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新しいお兄ちゃんがイケメンすぎるっ!

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新しいお兄ちゃんがイケメンすぎるっ!

2 - 新しいお兄ちゃんがイケメンすぎるっ!(2)

♥

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2020年05月31日

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菜緒

えと……

今私は色々あって叔父さんの家にいる。

そして。

瑛斗

……

優斗

はやくポテチたべよー!

なぜか男の子と暮らすことになってしまいました……

優斗

え、僕達と暮らすこと知らなかったの!?

菜緒

そ、そうなんです……

優斗

そうなのか……おばあちゃんどうしてだろ……

優斗さんがいれてくれたジュースを飲む。

優斗

男ばっかだけどよろしくね。

優斗さんがふわりと笑った。

菜緒

ありがとうございます、優斗さん。

優斗

もう兄弟みたいな感じだし、

優斗

タメ口でいいし、呼び捨てにしてよ。

菜緒

え、いいんですか?

高3ってなんか、もうちょっと思春期感ないの?

菜緒

タメ口は大丈夫ですけど、呼び捨ては申し訳ないです……

優斗

じゃあ、お兄ちゃん?

菜緒

そ、そういう事じゃなくて!

くすくすと笑う優斗さん。

か、からかってやがる……!!!!

菜緒

ゆ、優斗お兄ちゃん……?

優斗

っ……?

一瞬びっくりした顔になって。

優斗

あは、あっははは!!!!

優斗

菜緒ちゃん、いいね。

む、むぅ……

それに比べて……

瑛斗

……

なんなんだこの人は!!!!

さっきからずっと黙ったまま。

菜緒

よ、よろしくお願いします。

菜緒

え い と さん!

瑛斗

私も見ないで「ん」って……

博史おじさん

瑛斗、ちゃんとしろ。

瑛斗

はぁ。

博史おじさん

ごめんね、菜緒ちゃん。

菜緒

大丈夫ですー

あははと笑っておく。

優斗

とりあえず部屋に荷物置いてきちゃう?

博史おじさん

そうしよう。

部屋は2階にあるみたいだ。

菜緒

え……?

連れてこられたのは 真ん中でカーテンで仕切っている部屋だった。

博史おじさん

元は瑛斗の部屋なんだけど、

博史おじさん

菜緒ちゃんの部屋にしたい部屋が物置状態で、

博史おじさん

片付けるのに時間がかかりそうなんだ……

博史おじさん

だから少しの間瑛斗の部屋を仕切って

博史おじさん

半分で使ってもらうね。

優斗

ごめん、僕は塾に行ってるから

優斗

遅くに帰ってくると菜緒ちゃんに迷惑かなって。

菜緒

あ、はい……

瑛斗

ま、俺は塾になんか行かなくても大丈夫だからな。

はじめてちゃんと喋ったんじゃない?

優斗

ほんとに瑛斗は頭いいんだよ。

……よし。

菜緒

じゃあ勉強教えてくださいね!

瑛斗

……やだね

ムッとしてどっかに行ってしまった。

優斗

あらら……

博史おじさん

ってことで、ごめんね。

博史おじさん

とりあえず布団になっちゃうけど、
大丈夫かな?

菜緒

はい。

博史おじさん

部屋が片付いたらベットになるからさ。

なんでよりによって瑛斗さんなの……?

春休みが開けたら新学期になる。

色々あったから中学生が終わるとか、

みんなとの思い出作りとかしてないな……

博史おじさん

来週から学校だね。

博史おじさん

いやー、たまたま同じ学校に受験してたなんて

博史おじさん

運命感じちゃうね!

菜緒

は、はい。

……少し不安だ。

同じ学校の子とかもいないし……

菜緒

あー疲れたなぁ……

布団の上で脱力する。

その時。

ジャカジャカジャカジャカ……

菜緒

な、なに!?

大音量でロックが流れ始めた。

菜緒

い、イヤホンで聴けよ……

カーテンの隙間から瑛斗の顔を覗く。

気持ちよさそうに笑っていた。

菜緒

まぁ、ただえさえ瑛斗さんに迷惑かけてるし……

文句を言うのは辞めた。

優斗

うん。制服似合ってる。

優斗

かわいいね。

わ!なんでこの人はそんなことスラリと……

優斗

じゃ、行こうか。

ここの高校はブレザー。

紺色のブレザーとチェックのスカートが可愛い。

ここは制服が可愛いのが選んだ理由。

博史おじさん

気をつけてね。

菜緒

はい。

入学式も無事に終わり、

JK2日目。

一緒に行くのは優斗さんと。

瑛斗さんは部活の朝練で先に行ってしまった。

菜緒

そういえば、優斗さんって生徒会長なんですね!

優斗

うん。引き継ぎで指名されてね。

優斗

入学式の言葉、どうだったかな?

菜緒

……校長先生には悪いですけど

菜緒

優斗さんの方がやっぱり面白かったです。

優斗

あははっ!

優斗

ありがとね。

優斗

瑛斗はね、サッカーをしてるんだ。

菜緒

へぇ……

サッカーか……

菜緒

じゃあやっぱりキャーキャー言われたりしてるんですか?

優斗

あーうん。

優斗

見たらわかるよ。

菜緒

優斗

やってるねー

菜緒

そうですねー……

菜緒

って!

グラウンドの端にたくさんの女子達が。

女子

きゃあああああああ!!!!!

女子

カッコイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ

女子

瑛斗くうううううんんんん!!!!!!

う、うわあ……

菜緒

なんか、すごい……ですね。

優斗

瑛斗は有名人だからね。

やっぱり、顔はイケてるからな……

ぼうっとしていた時。

女子

優斗さんっ!!!

女子

おはようございます!!!!

瑛斗さんの周りにいる女子とは別の 女子たちがわらわら集まってきて

一斉にお辞儀をした。

優斗

あぁ、みんなおはよう。

女子

……そこの女は……?

じろりと女子たちの目線が集まる。

優斗

ん?

優斗

僕の妹だよ?

後ろからぎゅっと優しくハグされる。

菜緒

きゃ!?

優斗

ね?《菜緒》?

顔が熱くなっていくのを感じた。

優斗さんの温かさを感じる。

女子

え、妹さんいたんですか?

優斗

うん。昨日からここの生徒。

優斗

仲良くしてやって。

にこっと優斗さんが笑う。

女子

は、はい!!!!!

女子

よろしくね、菜緒さん!

みんなが笑って手を差し出してくるけど、

目が笑ってないよ……

女子たちが去っていってから。

菜緒

ゆ、優斗さん……

優斗

あーごめんね?

……離そうとしてくれない。

菜緒

あの……?

優斗

……なんか兄妹になれた感じが嬉しくてさ……?

し、心臓が持たないよ……

新しいお兄ちゃんがイケメンすぎるっ!

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コメント

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えっと…神ですね( '-' )(え☆ めちゃキュンキュンしました!😍 続きが楽しみでなりませんんん!

ユーザー
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