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そんなこんなで、 わたしはお兄さんのお家にお邪魔することになった。
お兄さん
彼は取り出したタオルでわたしの前足を包みこんだ。
わたし
お兄さん
彼は身じろぎするわたしを優しくなだめ、手際よく四肢を拭いていく。
わたし
お兄さん
彼は甘い笑顔でいい子いい子とわたしを撫でる。その心地良さにうっとりとしてしまう。
わたし
お兄さん
わたしは彼に誘われ、玄関からリビングへと足を進め...
ようとしたときだった。
わたし
わたし
お兄さん
お兄さん
わたし
わたし
お兄さん
わたし
外にいたときは痛みに気づいていなかった。 かろうじて少しは歩けるものの、自由に動き回ることは難しい感じだ。
お兄さん
わたし
お兄さん
わたし
わたしを抱っこしたお兄さんは、 リビングへと向かった。
お兄さん
わたし
お兄さんは一人暮らしのようだ。 モノトーンで統一された、素敵なワンルームが眼前に広がっている。
わたし
ローテーブルの上には何やら難しそうな資料が山積みになっている。
お兄さん
わたし
わたし
わたし
お兄さん
彼は資料を一枚手にとって わたしに見せてくれる。
わたし
わたし
お兄さん
お兄さん
彼はわたしの頭に顎をすりつけてもふもふを堪能している。
お兄さん
お兄さん
お兄さんはわたしをソファー兼ベッドの上に下ろし、キッチンへと向かった。
わたし
お兄さん
お兄さん
わたし
わたし
わたしはお皿の水に口をつけた。 ずっとシフトに入っていたから、 水分補給は久しぶりだ。
お兄さん
わたし
お兄さん
お水を堪能しているうちに、 彼は目にも止まらぬ速さで玄関へ消えていった。
わたし
わたし
ドッグフードが必要なのだ。
数分後、彼は息を切らしながらコンビニの袋を片手に帰ってきた。
お兄さん
わたし
わたしは尻尾をちぎれんばかりに振って彼に視線を送る。
お兄さん
お兄さん
わたし
わたし
わたしは彼に差し出されたドッグフードにおそるおそる鼻先をつけた。
わたし
わたし
美味しい! カリカリじゃなくて缶詰めみたいなフード。やみつきになりそうだ。
わたし
お兄さん
お兄さん
わたし
わたし
改めて、そう認識する。
わたしの大学は?バイトは? どうなるんだろう。
わたし
わたし
お兄さんのそばにずっといたい。 その思いのほうが強かった。
わたし
無論、わたしも試験ラッシュとバイト先の繁忙期で疲れていた。
わたし
お兄さん
とりあえずいま分かることといえば...眠気に勝てなさそうだということだ。
わたしは絶品フードを食べかけのまま、深い眠りに落ちていった。