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なにわ男子とお嬢様。【完結済】

第12話 - #12 なにわ男子とお嬢様。

281

2022年05月04日

#なにわ男子

#ドラマ

#恋愛含む

#創作ストーリー

雫玖ｼｽﾞｸ@サブ垢

秞良様…？

※今回の本編は道枝視点となっております。

道枝駿佑

秞良様…秞良様…っ！

俺が目を離してなければ…

そこにたまたま西畑が通りかかり

西畑大吾

ん？どうしたん、みっちー

道枝駿佑

っ…

道枝駿佑

…俺が目離した隙に秞良様がどっかに……

西畑大吾

……。

ﾍﾞﾁﾝｯ

道枝駿佑

…ｯｯ

その鈍い音は、西畑が道枝の頬を叩く音だった。

西畑大吾

何してんねん…！！

西畑大吾

そんなことしたらあかんやろ！！

道枝駿佑

っ…はい……。

西畑大吾

…とりあえず、説教よりも先に秞良様の安否や。

西畑はピンマイクを口元へ持っていき

西畑大吾

…''もしもし、西畑だ。秞良様が行方不明になった。とりあえず陛下様にパーティーの終了願いを出してその後、執事室に集合してくれ。''

イヤモニ越しに5人の困惑の声が漏れるも''了解。''という返事が返ってくる

西畑大吾

…ほら、行くでみっちー。

道枝駿佑

…はい。

パーティーは終了し全員執事室へ集合する。

藤原丈一郎

なぁ、どゆこと？秞良様が行方不明って…

西畑大吾

…それはみっちーの口から話しーや。

道枝駿佑

はい…。

先程の経緯を一通り話す。

大橋和也

…は？まじ何してんの…？

藤原丈一郎

みっちー、自分が何したかわかってる？

道枝駿佑

…分かってます。

藤原丈一郎

ほな、そんなんなること絶対ないはずやで？

長尾謙杜

…ま、まぁ説教は後にしましょ！

長尾謙杜

それより秞良様の安全第一です…！

藤原丈一郎

……。

大橋和也

……。

西畑大吾

…とりあえず、なんかみっちーは気づいてなかったやろうけど、さっき秞良様の携帯拾ったわ。

高橋恭平

暴力受けて、スマホ落としてった…？

大西流星

いや、確かにその可能性もあるけど…眠らされたってだけの可能性もあるよ。

高橋恭平

そっか…。

長尾謙杜

…あ、陛下様からメールや

長尾謙杜

…「1度なにわ男子グループは僕の部屋に来るように」

長尾謙杜

…ですって。

西畑大吾

ほな行くか。

ｺﾝｺﾝｯ🚪

西畑大吾

失礼します、なにわ男子です。

藺紅夜雅也

君らか。入っていいよ。

なにわ男子

失礼します。

藺紅夜雅也

まず聞きたいのだが…

藺紅夜雅也

秞良と最後までいた人は誰なんだ？

道枝駿佑

僕です。

道枝駿佑

…秞良様は彪様とお話しようと思ってらしたんですが、他のお方とお話しているからと、庭へと共に行きました。

藺紅夜雅也

ほう…？

道枝駿佑

その後、普通にお話をしていたんですが僕が忘れ物をしてしまって…

道枝駿佑

それを取りに行き、帰ってきた時にはもう…秞良様は居ませんでした。

藺紅夜雅也

…ということは秞良を庭に1人残したということかい？

道枝駿佑

はい…。

藺紅夜雅也

…なんてことをしてくれているんだ。

道枝駿佑

……。

藺紅夜雅也

秞良は確かに元々は普通の子だった。

藺紅夜雅也

だが今この家に来て、大事な人だということが分かるだろう。

藺紅夜雅也

だからこそ、君、そして君ら執事がいるんじゃないのか？

大橋和也

…すみません！僕も2人と一緒に付いていれば良かったのですが…。

大橋くん… わざわざ俺を庇って嘘を…。

藺紅夜雅也

…和也君、それは駿佑君から連絡を貰ったのに行かなかった…ということか？

大橋和也

ぁ…いえ、連絡は貰っておりませんが…その時僕は仕事を既に終わらしており、暇を持て余していたので…。

…ほんと俺って何してんだろ。先輩にここまで迷惑かけて

藺紅夜雅也

…ならば、和也君は悪くない。

大橋和也

……。

秞良様にまで迷惑… それに命の危機にまで…。

藺紅夜雅也

…一方的に駿佑君を攻める訳でもないし、少し言葉が悪いが、

藺紅夜雅也

これは駿佑君が「秞良から1度離れるから来て欲しい」くらいの連絡は他の執事に連絡すべきではなかったのかなと思うね。

道枝駿佑

はい…陛下様の言う通りです。

道枝駿佑

僕が「すぐ戻るから大丈夫だ」というダメな判断をしてしまったが故に起こった事故です。

道枝駿佑

……。

やっぱり…俺は…

道枝駿佑

…僕だけ秞良様の元から執事を外してもらっても構いません。

道枝以外

…？！？！

藺紅夜雅也

…そういう話は後でしよう。今は経緯を聞きたかっただけだからね。

藺紅夜雅也

とりあえず、君ら7人は敷地内を探してくれ。

藺紅夜雅也

警察にも捜索願いを出しているから、敷地外は警察に任せよう。

なにわ男子

了解。

なにわ男子

失礼しました。

陛下の部屋を出て、廊下にて。

ﾄﾞﾝｯ

その音は、藤原が道枝の肩を押し道枝が壁に当たった音だった。

藤原丈一郎

失態犯しといて…さっきの発言はなんやねん！？

藤原丈一郎

「俺だけ秞良様の元から話してもらってもいいです」って…

藤原丈一郎

何考えとんねん！！

西畑大吾

ちょ、落ち着けって…

藤原丈一郎

落ち着けるわけないやろ！！

藤原丈一郎

確かにこんな失態犯したら立ち直られへんし、俺だってこんなことしたら辞めたなるわ。

藤原丈一郎

でも、今までそんなことあってもこの7人で乗り越えてきたやんけ！！

そうだ…

藤原丈一郎

なんで俺らを頼らんねん！！

俺はいつも1人で行動してしまうんだ…

「すぐ戻るから大丈夫だ、と思った」…

確かにそうだとも思ったけど

皆の仕事の邪魔をしちゃいけないと思ったんや…

藤原丈一郎

なんでいっつも俺らを頼らんねん…

藤原丈一郎

そんな、俺ら頼りないか…？

道枝駿佑

…っ、

道枝駿佑

そんなことは思ってない！

高橋恭平

…じゃあなんで俺らに連絡はせやんかったん？

高橋恭平

普通思うやろ、秞良様を1人で残したらあかんって

道枝駿佑

……。

道枝駿佑

…みんなの仕事の邪魔しちゃいけんって思っとった……。

道枝駿佑

これは俺が任された仕事なんやって…

西畑大吾

…逆にそんな時に仕事の邪魔されて怒るやつおると思うか？この6人に。

道枝駿佑

……。

長尾謙杜

…みっちー、1人で抱え込みすぎなんよ

長尾謙杜

もっと僕らを頼ってや！

大西流星

みっちーが思ってるより、僕らは頼れるやつやと思うで？

大橋和也

そうや！俺らは凄い人らやで！

藤原丈一郎

…そこまではゆっとらん…。

大橋和也

えぇ…！？

藤原丈一郎

…ははっ、こんな奴らやけど

藤原丈一郎

頼まれたもんはちゃんとする人らやから、

藤原丈一郎

…いつでも俺らを頼りーや。

道枝駿佑

…うん。

道枝駿佑

…ありがとう、みんな。

道枝以外

おう！

大西流星

さ、はよ秞良様助けに行くで！

なにわ男子

お〜！！

藤原丈一郎

さ、俺は秞良様の部屋を軸にその辺探すわ。

高橋恭平

俺は、大広間らへん。

長尾謙杜

僕は、倉庫ら辺！

西畑大吾

俺は、図書室らへん行くかな。

大西流星

じゃ、僕と大橋くんで別館いこか。

大橋和也

おう！

藤原丈一郎

…みっちー、庭探してくれるか？

道枝駿佑

…うん！まかせとけ！

長尾謙杜

ふふっ、任せましたよ！

西畑大吾

じゃ行くぞ。

おう！！！！！！

なにわ男子とお嬢様。【完結済】

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ゆらどこ行ったの～⁉　心配だ......(*´･ω･) なにわのみんな頑張れ！私も家の周り探したけどいなかった((殴ごめんなさい、ふざけました

続き待ってます！

雫玖ｼｽﾞｸ@サブ垢

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