TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

色々

一覧ページ

「色々」のメインビジュアル

色々

1 - 初めて見る【1】

♥

5

2023年02月08日

シェアするシェアする
報告する

色々

ぺいんとさんの心

しにがみくんの心

初めは

誰かに触れた時に

自分の頭の中に流れ込んで来るように見えるモノの意味がよく分からなかった

それが数字だと認知したのは、確か幼稚園の年長の時

数字だと分かった途端好奇心旺盛だった時の僕は

触れた時に見える数字を片っ端から口に出していた

覚えたばかりの数字と誰もが持っていて

組み合わせがバラバラな数字は子供の心を強く刺激したのだろう

そんな僕の事を幼稚園の友達も先生も両親も皆不思議がってたけど

『数字が大好きなんだな』

『元気だな』

っていう印象をもって見てくれていた

けれどもそれも最初だけで

僕がずっと誰かに触れては数字を叫ぶものだから

次第におかしい奴と思われるようになってきた

触れた相手の数字が見えると言うことを伝えても誰も信じてくれない

『目立ちたくて嘘をついている』

『精神が不安定なのかな?』

と言われるようになり

最終的には両親に病院へ連れていかれた

そこで小さいながら気付いたんだ

この数字は、

僕だけにしか見えていないのだということに

だからもう誰にも言わないことにした

あと1つ分かったのは

みんな例外無く共通していて

数字は毎日必ず1ずつ減っていくということ

何のカウントダウンまでかは分からないけど

きっとカウントダウンが終わる時に何かが起こるのだと思う

そんな中学2年生の夏休み。

毎年の恒例となっている山奥の田舎にある

父方の祖父母の家に泊まりで遊びに来ていた日のこと

家族みんなでババ抜きをして遊んでいる時

僕の手札を取ろうとした祖父の指と触れた

瞬間

初めて見る

1

という数字

ということは明日は【0】になる

カウントダウンが終わる時何が起こるのだろう

14歳の僕は妙にドキドキした

この作品はいかがでしたか?

5

コメント

6

ユーザー

何となくこれかな?ってのはあるけど…続きめっちゃ楽しみ!

ユーザー

うひょーい

ユーザー

もしかして、寿命の、数?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚