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悠真
どこへ向かうとも分からない通学途中
俺はりんかちゃんから 様々なことを聞いていた
俺の名前は竹下悠真であるということ
ここは俺の元々住んでいたところから そう遠くはないということ
りんかちゃんは高校2年生で 俺は大学3年生、就活真っ只中で あること
父と母は離婚し、 現在は母と俺、りんかちゃんの 3人暮らしであること
…母から、虐待を受けていること
悠真
りんか
りんか
りんか
悠真
悠真
悠真
りんか
りんか
なんて素直ないい子 マイエンジェr…
俺はシスコンじゃない 俺はシスコンじゃない
りんか
悠真
りんか
りんか
りんか
悠真
悠真
りんか
そう言って俺はりんかと別れた
悠真
悠真
悠真
悠真
悠真
学校が分からない俺は 結局寄り道もせず真っ直ぐ家に帰った
しかし俺は重大なことを 忘れていた
悠真
悠真
そう、あの虐待ケババア
…もとい、あのケバ母ちゃんである
りんかちゃんですらも平日の昼間は 何をしているか知らないと言っていた
夜はなにやら出かけるらしいが…
悠真
悠真
悠真
見た目、出かける時間帯ともに
明らかに水商売的なことしてそう なので希望薄だが
僅かな希望にかけドアを少し開け 物音だけでも聞いてみる決意をした
悠真
俺は部屋の前にたち
ドアノブに手をかけた
そして一気にドアノブを傾け…
悠真
傾け…
られない
悠真
悠真
悠真
悠真
俺は鍵の在処が分からないので 家に入れないことを悟った
家を締め出された形になった俺は
今までの情報を近くのカフェで整理 することにした
悠真
悠真
悠真
悠真
悠真
悠真
悠真
悠真
悠真
悠真
翔也としての記憶の最後の方が 何故かすっぽり抜けている
悠真
悠真
悠真
仮に何かの衝撃で俺の魂が竹下悠真の 体に入ったとしたら
どこかしらに竹下悠真の魂と 俺の体が転がっているはずである
悠真
現在の時刻は午前10時
悠真
悠真
悠真
こうして俺は俺の体があるであろう 我が前田家へと足を運ぶことを 決心した