短編集 第3弾
「明日はきっと明るい。」
私は家に帰ってテストを親に渡す。
今日の点数は86点。
昨日より上がった。
下がってはいないから殴られないはずだ。
パンッ!
真美−マミ−
…え?
お母さん
あんたって子は!どうして、点数を10点くらい上げられないの!?
真美−マミ−
…。
お母さん
黙ってないで、うんとかすんとか言いなさいよ!
真美−マミ−
…ごめんなさい。
真美−マミ−
…でもっ!
お母さん
でも、じゃないわ!親に言い訳するなんて!家から出ていきなさい!
真美−マミ−
え…
お母さん
「え…」じゃないわ!早く出ていきなさい!!
真美−マミ−
…はい。
今は冬だ。
それに気温は3℃。
コートもない。
私はただ橋の上で立っている。
30分経った…
夜ご飯も食べていない。
友達もいない。
このまま死んでしまえばいいのだろうか?
こんな辛い人生嫌だ。
よし、死んでしまおう。
靴を脱いで、橋の手すりに立った。
きっと明日は明るい未来だよね。
生まれ変わって、また会おう。
さようなら。
END
ミニ解説
真美は学校でいじめられ、家では暴力を振るわれていた。
自殺して、明るい未来を望みながら生まれ変わる。
次回予告!
「君だけは。」
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