれてたのに、急によそよそしくなっていって…

…今じゃ、私が休憩室に入るとみんな一斉に黙って出て行っちゃうぐらいなんだよね!(笑)

それは、新しく入ってきた職員さんだって同じ…

多分、周りから私のことを避けるように言われてるんだと思う…

鏡介

…そんなことされるような覚えはないんか?

……それがまったくわからないの

でもね、入居者の人たちだけは普通に接してくれてるから救われてるんだ!

あ、でも…

鏡介

…でも?

こないだね、まだそんなにボケてないお爺ちゃんに、私…ムネ、触られちゃって////

鏡介

な、なんやて?!ほんまか?!

うん、トイレの介助してる時に…明らかに、わざと…

鏡介

な、なんちゅうエロジジィやまったく!

その時は軽く拒否したんだけど、その日以来、そのお爺ちゃんも急に手のひら返したように私を無視するようになって…

鏡介

はぁ?

鏡介

なんや、触らしてくれへんからって腹立つジジィやなぁ〜っ!

そ、それでね、今日も相変わらず周りから避けられてたんだけど…

鏡介

…どうしたんや?

……ある職員さんからすれ違いざまに、『キモイんだよ、なんで普通に来れんの?』って言われて…っ

鏡介

………

鏡介

そうやったんか…

…ふふっ、バカみたいでしょ?(笑)

気にしちゃ負けだってわかってるんだけど…っ

鏡介

……ほっとけ、そんな奴らなんか

鏡介

多分、若くて可愛い薫ちゃんにヤキモチやいてるとか…そんなしょーもない理由なんとちゃうか?

鏡介

そーゆう奴らはな、群れて誰かをターゲットにして嫌がらせしたりするのが好きな人種なんやて!

鏡介

日常に満足してない不幸な奴らがすることやからな

鏡介

そんな低レベルな奴らのために、悩んでる時間がもったいないんとちゃうかなぁ?

………

鏡介

それに、薫ちゃんは薫ちゃんでええやないか!

…え?

鏡介

嫌がらせにおうてても、毎日仕事頑張ってて…俺は、偉いと思うで

鏡介

普通やったら、辞めて違うとこに行くか引きこもるかのどっちかちゃう?

鏡介

だからな、薫ちゃんはじゅうぶん頑張ってる強い子や!

鏡介

そんなん、俺が一番よく知ってるんやから…

鏡介くん…っ

鏡介

あ……スマン、なんや偉そうにゴチャゴチャゆうてしもて…っ////

鏡介

でもな、頑張りすぎもええことないんやで

鏡介

だからな、辛い時はこうして俺に吐き出したらええ…

鏡介

それで薫ちゃんがちょっとでも楽になれるんやったら、俺はずっと鏡の中におったってかまへん!

鏡介くん…!!

あ、ありがとうっ…!

私…頑張るね!

絶対負けないから!

鏡介

そうや!その意気やで!!

(どうしよう…私っ…)

(鏡の中の鏡介くんに、すっごくドキドキしちゃってる…)

(だって、私にここまで優しくしてくれる男の子なんて初めてなんだもん…っ!)

(いいよね…?鏡の中の人に恋しちゃっても…)

(現実世界の男なんて、もういらない)

数日後

ただいまーっ!!

お、おかえりなさい、薫っ…

あら、今日はずいぶん帰りが早いのねぇ

治療は順調に進んでるのね?

うん、もちろんっ!

木村先生もね、「なんだか最近すごく明るくなったね」って言ってくれたんだ!

あら、そうなの…!

あ、お母さんっ、私も夕飯の準備手伝うよ!

薫…っ

今日は何作るの?

お母さんも…毎日、大変だもんね

お父さんと離婚してからは、こうして一人で仕事も家事もこなしてるんだもん…

だから、これからは私もお母さんの支えになれるように頑張るからっ!

……っ!!

お母さん、泣いてるの…?

ご、ごめんなさい…

お母さん、嬉しくってつい…!!

あなたみたいな…

…そう、あなたみたいな……娘を持てて本当に良かったって!

もう、お母さんってば大げさ!(笑)

…薫、病院の薬はちゃんと飲んでるのよね?

大丈夫、ちゃんと飲んでるよ

だから心配しないで、お母さん!

そう…よかった…っ

…ただいま、鏡介くん

鏡介

おぉ、おかえりっ♡

鏡介

なかなか部屋に戻ってけーへんから、ちょっと寂しかったでー!(笑)

ごめんごめん、お母さんと一緒に夕飯の支度してたから…////

鏡介

え、そうなん?

鏡介

さては、女子力をさらに上げようとしてるんやな?!

鏡介

それ以上女の子らしくなられたら、他の男にとられてしまいそうでヒヤヒヤするわ〜(笑)

…もうっ、本気にしちゃうよ?////

鏡介

いや、ほんまに…

鏡介

俺がこの鏡の中からそっちに出て行って、薫ちゃんのこと抱きしめられたらいいのになぁって…思うねん

えっ…

鏡介

俺と薫ちゃんが、その…

鏡介

1つになれたらいいのにな…って…

そ、それって…!////

鏡介

…うわっ、ごめん!

鏡介

ちゃうねん、エロい意味で言うたんちゃうからっ!!////

………////

鏡介

か、薫ちゃん…?

わ、私も…

私も、生身の鏡介くんに直接触れたいよ…っ

鏡介

薫ちゃん…

ねぇ、あなたはどうして鏡の中に存在してるの?

あなたは……どこから来たの?

どうしてあなたはそんなにも素敵で、私にここまで優しくしてくれるの…?!

………

扉の隙間から、母は薫の姿を見つめるのだった

………

あ、もしもし、〇〇心療内科ですか?

あの……そちらで治療中のうちの「娘」のことでちょっと、お聞きしたいことがありまして…

木村先生をお願いします…

………

医師

お電話かわりました、木村ですけども

あ、もしもし木村先生?

医師

あぁ、薫さんのお母さんですね

医師

どうかしたんですか?

あの……薫の治療はホンマに、うまくいってるんですか?

私、なんやちょっと心配になってしまいまして…

昨日もそちらで治療受けて帰ってきたんですけど、なんか様子がおかしいってゆうか…

医師

……え?

医師

薫さんやったら、風邪で寝込んでるって連絡が来て以来ここ2週間は来院してはらへんけどなぁ…

医師

そろそろ治った頃やと思って、こちらから連絡差し上げようとしてた所なんですよ

そ、そんなはずないですよ!

薫は治療のおかげで明るくなったって先生から褒められたって喜んでたんですよ?!

せやから私、嬉しくて嬉しくて…!

この子の統合失調症もいつかは完治するんやないかと思うと…っ!!

母は引き出しの奥に隠していた1枚の写真を取り出し、救いを求めるように見つめた

若い頃の自分と、一人の少年が一緒に映った写真を…

医師

お母さん…薫さんの場合はね、統合失調症の中でも重症なケースなんですよ

医師

今は投薬治療とリハビリでなんとか日常生活や仕事にも支障はありませんがね…

医師

もしも、この治療してない間に薫さんが薬を飲んでいなかったりしたら…

医師

もしかしたら、また重度の幻覚・幻聴・妄想、さらには被害妄想の症状を引き起こす可能性もあります

そんなっ…!!

医師

それに…薫さんの場合は、精神と身体の不一致が原因の統合失調症ですからね…

医師

何がキッカケで不安定な状態になるかわからないんで、じゅうぶんに気をつけてあげて下さい

は、はい…!

部屋の隅に置かれたゴミ箱の中

病院から処方された薬の束は、紙に包んで捨て去られていた

あのね、鏡介くん…

私、あなたのことが…っ

鏡介

…ちょい待ちっ!

…え?

鏡介

薫ちゃんがわざわざそんなこと言わんでも、俺にはちゃんとわかってるんや

…どういうこと?

鏡介

なんでかっちゅーたらなぁ…

鏡介

俺がな、薫ちゃん自身やからやねん

私…自身…?

鏡介

そう

鏡介

俺は、薫ちゃんの深層心理をそのまんま形にしただけの存在…

鏡介

いわば、もう一人の薫ちゃんってゆうヤツやな!

な、何を言ってるの…?

私は、私でしかないんだよ…?

鏡介

「関西弁で話す、八重歯があってヤンチャっぽいイケメン」

鏡介

…俺って、薫ちゃんの理想の男性像やろ?

う、うん…

鏡介

そして、薫ちゃんはもし「男」として生きていたらこんなふうになりたい…って、心の奥底で願ってたんや

………

鏡介

せやけど、現実ではそうやなかった

鏡介

「男」でいる自分にずっと長い間違和感を持ってた薫ちゃんは、そのうち自分自身を強く否定するようになった

鏡介

「女」そのものになりたい一心で、見た目も立ち振る舞いも女の子らしくなれるように死に物狂いで努力して…

鏡介

そして、関西弁で話す自分のことも「なんだか女の子らしくない」っていうエゴで封印した

……っ!!

鏡介

…その結果、薫ちゃんの心はバランスが取れなくなって、分裂してしまったんや

鏡介

「理想の男になりたい自分」と、「女としてしか生きていけない自分」にな…

う、うそ…っ!

バカなこと言わないでよっ!!

私は男なんかじゃない!!

女として生まれてきて、こうして女として生きてるんだもん!!

鏡介

…いっつもそうやって自分のことをごまかして、忘れて生きてきたんやろ?

鏡介

ホンマは死にたいぐらいに苦しくて、誰でもいいから助けて欲しいってずっと一人でもがいてきた

鏡介

…俺にはわかる

鏡介

だって俺は、薫ちゃんなんやからなっ!♡

鏡…介くん…!

ねぇ…私っ…

私っ…どうすればいいのぉ…っ?!

もう…ワケわかんないよっ…

やっと心の底から好きだって思えた人ができたのに…っ!!

そんなあなたが、私自身だなんて…!!

鏡介

…そんなん、簡単なことやんかっ

……え?

鏡介

俺も、心の底から薫ちゃんのことが大好きやねんから…

1つに…なろう?

バターン!

薫っ!!

母が薫の部屋に飛び込むと、床に倒れている薫が目に入って慌てて駆け寄った

──薫?!

しっかりしい薫っ!!

何があったんや?!

ん…、お母さん…?

いきなりドターッて音したから、何事や思ってビックリしたやんか!!

なんともないんやな?!

う、うん…

よかった…!!

お母さん、あんたのことが心配で心配で…っ!

木村先生にも電話で相談してたんやけど、もし薬飲んでなくて追い詰められて、あんたに何かあったらどないしようって…!!

………

……あっ…ご、ごめんなさいね薫っ!

あなたを少しでも不安定にさせないように、話し方に気をつけてたんだけど…!

ダメね、お母さんったら気が動転しちゃって(笑)

……お母さん

もう普通の関西弁で話してもええよ

……え?

それと、病院の薬ももう俺には必要ない…

か、薫っ…?

今、「俺」って…言ったの…?

俺、もう一人の自分と1つになったから…

関西弁で話す、ヤンチャで心優しい男……そんな俺のこと、心の底から好きやと思えたから…

な、なんのことやの、それ…?

あぁ、心配せんでも変な妄想やらでおかしなこと言うてるんやないで?!(笑)

お母さん、俺…

やっと、自分自身を取り戻せたような気がするねん

もちろん、今まで女として生きようとしてきた自分のことも理解してるし、受け入れたうえでな

ほ、ホンマやのそれ…っ?!

今まで俺のことで苦労かけてきて、ホンマに悪かったと思ってる…

父さんと離婚したのも、俺のことが原因やってこともわかってた…

薫っ…!

だから…

これからは、俺がお母さんのこと支えていく番や

母を振り返った薫の顔は、たくましく育った「息子」そのものだった…

数日後

店主

……ん?

店主

この鏡……確か、こないだ売れたはずなんやけどなぁ

そこに、鏡はあった

キラキラと、澄んだ光を微かに放ちながら…

店主

……そうか

店主

また誰かの苦しみを解放してあげて、ここへ戻ってきたんやな…

店主

持ち主の『深層心理を映しだす鏡』……か

店主は満足げに、鏡を見つめて微笑んだ

この作品はいかがでしたか?

40

コメント

2

ユーザー

二重の苦しみを抱えて、薫さんは大変でしたね。本当の自分になり、自分自身を好きになれて良かったです( *´︶`*)

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