テラーノベル
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夕暮れ時、オレンジ色の光が差し込む教室。心は机に座り、スマホをいじっている。その隣で、渚が心配そうに顔を覗き込んでいる
渚
心
渚
心
分かってる。渚は悪くない。 俺を心配してくれてるだけだってことくらい。 でも、こいつの「献身」が時々、無性に鼻につく。 どうせこいつは、俺が何を言っても離れていかない。 その安心感が、俺を傲慢にさせていた。
渚
心
渚
心
渚の目から、ぽろりと涙がこぼれる。でも、声は出さない
渚
心
渚は力なく笑って、教室を出て行った。 どうせ明日には、「昨日はごめんね」って、またお菓子か何か持ってくんるんだろ。 ……そう思っていた。
心はベッドに寝転び、渚にメッセージを送る
心
……しかし、いつまで経っても【既読】がつかない
心
駅前に渚の姿はない。教室に入っても、渚の席は空席のまま
心
心
担任
心
嘘だろ。 昨日まで、隣にいたのに。 慌ててスマホを取り出し、渚のアイコンをタップする。
【画面の表示】 「このユーザーは存在しません」 「メッセージを送信できませんでした」
心
心
渚……
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