大人なんてくだらない
気取っていて
なれないスーツなんて着て
「 この世の中を変えたい。」
とか
「 みんなのために。」
とかいって
結局は、今日の夕飯のため
家賃のため
自分のために働いている
中二の僕はまだこんなんになるなんて知るよしもなかった。
生徒
起立
生徒
れい
生徒達
ありがとうございました~
生徒1
雨やばくな~い?
生徒2
ねぇ~、やばいよね
生徒2
まぁ~陸部はこんな雨じゃやらんだろーし
生徒2
帰宅かな~
生徒1
いいな~
生徒1
早く帰りたい~
生徒1
吹部、雨とか無関係
生徒2
可哀想~
外では滝のような雨が校庭を 叩いている
誠也
あーおーの!
葵乃
うぉ!
あっぶねーな
あっぶねーな
葵乃
階段から落ちたらどーすんだよ
誠也
落ちない落ちないって
誠也
葵乃、体幹つえーじゃん
葵乃
そういう問題じゃねーよ
誠也
そういう問題だよ
葵乃
ったく、
誠也
誠也
雨ね~
葵乃
どした
誠也
いや、外部いいなーって
葵乃
葵乃
あぁ、
葵乃
俺たち中部のバスケにはカンケーないって
誠也
でも、ちょっと羨ましくない?
誠也
早く帰りたいな~って
葵乃
なら、サボれ
誠也
冷たいなー
そんな日常を話して 体育館に向かう
そんな日常がなくなるとも知らずに






