ネット

桃くん視点

ピロンッ

通知の音がして、 自分の、スマホの画面を見る

思わず、本音が漏れる それは、最近ネットで知り合ったりぃぬのツイート 一回あった彼は、可愛らしい顔立ちに きれいな声をしていた そんな彼に自然と、惚れていった

ところで、人を振り向かせる方法 なんて、フォロワーに聞くのは 自分が恋をしたときくらいだろう、 明らかすぎる、言い訳の文章 こんな、でかいため息が出るのも、当たり前だ でも、本当に友達のことなのかも しれない そんなことない、 と分かっていても、無理やり自分に言い聞かせる

あまりにも、急な連絡に驚き 体が固まる

彼の容姿やストイックな性格からは、 想像出来ない 可愛らしい文章

こんなことにも、キュンとした 嬉しくなった

ぴんぽーん

嬉しくて、頬が緩む

がちゃ

やっぱり、かっこいい

何だか、元気がないな、 どうしたんだろ？ もしかして、俺何か気に障るようなこと　しちゃたかな？

ｺﾄｯ

いや、気まずいっ！

普段とは、違う。 ぴりっとしたこの空気、 子供のときから、好きじゃなかった

圧をかけられながら言われたその言葉 何で、バレてるんだ？

嘘をつきながら、 彼のことなんて見れなくて ふいっと、顔をそらす

俺が言いたいことを言ってきた さとみくん まさか、さとみくんから言ってくれる と思ってなくて、 びっくりして、変な声が出た

がばっ

どこまでも、俺の心を振り回す 君が愛おしくてこの先も ずっと隣にいたい

回想シーン

あ、めんどくさいかな、 さとみくん、めんどくさい子 嫌いっていってたもんな、

ちゅ