四角関係

あいつ 　が、 他の奴と居ると 嫉妬する 。 やだ って、脳が 暴れる。

俺の気も 知らずに 、 水色髪 は 俺に 恋愛相談 をもちかけてきた。

どうして……っ

好きなやつは……あの水色頭は、にこにこ笑っている 。

俺以外の横で、笑って欲しくないなんてわがままかな……？

そして、りうらがないこのことを好きなのもこれもまた知っている 。

だから余計に 、応援できないのだ 。

りうらからの視線も痛い 。 ほとけは りうらにかわええ言うとるし…

休憩時間

そんなこと言ったって ないこは絡んでくるし 、 どうしたらええんや …？

やっぱり 、ほとけのことも 言えそうにないな 。

俺って 、 なんの為に 生きてるんだろう ごめんね 、快く人の 恋愛を応援できなくて 好きだって 、 そう言えなくて

放課後

俺は 、 皆が 幸せなら… きっとそれが 、 幸せ 、だよな……？

ごめんね。幸せな判断が出来なくて… 生きるのに 、疲れちゃって。

今日は何も無い日 。 だなんて、呑気に考えていなければ "あの事件"は起こらなかったかも しれないのに……

どんっ、という音と共に 消えていった親友の命 。

いふくんをひいたトラックは 、 そのまま何も無かったかのように 進んで行った

こんな時、いふくんならうるさい だとか、言うのかな。 あー、いふくんなら黙れ、かな 。

そして、血に染ったいふくんのかおは 驚く程に、綺麗で儚くて……笑顔だった。

急いで駆けつけてきたりうちゃん達も 悲しそうな顔で 、じっと見つめていた

救急車も一応呼んだけど 、 そんなのなくてもわかるぐらい、 即死 だった。

なんでこんなに、人生は 上手くいかないんだ 。

これからも 、このことは心の傷として 一生残るだろう

そうしないと責任が取れないし 、 いふくんの命はそこでだけは 永遠に続くことができるような気がした