テラーノベル
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朝。
キッチンに入ると、兄はもう起きていた。
のあ
声をかけると、兄は一瞬だけこちらを見て、すぐ視線を逸らす。
ゆあん
のあ
昨日の雷のことが、頭から離れなかった。 抱きしめられた腕の強さ。 離れなかった距離。
のあ
のあ
呼びかけると、兄の手が少し止まった。
のあ
言葉を選んでいる間にも、胸がどきどきする。
のあ
ゆあん
短い返事。
のあ
一歩、近づく。
のあ
その瞬間、兄の肩がわずかに揺れた。
ゆあん
そう言った声は、少しだけ硬い。
ゆあん
支えただけ。
その言葉に、少しだけ胸がちくっとする。
のあ
笑おうとしたけど、うまく笑えなかった。
のあ
そう言って、距離を取ろうとした瞬間。
ゆあん
兄の声が、私を引き止めた。
振り返ると、 兄は拳を握りしめたまま、俯いている。
ゆあん
自分にも言い聞かせるみたいに。
ゆあん
言葉が、そこで止まる。
私は息をのんで、続きを待った。
ゆあん
兄はゆっくり顔をあげた。
ゆあん
その一言で、心臓が跳ねた。
ゆあん
兄は一歩、距離を取る。
ゆあん
その距離が、 昨日よりずっと遠く感じた。
のあ
私の胸の奥が、静かに疼く。
のあ
そう答えたけど、 心は全然、納得していなかった。
その夜。
布団に入っても、眠れない。
兄の腕の温度。 あの強さ。
のあ
あんなふうに、 胸が苦しくなるわけない。
私は、そっと目を閉じた。
のあ
そう確信しながら。
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