色国では、籠城の準備と兵士の改革、特訓が進められていた。
王
白夜を呼べ
白夜
お呼びでしょうか
王
状況を説明してくれ
白夜
王様に紹介したい男が二人ございます。
白夜
呼んでもよろしいでしょうか
王
うむ
白夜
二人共、中へ
風迅
風迅(ふうじん)と申します
雷仁
雷仁(らいじん)でございます
白夜
風迅は、武力の達人
雷仁は、剣の達人です。
雷仁は、剣の達人です。
白夜
そこで…
白夜
2つの部隊を4つずつに分け
白夜
風迅の2部隊を雷仁へ
白夜
雷仁の2部隊を風迅へ編成させます
白夜
最強の部隊となる事でしょう
王
城へ入るには3つの入り口がある
王
それをどう守る?
白夜
その点は準備完了でございます。
御安心を
御安心を
半月後、戦争が始まった………
1つ目のルート 北西にある橋
橋の真ん中に兵士3人程配置。
わざと雑談させ、油断してるように見せかけた。
そこへ、黄王とその軍勢、青の軍勢が押し寄せて来た。
黄王
戦だというのに、のんびりしおって。
黄王
今のうちに攻撃するぞー!!
掛け声と共に、橋を渡り始めた
と、同時に、雑談していた色国の兵士は、急いで橋の出口に駆け出した。
黄王
今頃気づいても遅いわ!!
その時、黄王の足下がミシミシと音がなり、突然橋が壊れ始めた!
黄王
う、うわぁー
橋を渡っていた黄王とその兵士たちは、真っ逆さまに谷底へと落ちていった。
残った黄王の兵士と青王の兵士は、来た道を戻り、遠回りを余儀なくされた。
その頃 2つ目のルート 南の入り口では
大きな落とし穴を作り、敵を誘導することに成功。
穴の中は、灯油まみれになっており、火のついた弓が飛び交い、穴の中は火の海となった。
その罠にはまったのが、紫王とその兵士達だった。
3つ目のルート 風迅が守る 北の入り口
味方の合図が鳴った
風迅
敵が来たぞ、準備はよいな
風迅
絶対に無理はするなよ
赤王が大軍を引き連れて、押し寄せてきた。
あまりの兵力の差に、さすがの風迅も守りきれず、3日間戦った末、城へ退却する事にした。
さて、城内は無事だろうか?