ジリリリリリ!!!! 目覚まし時計の音が鳴る。
白布賢二郎
うるせぇな💢
毎朝毎朝こんなに働いてよく腹空かねぇな、とも思う、 機械だしそもそも腹とかねぇか、
白布賢二郎
なんで、生きてんだろうな
本当に、なんでなんだろうな
天童覚
お、ケンジロー遅刻?珍しいネー
白布賢二郎
すみません、少し寝坊してしまって
天童覚
ソッカソッカ〜、今度から気おつければいいよネ
牛島若利
……まぁ、いつも頑張っているからな、今回だけだぞ
白布賢二郎
はい
天童覚
良かったネケンジロー
白布賢二郎
はい
アンタは悩みとかないんだろうな…羨ましい限りだ、、俺なんて、こんなに汚いのに。
五色工
あ、先輩!
五色工
おはようございます!!
白布賢二郎
……うるせぇ
五色工
えぇっ?!
いいな、強くて、周りから好かれて、良いふうに見られてて、成績そこそこ上だし、でも、俺は違う。ずっと完璧を求められてる、先生から、親から、みんなから、お前みたいに俺も生きたい、ずるい、俺だって俺も、
天童覚
ジロ
天童覚
け……ジロー
天童覚
ケンジロー!!
白布賢二郎
ぅわっ?!?!?!
天童覚
どうしたノ?さっきからずっと元気なさそうだケド
白布賢二郎
あ、あぁ、大丈夫です、すみません
あーまじで最悪だ。
牛島若利
……白布
白布賢二郎
?はい
牛島若利
調子が悪いようだが
白布賢二郎
え?
牛島若利
腕が上手く使えてないぞ
白布賢二郎
……え、あ、すみません
腕……そうか、傷。
天童覚
……ケンジロー!
白布賢二郎
い"っ
天童覚
やっぱり
白布賢二郎
えっ
天童覚
裏行こっか
牛島若利
……
なんで、
天童覚
自分でやったの?
白布賢二郎
はい
なんでバレたんだろ
天童覚
ケンジロー
白布賢二郎
はい
天童覚
馬鹿だよネ
白布賢二郎
はい?!
天童覚
皆お前に完璧は求めてないヨ
。は?あんたに何が分かる
俺の、何が、分かるって言うんだ
白布賢二郎
アンタに、俺の何がっ!
天童覚
知らないヨー
白布賢二郎
は?
天童覚
だから、俺はケンジローの何も知らないヨッテ
白布賢二郎
っ、だ、だったらいうなよ!
白布賢二郎
完璧を求めてない?!
白布賢二郎
嘘つけ!ミスしたら。俺は
天童覚
お前に無理してまでやれなんて、誰も言ってなくなイ?
白布賢二郎
……
確かに。誰にもそんなことは言われたこと無かった。
白布賢二郎
……
ただ、俺が神経質になってただけか
大会の前だからって
白布賢二郎
す、すいません
天童覚
イイヨ
天童覚
治るまでは見学しててヨネ
白布賢二郎
はい
それじゃ、アイツにも劣る。でも
天童さんも考え無しなんじゃない。
白布賢二郎
はい、すみませんでした
天童覚
いいよ
優しいでつきで俺の頭を撫でる天童さんの顔は。優しかった
白布賢二郎
……
主
いやぁ、良いですよね
主
しらぶ君。
主
リクエストありがとうございました〜!
白布賢二郎
あざっした
天童覚
焦った〜
五色工
出番少なかった
牛島若利
俺もだ
主
ごめんね
主
今度は。あぁ、研磨だ
主
今度は研磨だから。
主
その、次?
主
いや、でも五色やったしな。
主
うん、まぁ、また今度ってことで!
天童覚
アハハ……
白布賢二郎
チッ!!
主
隠す気ないのも好きよ。
白布賢二郎
気持ち悪
主
酷い……