SCPをのんびりご紹介〜❗️

さて、今回はリクエストいただいてるSCPの紹介だ〜

リクエストくださったのは「夢ケケの部屋」さん、ありがとうございます❗️

というわけで今日紹介するSCPは
SCP-3519　静かなる日々

オブジェクトクラスはKeterだ

まぁ名前はな…

このSCPもちょっとややこしくてな
私の独自解釈等を交えて解説してくぞ

SCP-3519は印刷物・視覚メディア・聴覚メディアにおける複数の媒介物によって拡散するミーム汚染だな

あぁ、そうか今までミームって単語は使って無かったな

一応天下のWikipedia様では
「ミームとは、人類の文化を進化させる遺伝子以外の遺伝情報であり、例えば習慣や技能、物語といった人から人へコピーされる様々な情報を意味する科学用語である」

となってるが、ぶっちゃけややこしいからふわっと理解してくれればいいかな

そしてミーム汚染ってのは自分が認識している常識が塗り替えられるって事だと思ってくれればいい

まぁとりあえず解説してくぞ

SCP-3519のミーム汚染の内容は
「2019年3月5日に世界の終わりが来る、その前に自殺するのが望ましい」ってものだ

まぁそんな感じに思ってくれればいいな

もっと言うなら「その日までに自殺しよう」って強迫観念に駆られてしまう

そしてこのSCPのやばいところは最初に言ったように
印刷物・視覚メディア・聴覚メディアにおける複数の媒介物によって拡散する

つまり、テレビ、ラジオ、ネット、SNS、なんなら風の噂程度の聞いた話でも即感染する

まさに、人の口に戸は立てられぬだ

ただ、感染した人が信じるどうやって世界が終わるかって言うのはバラバラで

宗教における救世主的な人物の出現、破壊的結果を及ぼす天文学的事象、自然環境の壊滅、技術的特異点、現実不全イベントなどの発生等様々なものだ

うん、その通り

そして感染した人は初期の症状として、
天啓を受けたと主張する、千年王国説を信じ始める、自殺念慮を見せるといった傾向を示し始めるたらする

自殺は相当数の症例において初期感染の数週間後に発生しているが、
調査する人も感染の危険性があるためデータの収集が困難で正確な統計情報は入手できなかった
ただ、感染してから40日以上生存している感染者は存在していなかったそうだ

なくはない、3月5日が来ても世界は絶対に終わらないといった強い意志を持つことだ

本当にそう思うか?

仮にテレビでこの話題見たとする、その時は馬鹿らしいと抵抗できても自分以外の人が感染して

どんどん周りがそれを信じて自殺が起こったり、その話をする人が増えていく状況で自分だけその意思を持ったままでいれるか？

それこそ人里離れた山奥で人や外の情報に触れず野生動物と変わらない生活してるとか無人島に1人きりでいるしか逃れる方法は無い

ここからは財団に残されたタイムラインとその時世界で発信されたメディアやメールなどを紹介する

18/12/05:ジョージア州ボガートから発信されているAMラジオ放送 “フィフティ・デイズ”に最初のSCP-3519実例を検知する。
当初、これは一般的な黙示録の信念、並びに福音派の宗教放送における終末論的な予言との類似性によって無視された。

18/12/24: ボガートにあるアンドロメダ座教会の信徒17名が、フェノバルビタール(鎮静剤)の過剰摂取で死亡しているのが発見される。

18/12/25: ボガートでの死者のニュース報道は、国際的なメディアを通じて取り上げられている。
財団のミーム分析は、類似するカルト宗教団体の自殺に関する報告と比較して異常なほど同情的な報道に着目する。

18/12/28: 大手の報道発信局は、一面見出しに“クリスマス・イブの惨事”を掲げて活動している。

ここで、その翌日に放送された情報番組を紹介する

18/12/29、CNNの報道番組、“アンダーソン・クーパー360°“より抜粋:
アンダーソン・クーパー: 「それで、その予言というのはどの程度信用できるものなんですか？」
ケリーアン・コンウェイ: 「ホワイトハウスとしては、これは非常に信頼性のあるものと考えています。信用できる情報源が複数、世界が3月5日に終わりを迎えるかもしれないと語っています。」

ニール・ドグラース・タイソン: 「全く以て馬鹿げていますな。これは2012年のいわゆるマヤの黙示録、或いは90年代に起こったヘヴンズ・ゲートの信者たちによる集団自殺のような事件でしかないのです。」
カレラ大司教: 「我々は最近、アステカ司祭の秘密結社が現代社会においてマヤの予言に取り組み続けていたという証拠を明らかにしました。それらの予言は、終末を来年の3月5日に再計算したという事でした。我々はこれが聖ヨハネの予言と一致しているのではないかと感じているのです。」

コンウェイ: 「そうです、教会も我々の情報ソースの一つでした。テノチティトラン亡命政府の特使も同様でして、貴方も今朝のTwitterでご覧になったように、大統領と連絡を取り合っています。」

画面には当日の朝の大統領のツイートが表示される。“アステカの特使から3/5に世界が終わると聞かされた。何と怖ろしい！”

18/12/30: インドのカリャンコットで300人以上の集団自殺が発生

19/01/02: 関連する自殺は17ヶ国で2600人以上に拡散している。感染がSCP-3519に指定される。ワタナベ・ノリ博士が主任研究員に着任。

19/01/15: リチャーズ司令官より、SCP-3519の幾何学的拡散に直面している検疫の努力が完全な失敗に終わったという報告が入る。

19/01/19: 自殺率は世界人口のおよそ1%まで増加している。この危機に対する国際的認識は、SCP-3519の妥当性に関する信念の広範な拡散によって妨げられている。

19/01/28: 感染者の自殺率は約30%増加。現在の死亡統計は検証が不可能。主流派キリスト教徒、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒、仏教徒の間において亜種の存在が確認される。

19/01/29: 財団が実用的なSCP-3519対抗ミームのプロトタイプを報告。

そうだな

さぁ、どうだろな？
とりあえず続きを話すぞ

19/01/30: ローマ教皇フランシスコがSCP-3519関連自殺のための教皇特免を発布しようとする。エージェントが現地で教皇を拘留、隔離している。

19/01/31: SCP-3519に感染した工作員が教皇特免の噂を報道陣にリークする。

19/02/01: 自殺率は世界人口の2%に上っている。SCP-3519関連の殺人事件、特に子供の関与するものに関しての信頼性のある報告が表面化し始める。世界各地の公衆衛生とインフラが大量死の影響を受けている。

19/02/06: 自殺による死者は最低でも2億5千万人であり、さらに1億人が疾病や必須サービスの喪失で死亡または瀕死と推定される。財団サイトは、世界的に職員数が10%低下したと報告している。

そう言う事だな、そして財団も職員数の低下でかなりのダメージを受けている

既に世界的な問題となる中で自殺パーティーが各地で開催されてると思われる招待状を紹介する

招待状 19/2/12
地球上でのラスト・ダンス
場所: ████ █████ ██の屋根の上！
日時: 19/02/14、午後1時から午前1時まで
地球最後のバレンタインを一緒に祝おう。ホームバーと生演奏アリ！ 仮装してきてもいいです。飲み食いしたい物は何でも持って来て。コンドームが嫌なら捨てちゃえ、これでお終いなんだから、ハハッ。バレンタインの後にチェックアウト予定なら、零時には帰る事を考えておいてね。午前1時になったら高圧電線を落としてヴァルハラ逝きの電撃をブチかますのでプールに集合だ。それとウチは30階建てだからクスリがお好みなら寝る場所は沢山あるよ(真夜中過ぎまで待ってネ)。

死ぬ前にはっちゃけたくなったんだろうな…

19/02/19: 協定世界時10：00頃、イスラエルとイランの間で限定的な核兵器の撃ち合いが勃発。
加えてイスラエルの兵器は幾つかの他の湾岸諸国も標的とした。
死者の総計は不明。
国連の緊急措置によって世界的核戦争は回避され、関係者は結果を確実にするために異常な強制手段を用いたと伝えられる。

19/02/20: ワタナベ博士の死に続き、マリレッツ・カーク博士がSCP-3519プロジェクト主任に昇進する。

19/02/23: 遂に対抗ミームについての返事が来た。なんでも“現場で適切な媒介メディアに挿入することが不可能と判明”したそうだ。u-4は兵器化版のミームに取り掛かっているはずだが、私たちのメールに返事をよこさない。彼らには急いでもらわないと、適切な媒介メディアが残らなくなってしまう。

19/02/26: 世界的メディアの大部分が沈黙している。財団サイトからの報告は矛盾している。エリア-055の職員数名は、自殺遺書でSCP-3519に感染してないと主張している。収容下の知的SCPが何匹か自殺していると噂されている。SCP-3519割当の者は誰一人、これを確証・否定する権限を持っていない。

19/02/27: プロジェクトSCP-3519はエリア-055の悪化してゆく衛生状態と施設劣化を回避するために隔離地点へ移動した。カリフォルニア州ビショップに近い放棄されたキャビン。財団システムへの衛星アップリンクアクセスは手付かずであることが確認された。食料と水はたっぷり持参してある。

19/02/28: 次席研究員のローリー・ジョーンズ博士がSCP-3519プロジェクト主任に昇進。

お察しの通り前任者も自殺している

19/03/02: 今日マリレッツを埋葬した。

19/03/04: サイト-42のデサイ博士とのコンタクトが途絶。他には誰も応答しない。

19/03/05:

19/03/06: いい天気だ。

そう、このSCPはあくまで「2019年3月5日に世界の終わりが来る、その前に自殺するのが望ましい」という情報を植え付けて自殺させるだけのもの

つまり、3月5日を生き延びて6日になればそれはただのバカ話だった事になる

ただ、タイムラインの内容から察するに3月4日の時点で財団はほぼ壊滅している

それどころか一般人もほとんど死に絶えてる

3月6日を迎えジョーンズ博士はミーム汚染から解放されたが

そこに残ったのは自分以外生きているもののいない静かな世界だけだった…

さっきも言ったように3月5日を越えればSCP-3519は無力化される
今は既に無力化された日になってるが世界中の人間はほとんど死んでしまってる

さっきミヤが言ったように世界は崩壊した、だが私は以前に世界が崩壊したもしくはしそうな時に使われるSCPの話をしたよな？

うむ、あれが起動されて3月6日以降で復活した人々はSCP-3519の影響を受ける事はない

んー、あってるようであってないな

まぁここからは違うSCPが関わってくる
話になるから今日は遅いしもう寝よう

続きは明日だな

まぁ今生きてるからいいじゃないか〜

んじゃ、おやすー

よーし、よしよし

ー！！

リクエストに静かなる日々がきた時点でお前は絶対紹介しないといけないもんな

！！

大丈夫、頑張って紹介してやるからな

ん？こいつは次回紹介する私達の英雄だな