亜紀
咲
僕は亜紀。上田亜紀。目の前にいる佐久間咲に一途の思いを寄せている。
だからこうして、まずは友達からと、誘った。
それから数ヶ月
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
そして僕は、僕達は明後日デートすることに。
それも冬休みの最終日でもあった。
亜紀
街の駅広場を待ち合わせ場所にしたものの、一向に咲が来る気配がない。
そこで僕は電話を掛けてみることに
亜紀
亜紀
亜紀
亜紀
亜紀
不在着信
亜紀
亜紀
亜紀
亜紀
亜紀
不在着信
何度かけても不在。刻々と時が進む中、全く咲の姿が見えず、どうも胸がざわつく
ーーそして咲が来ることないまま、二時間が経過し、僕は帰ることにした
翌日。学校にも咲は姿を現さなかった。
先生
亜紀
先生
嫌な予感は的中した。
それに見舞いにも行けないなんて、僕にとって辛すぎる……あぁ、どうか咲の怪我が早く治りますように
僕はそう願うしか出来なかった。
それから一ヶ月後。卒業式が近づいてきた二月中旬
先生
その言葉を聴いて、最近感じていた虚無感が一気に晴れる。
放課後になると僕は真っ先に咲の元に走っていく。
亜紀
一ヶ月もの間、会えなかった辛さが吹き飛び、身体が咲に早く会いたいと叫ぶ。
でも、僕は真っ先に来てしまったことに後悔することになる。
平凡な咲の家に辿り着くと、すぐさまインターホンを鳴らし、咲の親の許可の元、家に上がる。
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
咲
亜紀
驚愕だった。まさか僕のことを覚えてないなんて……そんなの……
ーー翌日。確かに咲は学校に来た。だけど僕だけじゃなくて、クラス全員のことを覚えてないようだった。
咲
亜紀
咲
顔が暗いのなんて当たり前だ。大切な人から僕の記憶がなくなってるんだから。
それから数日が経ち、卒業式。 それでも咲は僕のことを思い出すことは無かった。
先生
亜紀
卒業証書授与式 僕のクラスはあ行がいなく、僕が一番。だからこそ結構緊張が走る。
僕が受け取り終わると次々に卒業生が並び始める。その中には佐久間咲もいた。
そして数時間後、卒業式は終わりを迎える。
勿論、卒業生はそのまま帰宅……だけど
亜紀
咲
亜紀
咲
少し勇気を出して、卒業式の日に僕達の関係を戻すことが出来た。
でも、咲の記憶は無くなったまま。少し悲しいけど、その分二人だけの想い出を作ろうとその場で約束を交わした。
読んでいただきありがとうございます。
この小説の登場人物に関して一つ
亜紀と咲の性別は、ご想像にお任せします。
何故ここで書くのかと言うと、実は亜紀と咲の性別を変えて読むことができるからです。亜紀が女(つまりボクっ娘)咲が男としても読めますし、同性としても読めるようになってます。
なので亜紀と咲の性別はこれといって決まってません。
それではまた
コメント
1件
面白かったです😍