記憶、あの最後の会話、約束。
覚えていてほしかった
宇髄さんに連れられ、桜の並木の下を歩く
善逸
前を歩いていた宇髄さんの足が止まった。
宇髄
宇髄
ぶわっと風が吹き抜ける、 宇髄さんの眼帯がチャリッと鳴った
善逸
善逸
先程の風で舞った花弁が、ひらひら落ちてくる。
宇髄
視界が滲む、宇髄さんの背がぼやけてきた
善逸
善逸
自分で言ったこの一言がとどめだった
宇髄
宇髄さんが静かに言う
善逸
善逸
善逸
涙が溢れ頬を伝い、地面へ地面へ落ちてゆく。
善逸
宇髄
宇髄さんが優しく聞き返す
善逸
顔を上げる。
俺は宇髄さんを見て、
精一杯で笑った。
善逸
振り返り、来た道を戻ろうとする。
すると
宇髄
足が止まる、自然と振り向いた。
宇髄
宇髄さんが小指を差し出す
宇髄
宇髄
恐る恐る、宇髄さんの小指と自分の小指を絡める。
善逸
宇髄
ゆーびきった
主
主
主
主
コメント
11件
続き待ってます!ものすごく‼︎
いいですね