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「明日はきっと明るい。」

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「明日はきっと明るい。」

1 - 「明日はきっと明るい。」

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2019年04月29日

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短編集 第3弾

「明日はきっと明るい。」

私は家に帰ってテストを親に渡す。

今日の点数は86点。

昨日より上がった。

下がってはいないから殴られないはずだ。

パンッ!

真美−マミ−

…え?

お母さん

あんたって子は!どうして、点数を10点くらい上げられないの!?

真美−マミ−

…。

お母さん

黙ってないで、うんとかすんとか言いなさいよ!

真美−マミ−

…ごめんなさい。

真美−マミ−

…でもっ!

お母さん

でも、じゃないわ!親に言い訳するなんて!家から出ていきなさい!

真美−マミ−

え…

お母さん

「え…」じゃないわ!早く出ていきなさい!!

真美−マミ−

…はい。

今は冬だ。

それに気温は3℃。

コートもない。

私はただ橋の上で立っている。

30分経った…

夜ご飯も食べていない。

友達もいない。

このまま死んでしまえばいいのだろうか?

こんな辛い人生嫌だ。

よし、死んでしまおう。

靴を脱いで、橋の手すりに立った。

きっと明日は明るい未来だよね。

生まれ変わって、また会おう。

さようなら。

END

ミニ解説

真美は学校でいじめられ、家では暴力を振るわれていた。

自殺して、明るい未来を望みながら生まれ変わる。

次回予告!

「君だけは。」

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