菜緒
あいかわらず瑛斗さんは夜にロックを流している。
そのせいか少し寝不足気味……
優斗
瑛斗
菜緒
優斗
菜緒
恥ずかしさで火照った顔を見られないように カレンダーを見る。
……たしかに祝日だった。
瑛斗
菜緒
その通り。言い返せない……
優斗
菜緒
これ以上バカなどと言われたくなかったので、
話を逸らした。
優斗
菜緒
優斗
菜緒
めっちゃ有名なあの!!!!
優斗
菜緒
あのゲームなんてやらなさそうな おじさんが……
優斗
瑛斗
優斗
時計を見ると11時ぐらいだった。
こんな遅くに起きて学校あると思ってたって……とほほ。
菜緒
優斗
菜緒
菜緒
瑛斗
わ、めっちゃ失礼なことしちゃった……
で、でも!
まさか瑛斗さんがとは思わなかったんだもん……
優斗
優斗
菜緒
実は私、料理がすごく苦手。
ていうか家庭科はだいたい苦手。
女子力なし……
菜緒
瑛斗
菜緒
瑛斗
菜緒
瑛斗さんはにやっと笑った。
菜緒
髪も結んで、もう料理をする準備は完了。
心の準備は未完了……
瑛斗
褒められた……っ!?
菜緒
優斗
優斗さんは何もしないみたいだ。
瑛斗さんに言わせると
瑛斗
だそう。
瑛斗
瑛斗
菜緒
菜緒
瑛斗
瑛斗
菜緒
パラパラにさせるの難しそうだな……
瑛斗
瑛斗
瑛斗
菜緒
ふう……と息をつく。
細かく切るための順番なども教えてくれて、
なんとか具材を切り終えた。
瑛斗
瑛斗さんは容赦なく次のことを指示してくる。
瑛斗
菜緒
瑛斗
平らなところでひび入れるのがコツらしいので、 平らなところにとんとんと卵を打ち付けて、
ひびに親指を当ててボウルに開く。
菜緒
恐る恐るボウルを見ると……
菜緒
菜緒
ぱっと瑛斗さんを見ると、 とても楽しそうな顔をしていた。
瑛斗
瑛斗
思わずハイタッチ。
いままで見たことない笑顔。
かっこいい……
って、私なに考えてんのー!!!
菜緒
瑛斗
たまごとご飯と具材を入れて、あとは炒めるだけ。
瑛斗
菜緒
炒めてるつもりなんだけど……?
瑛斗
菜緒
しゃもじを握っている私の右手を握って 炒めはじめた。
手の甲に感じる瑛斗さんの手のあたたかさ。
うぅ……心臓がドキドキして上手く手が動かない。
瑛斗
やっと、チャーハンが出来上がった!!!
瑛斗
菜緒
瑛斗
瑛斗
菜緒
菜緒
瑛斗
瑛斗さん、にこにこしてる……
つられて私も笑みがこぼれた。
そうして2人分のチャーハンも盛りつけ終わり。
優斗
瑛斗
菜緒
瑛斗さんが食べるのを見届けてから……
瑛斗
……
瑛斗
ぽかぽかとした気持ちが胸に広がっていく。
優斗
瑛斗
菜緒
瑛斗
優斗
あー楽しい。
なんだかんだで、うまく行きそう……かも!!
コメント
12件
最高!!! すごい好きです!!! すごく続きが楽しみです!