木葉
これは、赤葦が現世の人間だった時の話なんだけど...
赤葦、○○ 8歳
○○
あ、京治くん!
赤葦
あ、寝てて良いから!
○○
この位大丈夫だよ〜、今は凄い調子良いんだ!
赤葦
じゃあ悪化しないように安静にして!
時は幕末。
赤葦の幼なじみである少女は大層な美人だったが、 体が弱かった。
その為、昔から赤葦が彼女の家に通い詰めていたらしい。
赤葦
今日は源氏物語を持ってきたよ、何処まで読んだ?
○○
ありがとう、でも、私にばっかり構わなくてもいいんだよ?
学校にも行ってるんだし...
学校にも行ってるんだし...
赤葦
俺が来たいから来てるだけ!
それで、今日学校でさ...
それで、今日学校でさ...
心が優しく、美しい彼女に、赤葦は密かに想いを寄せていた。
それは、彼女も同様だったらしいが。
月日は流れ、7年後
○○
今日は、花火大会があるらしいですよ
赤葦
...行きたい?
○○
少し...興味があって
赤葦
じゃあ行こう
○○
え、...
○○
綺麗...
○○
...来年も、一緒に見れたらいいな
赤葦
必ず、一緒に見に来よう
○○
...
○○
そうですね
赤葦
○○!
○○
あ、...京治くん?
赤葦
体調が優れないって聞いたから...
○○
そんな事ないよ、周りが少し大げさなだけでッ
ゴホゴホッ
ゴホゴホッ
赤葦
○○...
赤葦
これを、渡したくて...
○○
これは...簪?
赤葦
街で見つけて、似合うかなと思って...
○○
...殿方が女性に簪を贈る意味をご存知で?
赤葦
知ってる...そのつもりで渡した。
○○
!
○○
嬉しい、
ありがとう...//
ありがとう...//
シュルル...
赤葦
!
○○
どう?似合う?
赤葦
似合ってる
○○
ちょっと、なんで泣いてるの笑
赤葦
え?
赤葦
ほんとだ
ぎゅ...
○○
わっ、大丈夫?
赤葦
○○が、消えてしまいそうな気がして...
○○
ちょっと怖いこと言わないでよ、私生きてるからね〜?笑
○○
(今は...だけど)
全然雨が降らないねえ...
このままじゃあ作物が育たないのぉ...
どうしようか
どうしようか
神様がお怒りなのかもしれん...
どうしようかねぇ…
神様への御供えが、必要かもしれん
お前、聞いたか?
まさか、“御供え”の話か?
聞いたぞ〜
聞いたぞ〜
なかなか残酷だよな〜俺じゃなくて超ラッキー!だけど
今回はあの子だろ、神社の子
あー、あの子?可哀想〜
○○
せっかく美人に生まれたのにな〜
赤葦
(御供え...?○○が?)
赤葦
母さん、“御供え”って何
京治が知る必要は無いわよ
赤葦
...?






