俺は先輩の葬式に呼ばれた
先輩のお母さんが泣きながら
英寿は貴方のお陰で最後まで幸せだったと思う。…英寿から頼み事されたの初めてだったのよ。誰にあげるのか聞いたら好きな人だって言って。看護師さんから可愛い男の子だって聞いたのよ。英寿が寝ている時に,こっそりアルバムを覗いてみたら貴方だった。そんな英寿にも大切な人が出来たことが何よりも嬉しかった。…英寿と出会ってくれてありがとう。これからも英寿を末永く思い続けてください…
と感謝と一礼をされた
俺のほうが感謝している
俺は"こちらこそありがとうございます"
泣きながら感謝を伝えた
そして今に戻る
卒業おめでとう
愁斗
へ…グスッ
ここには居ないはずなのに 先輩の声が聞こえた
愁斗
…ありがとうございます,先輩!グスッ
:愁斗くーん!
これは楓弥の声だ 泣くのを抑えないと
楓弥
愁斗くん!探したよ?
愁斗
ごめんごめん笑
楓弥
あれ,泣いてた?
愁斗
…ううん,泣いてないよ
楓弥
目赤いよ?
やっぱり目が腫れてるか…笑
愁斗
これは違うよ
愁斗
目をこすっただけ
フフッ,愁斗らしいや笑
楓弥
ふーん?笑
愁斗
何だよ笑
楓弥
そんな隠さなくてもいいのになーって
楓弥
泣きたい時は泣けばいいじゃん?
楓弥
ほら)ギュッ
愁斗
うん…グスッ
楓弥
よしよし…)背中をさする
先輩の声が聞こえた分 余計に涙が溢れる
しばらくし
楓弥
今から卒業祝いで打ち上げするんだけど来る?
愁斗
あ〜…俺,そういうの苦手
クラスの集まりとか 気を使わないといけないから苦手
楓弥
クラスじゃないよ
愁斗
じゃあ,誰と?
楓弥
史先輩と3人で!
史先輩と会うのは1年ぶり 葬式以来だ
愁斗
じゃあ…行こう…かな
楓弥
史先輩も喜ぶよ!
あ…でも…
愁斗
でも…せっかくなら二人で打ち上げした方がいいんじゃ…
楓弥
史先輩も言ってた!
楓弥
"愁斗も誘おう"って
愁斗
ありがとう(*^^*)
楓弥
全然!ていうか,感謝されることしてないよ?
愁斗
フフッ,いいのいいの!
愁斗
俺が感謝を伝えたいの!
楓弥
じゃあ…俺もありがとう(*^^*)
楓弥
よし…じゃあ,行こ!
愁斗
うん!
改めて,二人とも "卒業おめでとう"
もし仮に,俺に彼女が出来たら きっと先輩も空で嫉妬するかも…
なんてね笑
でも…嫉妬してくれなきゃ嫌だ
何か…嫉妬して欲しいなんて 愛重いじゃん…笑
俺は決めた "もう恋はしない"と
俺の一生の恋人は先輩だから
好きです。先輩
主
これにて終わりです✨
主
いかがだったでしょうか?
主
いいね,コメント待ってます😊
主
次の物語もお楽しみに〜✌
主
またね:)