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鬼を狩る理由

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鬼を狩る理由

16 - 仲間と出会えた奇跡 第3話

♥

307

2020年05月06日

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今日は入学して1週間経った

だが私は屋上で1人で自分で作ったお弁当を食べている

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(まぁそうか)

高校初日にヤンキーみたいな人に言い返した人と話したくないか

だけど、1人でもいい

今でも鬼殺隊の皆が仲良しなら

鬼殺隊の皆が幸せなら

1人でお弁当食べてるぐらい

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(どうって事ないか)

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(それにしても懐かしいな)

私は自分で作った天ぷらを見ながら思う

大正時代では毎日のように作っていた

気づけば今世でも得意料理になっていた

考えれば沢山の楽しかった思い出が浮かぶ

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

ハッ馬鹿だな私

自分でも思う

自分が無人を助けていれば良かった事なのに

自業自得なのに

寂しいなんて

そんな感情

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

捨てたはずなのにな

せめて、せめて…

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

羽織と耳飾りぐらい

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

今世でもあったらな…

私の羽織は同期が私に羽織がないと気づき5人で選んでくれた物

私の耳飾りは柱の皆が私の誕生日にくれた物

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

今でもあったらな…

叶わない事を私は呟く

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

ハハッ

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

本当に馬鹿だな私

同じ事を言う

そして私は天ぷらを最後に食べ教室に戻った

宇髄天元(ウズイ テンゲン)

美術は何が大事だ!!

クラスメート

シーン

宇髄天元(ウズイ テンゲン)

美術とは……!!

何やらスイッチを取った

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(ん?なんかやばそう)

ドカーン!!

宇髄天元(ウズイ テンゲン)

派手さだ!!

クラスメート

………

初めての美術の授業

美術室爆発

こんな授業だったらそりゃひくよね

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(天元らしいけど)

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(ツッ…)

爆発で思い出した

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(御館様…)

私はあの時助けれなかった

自分の命の恩人を

今でも鮮明に覚えている

燃えている御屋敷

焦げた御館様の服

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

ハァッ

すると、突然思い出した

あの時私がした事を

あれは無惨戦の1日前

私は勘づいていた

次の日に無惨が襲撃に来ると

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

明日か……

私は鬼殺隊の皆なら無惨を倒せると

無人を倒せると

信じていた

誰も死なずに

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

この屋敷にいるのも最後かな

私の屋敷の辺りを見渡す

どの場所を思い出が詰まっている

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

よし、せめて全部の場所見に行くか

今日は夜まで特に予定はない

なら今までお世話になった場所にお礼しに行かないと

そう思い、私は柱の屋敷や甘味処

思い出が沢山ある全ての場所に行った

最後に自分の屋敷へ着くと

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

遺書でも書くか、

私は覚悟していた

自分が明日死ぬと

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

遺書なんて、書く日が来るとは思わなかったな

鬼殺隊の皆へ

今日は私が死ぬ前日の午後2時です

私は明日死ぬ事を知っています

私は明日鬼が滅ぶ事を知っています

いえ、信じています

鬼殺隊の皆なら

明日で終わらせてくれると

皆には最後まで言っていませんでした

私が鬼だという事を

皆に言っても誰も私を嫌ったりしないと分かっていました

でも私は最後まで皆に言いませんでした

それは皆に最後まで私を鬼殺隊唯一の鬼の雨宮天音ではなく

水簾柱の雨宮天音

として思って欲しかったからです

私は最後まで皆を騙すような事をしてました

ごめんね

ありがとう

こんな私を大切な仲間として一緒にいてくれて

もうあの楽しい時間は私に帰ってこないけどね

なのでせめて、最後にわがまま言っていいかな

私の羽織と耳飾りは私の屋敷の下に埋めて欲しい

あの2つは私の宝物だ

もし、叶う事があれば

来世の私に届くかもしれない

これが私の最後のお願い

私はよく皆に頼ってと言われていた

皆は気付いてないかもしれないけど

私は皆に凄く頼っていた

本当は最初は頼らなかったのではなく

頼る人がいなかったからだ

でも今は頼れる仲間が沢山いる

だから皆に託すよ

お願いします

じゃあ私は

これから最後になる夜ご飯を皆で食べて来る

きっといつも通り美味しいご飯を食べて

いつも通り楽しい話をする

特別な幸せもいつも通りになったね

皆、ありがとう

私を信じてくれて

私に大好きって言ってくれて

私も皆を信じてるよ

ねぇ最後に弱音吐いていいかな

正直死ぬのは怖い

皆の顔が見れない

あの幸せが戻って来ない

不安しかないね

でも、もう十分だよ

とか書きながら私は涙目になっています

いや、もう泣いてるかな

皆、バイバイ

大好きだよ

じゃあ、また会う日まで

水簾柱 雨宮天音より

なんで忘れていたんだろう

私の遺書の事を

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(探さなきゃ)

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(私の)

雨宮天音(アマミヤ アマネ)

(宝物を)

宇髄天元(ウズイ テンゲン)

これで美術の授業を派手に終わるぞ!

天元、ごめんね、

授業聞いてなかった

でも、これから天元達が埋めてくれた宝物を探しに行くよ

そうして私は学校が終わった後早足で家に帰った

仲間と出会えた奇跡 第3話を読んで頂きありがとうございます!!

今回はあまり鬼滅キャラが登場しませんでしたね

さぁ天音は宝物を見つける事ができるのか?!

では、また会う日まで

この作品はいかがでしたか?

307

コメント

19

ユーザー

(*´д`)スーハースーハー←え?なに?キモっ!

ユーザー

はよ続きみたいですです

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