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翌朝

ゆき

ん〜…o。.( ´O`)〜〜

物音で目が覚めてしまった

目を開けるとそこには尋が部屋で着替えて居た

ゆき

ん"ぅ…(着替えてる……)

尋(じん)

もう起きたのか?ゆき

ゆき

ん"〜……

隣では塔真君がまだ肩に頭を乗せて眠って居た

目を擦り大きな欠伸をして体をググッと解す

ゆき

はぁ〜…塔真君どうしようか……まだ寝てるんだけど…

尋(じん)

あ?そこら辺に放置しておけ

尋はお風呂上がりなのか隣に座って「頭を拭け」と言ってくる

ゆき

あんた何時か肉食の女に襲われるぞ……

尋の頭をタオルで優しく拭く

尋(じん)

俺が他の女に体を許す訳ねぇだろ

尋(じん)

許すならお前程度だ、こうやって触らせるのも襲うのも襲われるのも

ゆき

なんで受け身スタイルも含まれてんだよ

ゆき

ちょっとドライヤー取って…

尋(じん)

自分で…って、無理か

ゆき

当たり前でしょ…相当疲れてたみたいよ

塔真君の目元を優しく撫でる

ゆき

こき使ったでしょ?

尋(じん)

使った

ゆき

全く……

尋はドライヤーを引っ張り出しプラグを挿してソファに座った

ゆき

ん、ありがとうね

尋の髪をドライヤーでさっさと乾かす

ゆき

ほら、ドライヤー持って、ヘアオイル付けるから

尋(じん)

ん…

ゆき

全く…少しでも自分でやろうって思わないのかねワシャワシャ……

髪の毛を乾かしてからヘアアイロンで髪の毛を整える

ゆき

動かないでよ、綺麗な顔が傷物になるから

尋(じん)

わぁってる

櫛で髪を梳かしアイロンで挟む

ゆき

はい、低温でも綺麗になるから羨ましいわ、ほんと

軽く手櫛をしてから尋の頭を優しく撫でる

尋(じん)

お前のセットが丁寧だから頼んでるだけだ

ゆき

塔真君も丁寧でしょ

尋(じん)

一応はな

ゆき

私みたいに0から100丁寧にやらないから不満なのね笑

そんなふうに話していると…尋がまるで思い出したかのように声を上げた

尋(じん)

あ…

ゆき

ん?

尋(じん)

……いや、今日そういえば社交パーティがあったのを思い出してな

ゆき

……此処で?

尋(じん)

おう

ゆき

……特待生ちゃんと親睦を深める為に特待生ちゃんを誘え、私はやらん

※1年、2年と社交ダンスに巻き込まれトラウマ済み

尋(じん)

……特待生を誘ったらお前も来いよ

ゆき

すっげぇヤダ…

尋(じん)

拒否権なんざあるわけねぇだろ

ゆき

やっば、ちょー泣きそ…

ゆき

私の基本的人権返してくれよ……

尋(じん)

ゆき、出てくれたら幾らかスイーツを取り寄せるぞ

ゆき

おっと…私が甘いもの好きなのをいい事に……

尋はソファに片足を乗せ膝に腕を掛け顔を覗かせてくる

尋(じん)

どうだ?

ゆき

チッ…護衛程度だからな

尋(じん)

傍に居りゃワンホール

ゆき

あ"〜…もうわかったよ……出る、出るよ

「出る」と言った瞬間……寝ていた筈の塔真君が目を開け「言いましたね?」とまるで脅しかのように聞いてくる

ゆき

コンニャロ…言質取れるまで狸寝入りか……やっぱ出んのやめていい?

尋(じん)

言ったからには出てもらうぞ

ゆき

さいっあく…マジでもう嫌い……‪💢

塔真君は体を起こしあくび、体を解した

塔真(とうま)

さ、私はお風呂に入って来ましょうかね、寮長、お好きな様に人形にしていいですよ

ゆき

と、塔真サン?

尋(じん)

そのつもりだ、特待生にもドレスコードを送っておく

ゆき

あ、あの…?尋……さん?あの、ぼ、僕に一体何をなさるオツモリデ…?

塔真(とうま)

それではごゆっくり〜

ゆき

ちょ、待て……マジで待って!マジで待ってくださお願いします!

助かる訳もなく……尋に引っ張られ更衣室に連行…尋は真剣にドレスを選び私は着せ替え人形にされる

更衣室

ゆき

ア、アノォ……

尋(じん)

薄紫もいいが…どうするか……

ゆき

タスケテクダサィ……

寮生)(貴方が大人しくするだけでここはい平穏なんです、大人しくそのまま着せ替え人形になってくださいお願いします(早口))

尋(じん)

そうだな…こっちか?

尋(じん)

違うな……

ゆき

……死ぬ……マジで…死ぬ…

尋(じん)

ちょっと待ってろ、次はこっちだ

ゆき

ア~~~……

ゆき

(ハククン…スバルクン……ボクオウチカエリタイ……ボクオウチカエリタイデス…ボク、モウデナイ…)

結果!

ゆき

…ボクオウチカエリタイ……

尋(じん)

ふむ……

塔真(とうま)

おや、マーメイドドレスとはまたセンスがいい←お風呂上がり

ゆき

ゴハン……

青色のマーメイドドレスを着せられ…挙句、スリット入りの…なんで私ニーハイガーターベルト着けられてんだ…?(※脳死で色々されてたからほぼ記憶なし)

尋(じん)

満足…✨

ゆき

ネンネ……ハククン…ネンネシタイ……

寮生)(可哀想に……南無三)

尋(じん)

お、忘れてた

ゆき

まだあんの!?(本音)

尋(じん)

あるだろ

ゆき

そ、その手に持たれているものは……一体…

尋(じん)

指輪

尋(じん)

安心しろ、ただのペアルックだ

ゆき

(ペアルックに見えるほど安物に見えませんが!?)

ガッツリ婚約とか結婚指輪にしか見えませんね

尋(じん)

嫌か…じゃあこっち……

ゆき

お願いだから高価なものを渡さないで……

唯一の癒しは着せ替え人形にさせられる前の風呂タイムだった……

ゆき

かえ…して……カエシテェ…

塔真(とうま)

顔死んでません?

尋(じん)

??ただのネックレスだぞ?

出されたのは見るからに高価な ネックレス

ゆき

僕もう疲れたぁ…まだやんの〜?(マジでそろそろ人間性取り戻さねぇと溶けるわ…)

尋(じん)

安心しろ、ただのマーキングだ

ゆき

もうヤダ……

尋は後ろに周りネックレスを着けられ…もう全身真っ青だ……目が痛くなる…

ゆき

……私青色のペンキ頭から被ったのかしら…

尋(じん)

そこまで真っ青じゃねぇだろ、事実髪は白なんだし

ゆき

…まぁそれもそうか……(パーティまであとちょっとか…)

地獄が繰り広げられないような祈っておこう…

とあるグールは愛され症

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