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シャケが女装...可愛い‼︎ 黒髪 ショート 貧乳 俺の性癖にストライクショット☆
此処は特殊部隊ワイテルズの本拠地。
Nakamu
Broooock、シャークん、きんとき、きりやんが待つ会議室にNakamuとスマイルが遅れてやって来た。
ワイテルズとは、警察では対処出来ない凶悪犯の捕獲や潜入調査を行う秘密組織である。
きりやん
Nakamu
スマイル
Nakamuに指名されたスマイルが一枚の写真をテーブルに置く。
スマイル
シャークん
きんとき
Nakamu
シャークん
Broooock
きりやん
Nakamu
ニッと楽しそうに笑うNakamuに引き替え、スマイルは顔色一つ変えずに説明を続ける。
スマイル
シャークん
スマイル
Nakamu
スマイル
きんとき
Broooock
Nakamu
Nakamuが指を鳴らし頷くが、Broooockの意見にきりやんは腑に落ちない顔をした。
きりやん
きんとき
きんときも顎に手を当て首を捻る。
その様子を見てスマイルが口を開いた。
スマイル
Broooock
スマイル
そう言うとスマイルの目がシャークんに向けられる。
シャークん
スマイル
シャークん
明らかに嫌そうな顔をするシャークん。
しかしNakamuはやはり楽し気に笑った。
Nakamu
シャークん
Nakamu
シャークん
Nakamu
嫌だ嫌だと別の道を提案するも、納得のいく理由で悉く却下され、シャークんの口からは何も出なくなってしまった。
Nakamu
シャークん
スマイル
スマイル
きりやん
ノートパソコンを開きカタカタとキーボードを叩く。
きりやんがハッキングしている間も作戦会議は止まらない。
きんとき
Nakamu
Broooock
Nakamu
Broooock
作戦を共有し最終確認まで終えた頃、きりやんの手が止まり眼鏡をクイッと押し上げた。
きりやん
シャークん
きりやん
こうして作戦開始までの準備が始まった。
ー3日後ー
Broooock
個室で待機していたシャークんの元に衣装担当のBroooockがやって来る。
その手には赤い生地に黒のレースが着いたドレスが。
シャークん
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
中々進まない着替えにBroooockが手を貸し、背中の紐を引っ張るとシャークんが小さく唸る。
シャークん
Broooock
シャークん
Broooock
紐を結び頭から爪先までを眺めBroooockは満足気に頷いた。
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
何だか嬉しそうなBroooockと顔を顰めるシャークん。
そこにコンコンコンと扉がノックされた。
きんとき
Broooock
扉を開けて入って来たのは化粧担当のきんとき。
ドレスに身を包んだシャークんを見ておぉ、と声を漏らす。
Broooock
きんとき
Broooock
シャークん
きんとき
シャークん
言い合いながらもきんときに背を押され化粧台の前に座る。
台に並べられていく化粧道具にシャークんは不安で一杯だった。
シャークん
きんとき
シャークん
Broooockの笑い声が部屋に響く。
きんとき
シャークん
きんとき
Broooock
きんとき
プンプンと怒ってはいるがコットンに化粧水をつけてメイクを開始する。
きんとき
シャークん
Broooock
シャークん
きんとき
Broooock
きんとき
シャークん
Broooock
シャークん
きんとき
シャークん
ファンデーションを重ね、女性らしい目にし、薄ピンク色のチークを乗せて、最後にリップを塗る。
きんとき
Broooock
きんとき
スマイル
シャークん
Nakamu
いつの間に入ってきたのか靴担当のスマイルとヘアスタイル担当のNakamuが鏡に映るシャークんの顔をまじまじと見つめていた。
シャークん
Nakamu
スマイル
正面まで回り込んだスマイルは片膝を床に着けシャークんの足を取る。
持っていた箱の中には黒いハイヒールが入っていた。
Broooock
スマイル
スマイル
シャークん
スマイル
Broooock
スマイル
Broooock
シャークん
きんとき
と話していると、Nakamuがシャークんの髪に水を噴きかけた。
Nakamu
敢えて櫛を使わずにスプレータイプのスタイリング剤を手で揉み込んでいく。
すると何時もよりふんわりと柔らかい印象を与えた。
Nakamu
シャークん
Nakamu
髪のセットを終わらせると最後に赤いカチューシャを頭に着ける。
Nakamu
シャークん
Nakamu
きんとき
Broooock
スマイル
キャッキャとはしゃぐ3人とため息をつくシャークんを残し、スマイルは装飾担当のきりやんの元へ向かった。
きりやん
きんとき
シャークん
Nakamu
Broooock
スマイル
きりやん
スマイルに促され取り出した物をシャークんの首に着ける。
Nakamu
きりやん
きりやん
シャークん
Broooock
きりやん
きんとき
Nakamu
きりやん
シャークん
きりやん
Nakamu
きりやん
Broooock
スマイル
シャークん
きんとき
見た目も声も女性らしくなり、潜入開始まで残り二時間半。
Nakamu
きんとき
スタッフに変装したきんときがダンボールを乗せたカートを押し乗船する。
きりやん
きんとき
きりやん
スマイル
搭乗ゲートには上品な紳士、貴婦人が列をなしていた。
男性の目を引くシャークんの隣でスマイルが中折れ帽を被りステッキを握る。
きりやん
シャークん
スマイル
きりやん
シャークん
きんとき
きんとき
誰にも怪しまれることなく食品倉庫まで運んで来たダンボールを開けると、ずっと中に隠れていたNakamuが顔を出す。
Nakamu
きんとき
Nakamu
きりやん
了解と口を揃えて返事をしたNakamuときんときはスタッフのふりをして倉庫を出た。
見つけた監視カメラには偽映像を流す細工をし、ガードマンの配置や人数を全員に共有する。
Nakamu
Broooock
ゴージャスな内装をパソコン越しに見て今まで大人しかったBroooockが声を上げた。
きりやん
Broooock
きりやんと2人で乗っているモーターボートが小さく揺れる。
きりやん
Broooock
きりやん
Broooock
スマイル
丁度十分後、スマイルから通信が入った。
Broooockがスナイパーライフルのスコープで搭乗ゲートを覗くとスタッフと会話をする2人が見える。
スタッフ
スマイル
スタッフ
スマイル
シャークん
スマイルが受け付けを済ませシャークんの腰を引きエスコートする。
スマイル
シャークん
スマイル
スタッフ
シャークん
ゲートを潜りいよいよ全員が持ち場に着いた。
18時50分
レストランは多くの乗客達で賑わっていた。
どうやら立食パーティーの様でスタッフがシャンパンを乗せたお盆を持って会場内を回っている。
スマイル
そんな中でスマイルはある小太りな男性を目で指し示した。
スマイル
きりやん
スマイル
シャークん
きりやん
きんとき
きりやん
きんとき
隅に設置されたシャンパンが並ぶテーブルからお盆を取り、スタッフのふりをしてピッグに近づくきんとき。
きんとき
ブルトン・ピッグ
ピッグがシャンパンを手に取る瞬間。
その一瞬の隙をついて彼に盗聴器を仕込む。
きんとき
きりやん
きりやんがパソコンを操作しながら右下に表示されている時間を見る。
きりやん
Nakamu
Broooock
Nakamu
Broooock
Nakamu
きりやん
レストランの優雅なBGMが明るいジャスに代わり、マイクを持った男、ブラック・ウォーディンが姿を現した。
ブラック・ウォーディン
会場が拍手に包まれる。
それと同時にBroooockがスナイパーライフルのトリガーを引き、Nakamuは操舵室へ走った。
甲板に居た3人のガードマンは反応することも出来ないまま崩れ落ちていく。
Nakamuは操舵室の扉をそっと開き催眠ガスの入ったスプレー缶を転がした。
Broooock
Nakamu
きりやん
裏で船の舵を乗っ取られたとも知らず、ブラックは小粋なトークを続ける。
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
スマイルの視線の先には金色のすらっとしたドレスを身に纏う女性が笑みを浮かべて立っていた。
シャークん
スマイル
きりやん
シャークん
スマイル
きりやん
スマイルがスタッフからシャンパンを受け取り女に近づいて行く。
そして、態と彼女にぶつかりグラスを傾けた。
謎の女性
スマイル
謎の女性
女は驚いた顔をしたが直ぐに冷静さを取り戻し薄く笑う。
スマイル
謎の女性
スマイル
謎の女性
空になったグラスをテーブルに置き、2人でレストランを後にする。
そんな一部始終を見ていたシャークんは感嘆とも呆れとも取れる息を吐いた。
シャークん
きりやん
シャークん
Broooock
きりやん
シャークん
きんとき
気づけばブラックは挨拶を終え、レストランを出て行く所だった。
薬の取り引きをする為に自室へ戻るのだろう。
きりやん
Nakamu
きんとき
きりやん
シャークん
シャークんは大きく深呼吸をし、ブラックの後を追った。
ブラックの部屋の前にはレストランで彼の傍を片時も離れなかったボディーガードが立っていた。
シャークん
ボディーガード
断られる事は想定済み。
だがそれを覆す言葉なら持っている。
シャークん
ボディーガード
ボディーガードは扉を開け部屋の主と幾つか言葉を交わすと中へ入るように促した。
ボディーガード
シャークん
ブラックは正面のソファーに座ってワインを飲んでいた。
ボディーガードが一緒に部屋に入り扉を閉める。
ブラック・ウォーディン
シャークん
ブラック・ウォーディン
シャークん
招かれるまま向かいのソファーに腰掛け注がれたワインに礼を言う。
ブラック・ウォーディン
シャークん
ブラック・ウォーディン
シャークん
ブラック・ウォーディン
シャークん
ブラック・ウォーディン
シャークん
ブラック・ウォーディン
ブラックが値踏みする様にシャークんを見る。
じっくりと全身を眺めると笑みを深めた。
ブラック・ウォーディン
ブラック・ウォーディン
立ち上がったブラックは近くの本棚へと近づく。
そして大きさが揃っていない本を並び替えると何かが開く音がした。
スマイルは女性と共に客室の廊下を歩いていた。
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
互いに互いの腹を探り合うような会話をし、彼女の部屋に辿り着く。
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
部屋の鍵を開けたハニーは鍵穴から引き抜いたそれをスマイル目掛けて振りかざした。
しかしそれを左手で往なし今度はスマイルがハニーの首目掛けて手刀を繰り出す。
ハニーは後ろ手でドアノブを捻り部屋に入ることでそれを避けた。
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
ハニーは何処に隠し持っていたのか指で針を弄っていた。
ハニー・バイパー
スマイル
スマイルが持ち歩いていたステッキに手を滑らせる。
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
ハニーが針を飛ばし、スマイルが刃でそれを弾いた。
いくら防がれてもハニーは攻撃の手を緩めず、壁や床に針が刺さっていく。
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
ふとスマイルの動きが止まった。
いや、止められた。
ハニー・バイパー
ハニーが放つ針には細く透明な糸が付いていた様だ。
針金の様に丈夫で簡単には抜け出せそうにない。
スマイル
ハニー・バイパー
スマイルの手から杖を奪い取り、ハニーは目を細めた。
きんときはピッグを追ってプレイルームに来ていた。
フロアを見回るふりをしてピッグを見張る。
ボディーガード
ブルトン・ピッグ
ボディーガード
仕掛けた盗聴器から彼らの声が入ってくる。
ブルトン・ピッグ
ブルトン・ピッグ
ブルトン・ピッグ
ボディーガード
ピッグの口から出た不穏な言葉。
きんとき
きんときが何気無くピッグに近寄ろうとする。
しかし、突然その肩を掴まれ、振り返ってみるとスタッフが首を傾げて立っていた。
スタッフ
きんとき
スタッフ
きんとき
スタッフ
視界の端で2人の警備員が何かを話しながらきんときを睨みつけていた。
きんとき
きんとき
けたたましい警報音が鳴り響く中、ハニーはスマイルの胸を奪った刀で撫でた。
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
ハニー・バイパー
ハニーが足を踏み出し刀をスマイルの胸に突き刺した。
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
スマイルの耳に彼女の息がかかる。
ハニー・バイパー
ハニー・バイパー
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
スマイルが左手で彼女の腕を掴む。
胸からは一滴も血が出ていなかった。
ハニー・バイパー
スマイル
スマイル
ハニー・バイパー
スマイル
ハニーの眉間に皺が寄る。
ハニー・バイパー
スマイル
ハニー・バイパー
不意に掴んでいた彼女の腕を引くと、有ろうことかその唇を奪った。
スマイル
拘束を解き眠ってしまったハニーを抱き上げベッドに寝かせる。
サイドテーブルに置いたリップクリームには「甘美な夢」と書かれていた。
スマイル
スマイルは親指で唇を拭き取り部屋を後にした。
ブラック・ウォーディン
ブラックが本を使い何処かの鍵を開いた瞬間、きんときの通信と共に警報音が鳴った。
きりやん
シャークん
きりやん
シャークん
途端にシャークんの目が鋭くなりドレスに隠し持っていたナイフを引き抜く。
ブラックはそれに気づかず警備員か誰かに連絡を取ろうとしていた。
徐にソファーから立ち上がり音も無く近づこうとする。
しかし、この部屋には他にも人が居た。
ボディーガード
シャークん
咄嗟に振り返りナイフを振るう。
図体の大きなボディーガードはその身に似合わず軽やかに攻撃を避けた。
ブラック・ウォーディン
ボディーガード
ブラック・ウォーディン
ブラックは後退り慌てて本棚を横へずらした。
こんな状況でも薬が大事らしい。
それ程までに彼のボディーガードには絶大な信頼があるのだろう。
ボディーガード
シャークん
ナイフでチョーカーを切り床に落とす。
ボディーガード
シャークん
シャークんが床を蹴り屈強な男目掛けて飛び掛る。
しかし肩を刺そうとしたその腕を掴まれ投げ飛ばされてしまった。
カタリとヒールを鳴らし着地する。
ゴーラム
シャークん
ゴーラム
ゴーラムと名乗った男は壁に飾られていた斧を手に取った。
両手で握り締めた斧を大きく振りシャークんを襲う。
ヒラリと躱すと壁に大きな傷がつき物が壊れるがゴーラムは気にしない。
シャークん
ゴーラム
シャークん
相手の武器が大きいのなら接近戦には向かないはず。
そう考え振り払われた斧の下を潜りナイフの柄を向けて顎を狙った。
だがそれも斧の持ち手部分で受け止められてしまう。
ボディーガード
シャークん
ゴーラム
ゴーラムは斧でナイフを受け止めたまま腕にグッと力を込める。
力の差で劣るシャークんはズルズルと後ろへ押され出入口の扉に押さえつけられてしまった。
ゴーラム
シャークん
シャークんは体を捻ってナイフをスライドさせゴーラムの腹に回し蹴りを入れた。
思いがけない攻撃にゴーラムの手が緩む。
その隙に廊下へ出ることができた。
一旦体制を整えよう。
ゴーラムが追いかけて来ていることを確認しシャークんは廊下を走った。
きんときの正体がバレると同時にNakamuは船の向きを港に戻し自動操縦へ切り替えた。
まず考えるべきは何か。
Nakamu
もし一般人が抗争に巻き込まれでもしたら大変だ。
乗客の命が最優先。
これで仲間も戦い易くなるだろう。
Broooock
Nakamu
Broooock
Nakamu
操舵室を飛び出し懐から収縮自由な警棒を取り出すNakamu。
目線の先にはBroooockの言う通り5人のガードマンが拳銃を手に走ってきていた。
ガードマン
Nakamu
ガードマンが拳銃を構えると同時にNakamuは柱に隠れ射線を切る。
足音が二手に分かれ左右から周り来ようとしているのがわかった。
海側に2人、船内側に3人。
Nakamuは迷わず3人の方へ飛び込んだ。
ガードマン
ガードマン
伸ばした警棒で1番手前に居た男の拳銃を弾き、勢いを殺さないまま後ろの男の腹を突く。
持ち手部分にあるボタンを押すと電気が流れ一人をダウンさせた。
海側から回って来ていた男が銃を構えNakamuを狙うが
Broooock
そこはBroooockの射線だった。
波で大きく揺れるボートの上だというのに、Broooockが放った麻酔弾は吸い込まれるようにガードマンに命中する。
Nakamu
Broooock
Nakamu
戦いながらガードマンをBroooockの射線へ誘導し、見えないスナイパーに混乱している間に船内へ戻る。
Broooock
きりやん
Broooock
きりやん
きりやんが振り返るとBroooockは先の尖ったアーマーリングを着けていた。
Broooock
きりやん
きりやんがモーターボートを船のすぐ側まで近づける。
高くジャンプしたBroooockは鉤爪を船に突き立ててまるで猫のように登って行った。
甲板へ上がると先程のガードマンに増援が合流する所で、Broooockを見るなり銃を撃つ。
しかし俊敏な動きでその攻撃を躱し男の懐に入り込んたBroooockは楽しそうに手を振りかざした。
Broooock
きりやん
きりやん
Nakamu
きりやん
Nakamu
きんとき
ビリヤード台を盾に身を守るきんときはピッグのボディーガード達に囲まれていた。
パッと見ただけでも10人は居ただろうか。
ブルトン・ピッグ
きんとき
ネクタイを外し手に巻き付けている間にも銃を構えたガード達は迫ってくる。
手遅れになる前に早く抜け出さなければ。
きんときが飛び出すタイミングを窺っていると、突然。
部屋の灯りが全て消えた。
きんとき
きんときはビリヤード台を飛び越え困惑するボディーガードの男に拳を繰り出す。
ブルトン・ピッグ
ボディーガード
人数が多いからこそ下手に動くことが出来ないボディーガードの男達にきんときの攻撃は止まらない。
腹を殴り、顎を突き、次々と倒していく。
暗さに慣れてきた男が反撃に出ようと拳を振るうが逆にその勢いを利用して投げ飛ばした。
このままでは捕まってしまう。
そう思ったピッグが逃げようとしたその時。
部屋が明るくなった。
銃を持った6人の男達が一斉にきんときを睨む。
きんとき
ブルトン・ピッグ
銃声に包まれた部屋の中を駆け回り、ダーツの矢を引き抜いて投げた。
狙われた男は咄嗟にそれを避けるが、きんときは一瞬の隙をついて銃を握る手を掴み、自分の前で抑え込む。
きんとき
きんとき
男を盾にゆっくりと後退り出口へ向かう。
人数も多く銃を持っている相手に格闘技で戦うのは不利だ。
一度下がるのは賢明な判断だろう。
しかし、背後から聞こえた声にその考えは消え去った。
シャークん
きんとき
振り返るとブラックの部屋に居たはずのシャークんが此方へ走って来ていた。
シャークん
きんとき
シャークん
きんとき
困惑するきんときだったが、斧を持った大柄な男が追いかけてきていることに気づき瞬時に理解する。
きんときが盾にしていた男を離すタイミングでシャークんは飛び上がり、勢いに任せて男の背を蹴ると床に手をつきプレイルームに飛び込んだ。
シャークんの後を追いかけていた男はきんときを見た後ピッグに目を向ける。
ゴーラム
ブルトン・ピッグ
ゴーラム
ブルトン・ピッグ
ゴーラム
ゴーラムがきんときに向き直る。
ゴーラム
きんとき
ゴーラム
ゴーラムが斧を大きく振るう。
きんときはその下を潜りネクタイを巻き付けた拳を強く握って殴ろうとした。
しかし持ち手の部分で防がれてしまう。
ゴーラム
きんとき
きんときは防がれた右手でそのまま斧を掴み、左手でゴーラムの胸倉を掴んで体を捻り、自分より大きな体を背負い投げした。
投げ飛ばされたゴーラムは驚いた顔をしながらも掴んだままの斧を力任せに振りきんときを離させる。
ゴーラム
きんとき
立ち上がったゴーラムがきんときに斧を振る中、シャークんはひらりと宙を舞いナイフを3本放った。
ボディーガード
1本はボディーガードの手から銃を弾き、1本は別のボディーガードの足に刺さり、1本はダーツボードの真ん中に突き刺さる。
シャークん
更にビリヤード台の上に着地し球を蹴って銃を失った男の顔面にぶつけた。
これで残りは4人。
とそこにきんときが斧に弾かれ入ってきた。
2人が背を合わせる。
きんとき
シャークん
きんとき
きんとき
シャークんがニッと笑う。
シャークん
きんとき
シャークん
2人が床を蹴る。
銃弾が飛び交う中、高く飛び上がりナイフを放つシャークん。
対してきんときはゴーラムが横に払った斧の下潜り胸を殴ろうとした。
ゴーラム
きんとき
ゴーラムは例の如く持ち手の部分で止める。
しかしきんときは幾ら止められても連続で攻撃し、気づけばゴーラムを押していた。
きんとき
きんとき
きんとき
ゴーラム
きんときの止まない打撃は腕に、肩に、胸に当たるようになり、一層強い拳がゴーラムの鳩尾に入る。
後ろを振り返るとシャークんが着地した壁を蹴り最後の一人をを斬り付ける所だった。
きんとき
シャークん
きんとき
シャークん
シャークんがきんときに向けてナイフを投げる。
それは簡単に避けられてしまったが、代わりに逃げようとしていたピッグに当たった。
ブルトン・ピッグ
きんとき
きりやん
シャークん
きんとき
きりやん
シャークん
きりやん
ブラックの部屋に訪れたきりやんは、シャークんが落としていったチョーカーを拾う。
本棚を弄り横にずらすと地下への階段が現れた。
態と大きな足音を立てチョーカーを首に当てる。
きりやん
すると物陰から目的の人物が顔を出した。
ブラック・ウォーディン
きりやん
ブラックが後退る。
ブラック・ウォーディン
きりやん
ブラック・ウォーディン
きりやん
ブラック・ウォーディン
きりやん
ブラック・ウォーディン
項垂れるブラックの腕を掴み拘束しようとしたきりやんは、ふと彼が手に注射器を持っていることに気がついた。
ブラック・ウォーディン
きりやん
ブラックが不意をついてきりやんの首に注射針を刺す。
すると途端にきりやんの 視界がぐらりと揺れた。
きりやん
ブラック・ウォーディン
きりやん
ブラックの眉間に皺が寄る。
きりやんは薬を打たれたというのにその効果を冷静に分析していた。
きりやん
ブラック・ウォーディン
きりやん
きりやん
そう言うとポケットから小さな缶の入れ物を取り出し、中に入っていた錠剤を一粒飲み込んだ。
そして腰に着けていた鞭を手に取る。
きりやん
ブラック・ウォーディン
きりやん
きりやんは鞭を床に叩き付け鋭い音を響かせた。
エンジンルームへ到着したNakamuは操舵室を除いた全部屋の電気を落とした。
これで少しは動き易くなれば良いのだが。
それより早くこの場を離れなければ、きっとブレーカーを上げに警備員が来てしまうだろう。
Nakamu
Broooock
Nakamu
Broooock
Nakamu
Broooock
呑気な声を出すBroooockにNakamuがやれやれと溜め息を吐く。
また変に行動される前に彼を迎えに行かなければ。
エンジンルームを出て階段を下り廊下を曲がる。
途中で停電が直ったから警備員とは良い感じに入れ違えたのだろう。
するとそこに仲間の姿を発見した。
Nakamu
スマイル
Nakamuの呼び掛けに気づき振り返ったスマイルはまるで街中で偶然会った時みたいに軽く手を挙げた。
Nakamu
スマイル
Nakamu
スマイル
Nakamu
スマイル
明らかにテンションが下がったスマイルを追い越してNakamuが先に進む。
Nakamu
スマイル
Nakamu
スマイル
そう言うとスマイルは歩きながらきんときに通信を入れた。
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
スマイル
きんとき
通信を切る。
スマイル
Nakamu
スマイル
Nakamu
きんときとシャークんがロビーに着くと数人の男達が倒れる中にBroooockが立っていた。
Broooock
2人が来た事に気づいたBroooockは嬉しそうに駆け寄りシャークんに抱きつく。
シャークん
Broooock
きんとき
Broooock
シャークん
Broooockが掴んだスカートを見てみると確かに少し破れていた。
恐らくゴーラムとの戦闘中にできたものだろう。
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
教えたらゴーラムの命が危ない。
頬を膨らませるBroooockにシャークんが手を焼いていると、そこにNakamuとスマイルがやって来た。
Nakamu
きんとき
スマイル
シャークん
Broooock
シャークん
Broooock
きんとき
Nakamu
きんとき
きりやん
きんとき
Nakamu
きりやん
Nakamu
きりやん
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
シャークん
Broooock
きんとき
シャークん
Nakamu
こうして、慌ただしい潜入任務は幕を閉じた。
後日ブラック逮捕のニュースが報道され、その顧客も警察によって次々と捕獲されることとなる。
そして今回女性役として活躍したシャークんは、裏で強くて美人な女スパイが現れたと噂され、密かにファンが出来ていたのだった。
END
ーアフタートークー
Nakamu
Broooock
シャークん
きりやん
きんとき
スマイル
シャークん
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
「セシヤのドレスメーカー」をお借りしました。
きんとき
シャークん
Nakamu
Broooock
きんとき
スマイル
Nakamu
きりやん
シャークん
スマイル
きりやん
Broooock
きんとき
Nakamu
きりやん
きんとき
Nakamu
シャークん
スマイル
きんとき
Nakamu
きんとき
Broooock
きりやん
Nakamu
Nakamu
スマイル
シャークん
きんとき
きりやん
Broooock
Nakamu
スマイル
きりやん
きんとき
Broooock
シャークん
きりやん
Nakamu
きりやん
スマイル
きんとき
シャークん
Broooock
Nakamu
スマイル
スマイル
シャークん
Broooock
Nakamu
きりやん
スマイル
きんとき
きりやん
Broooock
きんとき
Nakamu
きんとき
シャークん
きんとき
Broooock
スマイル
Nakamu
きりやん
Nakamu
Broooock
シャークん
スマイル
スマイル
きんとき
Broooock
スマイル
Broooock
きりやん
Nakamu
シャークん
きんとき
Broooock
きりやん
シャークん
スマイル
Broooock
シャークん
Nakamu
きんとき
シャークん
きりやん
Broooock
シャークん