ヒロトは小学6年生の12歳だ
ヒロト
あ〜、テスト大丈夫かな?
ヒロト
自信ないよ〜...
ヒロト
ん?
ヒロトが帰り道を歩いていると、麦わら帽子を被った男の子が赤なのに、交差点を歩いていた
ヒロト
え?
ヒロト
あの子、何をやっているんだ…?
男の子が交差点をゆっくり、歩いていると、右側からトラックが走ってくる
ヒロト
あ!危ない!
ヒロトは思わず、交差点に飛び出そうとしたが
オトコノヒト
辞めておけ
高2くらいの、男の人がヒロトの腕を掴みながら言う
ヒロト
離してよ!
オトコノヒト
いいから、見てろ
ヒロト
え?
ヒロトは男の子の方を見た
すると、トラックは男の子にぶつかった
ヒロト
あ!
だが、
ヒロト
え?
どういうわけか、トラックが男の子にあたった瞬間、男の子がスっと消えたのだ
オトコノコ
チッ
男の子の、舌打ちがヒロトの耳に聴こえる
ヒロト
どういうことなの?
オトコノヒト
ほら、見ろ
オトコノヒト
みんな、ああやって事故にあっていたんだ
ヒロト
確かに…
ヒロト
最近、人が交差点に飛び出す事故が、相次いでいた…
ヒロト
だけど、みんな車にひかれた人達は何故か、
ヒロト
「男の子がひかれそうになっていたから、助けようとした」って、
ヒロト
言っていた…
ヒロト
………
オトコノヒト
お前も、ひかれそうになっていたぞ?
ヒロト
あ、ありがとうございました!
オトコノヒト
ああ
オトコノヒト
でも、よかった
オトコノヒト
また、俺みたいな、
オトコノヒト
犠牲者を増やす訳にはいかないからな
ヒロト
え?
男の人はそういうと、ゆっくりと消えていった