TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

俺だけが居ない街

一覧ページ

「俺だけが居ない街」のメインビジュアル

俺だけが居ない街

1 - 俺だけが居ない街

♥

162

2023年02月08日

シェアするシェアする
報告する

なんで……

なんで俺なん……

俺がおかしいん?

それとも世界がおかしいん?

誰か教えてや……

俺は いつも通り 家を出て事務所に向かった

しかし……

事務所に着くなり 俺は警察官に止められてしまった……

康二

えっ……

警察官

関係者以外立ち入り禁止です!

康二

俺、Snow Manの
向井康二なんですけど……。

警察官

そんなメンバー
Snow Manにはいません。

康二

えっ……。
あっ……社員証……

俺は警察官に社員証を見せようと

カバンの中を見るが……

社員証が見当たらない……

康二

えっ、なんでや……
カバンの中に入れたはずなんに……

警察官

ないんですか?

康二

ちょっと待ってください。

俺は スマホで Snow Manの公式ページを開いた

しかし……

俺だけの名前が書かれてなかった……

康二

なんでなん……
すいません、間違えました。

そう言って 俺はその場から離れた

目黒Side

あれ、康二遅くない?

康二って誰?

何言ってるの岩本くん
同じメンバーじゃん!?

なぁ翔太、康二って知ってる?

翔太

康二?
誰、それ……。

えっ……。

翔太

目黒、大丈夫か?

ラウール

めめ、顔色悪いよ、大丈夫?

……なんで
みんな分からないんだよ!?

辰哉

目黒、大きい声出してどうした❓わら

大介

どうしたでやんすか?

……なんで同じメンバーじゃん
なんで忘れるんだよ。

涼太

……目黒?

俺は楽屋から出ていく

亮平

……ちょっと、どこ行くの?

俺はスマホで調べた

しかし どこにも康二の名前はない……

どうなってんだ……

連絡先にも康二はなかった……

俺は電話番号を知っていた為

康二に電話をした

もしもし、康二?

康二

めめ、なんで……

よかった、康二に繋がって!

康二

めめは、俺のこと知ってるん?

当たり前じゃん!
でも……
他のメンバーは
康二のこと知らなかった……
どうなってるんだ?

康二

俺も分からへん……。
朝いつも通りに事務所に行ったら
警察官に止められて
「Snow Manの向井康二なんですけど……」って言ったんやけど
そんなメンバーは居らへんって言われて……。
社員証もな、カバンに入れたはずなんに何処にもなくて……。
またスマホで自分のこと調べたけど
どこにも俺のこと書いてなかった……

そっか……

康二

なぁ、めめ……。
俺のこと忘れてや……。

えっ……。
そんなの無理に決まってるじゃん!?

康二

お願いやから忘れてや……。

……。
なぁ康二、最後に約束聞いてくれる?

康二

当たり前やん!

康二に会いたい。

康二

……っ
ええよ。
事務所の近くの海で待ち合わせな!

分かった。

康二!!

康二

めめ……。

……。

康二

……。
めめが俺のこと覚えていて
本当に嬉しかった
ありがとうな。

いいえ。

康二

でも、俺のこと忘れてや……
その方が
めめも周りから
変な目で見られへんやろ!

俺は、そんなの気にしてない!!

康二

俺が耐えきれないんよ……。
いずれ
めめも俺のこと忘れるんじゃないかと
思うと怖いんよ。
だから……
もう、めめとは会わへん……。
だから忘れてや……。

……康二。

康二

めめ、ごめんな……。

そう言って 俺は去っていく

忘れんといてや……泣

めめだけでも覚えといてや……泣

これから俺……

どうしたらええんやろ……

俺は行き先のないまま

ただただ歩いていた

俺は連絡先を見てみた

さっきまであった めめの電話番号は消えていた

康二

……あぁ
一人ぼっちになってしもうた泣

康二

なんでなん……泣

俺は橋から身を乗り出し

飛び降りた

これでよかったんかな……?

なんで俺なん……?

ねぇ、誰か教えてや……。

この作品はいかがでしたか?

162

コメント

5

ユーザー
ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚