TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

Suzu/すず

Suzu/すず

…うぅ…ん。

Takuto/拓斗

…目が覚めたか。

Suzu/すず

あれ、私昨日…

Takuto/拓斗

…無理に思い出そうとしなくていい。

Suzu/すず

うん…

Suzu/すず

私は、昨日起きた事件の記憶を失い、何があったか分からなかった。

でも、Takutoならきっと…

この日は、久しぶりの外食に行った。

彼は、私に食べてほしい1品があるらしい。

Takuto/拓斗

これとこれと…

店員

(結構頼む人だなぁ…)

Takuto/拓斗

…これをください。

店員

…はい、ありがとうございます。

店員

ただいま、作って参りますので
少々お待ちください。

Suzu/すず

Suzu/すず

お洒落な感じのお店だね。

Takuto/拓斗

あぁ、友達が勧めてきた店なんだ。

Suzu/すず

そうなんだ。

今の季節には絶対に飲めない、冷水を口の中に運ぶ。

Suzu/すず

(めっちゃひんやりしてるなぁ…)

冷たい水を飲みながら、外の景色を眺める。

店員

お待たせ致しました。

店員が、品を持ってきてくれたので 私達は食べることにした。

静かに、料理を堪能していた時だ。

アルバイト女性

ガッシャーンッ!

何かの音が聞こえ、後ろを振り返ってみた。

お客

おい、何してんだ!

アルバイト女性

すみません…!

お客

俺の服、どうしてくれるんだ!

お客

しかも、締切もすぐって言う時に…!

アルバイト女性

ごめんなさい…!

お客

『ごめんなさい』で済む問題じゃねーよ!

その男の人は、まだ幼いアルバイト女性を殴り始めた。

Suzu/すず

見た感じ、男の人の机の上は 『漫画』とかで見る道具ばかり。

Suzu/すず

私は、今起きていることを止めたくて たまらなかった。

Suzu/すず

…私、止めてくる。

Takuto/拓斗

…おい、やめとけ。

Takuto/拓斗

Suzuも、暴力を受けるかも知れないんだぞ!

Suzu/すず

Suzu/すず

それでも、助けたいの!

Suzu/すず

見知らぬ人でも、放っておけないよ!

Takuto/拓斗

…Suzu…

Takuto/拓斗

Takuto/拓斗

…分かった。俺は、止めないからな。

Takuto/拓斗

でも、死ぬ場合もあるから援護はしとくから。

Suzu/すず

…分かった。

私は、立ち上がり、その争っている人達に歩き出した。

お客

お客

…あ?なんだお前。

Suzu/すず

…ちゃんと机の上を見ましたか?

Suzuが、指摘したのは机の上。

お客

机の上が、何なんだよ!

Suzu/すず

…被害にあったのは…

Suzu/すず

Suzu/すず

『机の上』ではなく、『机の下』なんです。

Suzu/すず

…どうして、原稿を上に置いているのに、『原稿が汚れた』なんて言うんですか?

お客

うっせぇな!餓鬼には分からないだろうよ!

その客は、アルバイト女性から私にへと、焦点を変える。

お客

…死ね。

お客

Suzu/すず

…よっと。

男の手に握られていた、銃の玉を全て避けきる。

アルバイト女性

私も助けないと…

アルバイト女性

あの女の子が…っ…!

Suzu/すず

…遅いよ。

お客

俺を見くびるなぁぁぁ!

なんと、今度は包丁を鞄から出した。

店員

店員

な、なんの騒ぎ!?

店員

て、店長…!

すると、彼女は急に体重を掛けて、 倒れた。

Suzu/すず

Suzu/すず

……うぐっ…

Takuto/拓斗

Suzu…!

俺は、倒れたSuzuに近寄る。

Takuto/拓斗

だ、大丈夫か!?

Suzu/すず

……へ、平気平気…

Suzuの左手には、包丁が刺さっていた。

Suzu/すず

こんなの…まだ…

Suzu/すず

序の口…

Suzu/すず

Takuto/拓斗

Suzu!おい、しっかりしろ!

包丁を持った男は、俺の方に近付いて来た。

お客

お客

…おい、そいつを渡せ。

Suzuは、俺や店の人達を守ったんだ。

…命を懸けて。

Takuto/拓斗

…やめろ、Suzuに被害を与えるな!

Suzu/すず

Suzu/すず

…大丈夫。

その時、Suzuの声が聞こえてきた。

男は、ひょいっとSuzuを持ち上げて 店を後した。

Ryoma/龍真

…大丈夫ですか!?

警察が、店に駆け込んで来た。

Ryoma/龍真

お怪我は!?

店員

私は平気なんですけど、あの新人の子が…!

Rinne/鈴音

…大丈夫ですか?

アルバイト女性

は、はい…大丈夫です…

Daiki/大翔

怪我人は、1人だけ?

Takuto/拓斗

…はい。

Takuto/拓斗

事件があった時、俺の妹が…

こう見えて、俺も犯罪者だ。

Suzuを俺の妹と、仮説を立てるだけで大分変わってくるだろう。

Daiki/大翔

…おい、ここに誰かの髪飾りが…

その髪飾りは…

Suzuにあげた1つの宝物…

Rinne/鈴音

…私、この子の身元を確認してきます!

Ryoma/龍真

…頼んだ。

Suzuが、攫われた…

Takuto/拓斗

俺が、助けてやるから…

待ってろよ。

Suzu/すず

ーーーSuzu編後編 Endーーー

双子の姉妹が悪質な事件に…

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

201

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚