好きだって言ってるのに
超超超鈍感な先輩!!
「先輩のバーカ」
いい加減気づけよ.
◇
"~ なんで気付かないの?~"
◇
菊谷 憐
菊谷 憐
成海 茜
成海 茜
菊谷 憐
成海 茜
成海 茜
菊谷 憐
菊谷 憐
成海 茜
茜先輩は無邪気な笑顔で
俺に手を振っている.
可愛いいいいいい!!
あの、ふにゃって笑う笑顔!!
最高です. お陰様で
今日も1日頑張れます!!
俺はスキップしながら
ルンルンで歩いて
1年の階へと向かう.
見ての通り、俺の1日は
茜先輩に挨拶をしてこそ
始まる.
登校してまず先に向かうのは
自分の教室ではなく、
茜先輩の教室.
そこで先輩に挨拶をして
毎朝あの笑顔で見送られる.
まさに……最高の朝!!!
南 幸平
南 幸平
皆より少し遅れて
教室に入る俺を見て
友達のコウヘイが俺に言った.
もうどこに行っていたのか
聞かなくても分かるレベルに
皆俺がどこで何を
していたのかを知っている.
菊谷 憐
菊谷 憐
菊谷 憐
南 幸平
南 幸平
幸平はわざと大袈裟に耳を
両手で塞いで言う.
南 幸平
南 幸平
菊谷 憐
数ヶ月前、初めての
委員会の時に先輩に
一目惚れした.
そして、その日に思わず
告白してしまったんだ.
南 幸平
菊谷 憐
そう. 何も無い.
むしろ無さすぎる!!
それが問題.
唯一の問題.
先輩は可愛い.
笑った顔なんて
最高に可愛い.
おまけに優しくて
面倒見がよくて、誰とでも
分け隔てなく接してくれる.
だが、超超超超鈍感!!
あの日、初めて
告白した時だって___
◇
菊谷 憐
菊谷 憐
皆帰った後の教室.
そこで俺は思わず
告白してしまったんだ.
成海 茜
菊谷 憐
菊谷 憐
成海 茜
成海 茜
そして先輩は俺に笑顔を見せ
手を握ってそう言った.
先輩の手は柔らかくて
気持ち良かった事を
今でも覚えている.
菊谷 憐
菊谷 憐
ドキドキしながら言った
人生初めての告白.
成海 茜
菊谷 憐
菊谷 憐
あの時の嬉しさは、今まで
味わった事がない程.
けれど、その嬉しさは
次の瞬間には放心状態に
変わっていた.
成海 茜
成海 茜
成海 茜
成海 茜
成海 茜
成海 茜
俺の気持ちなんて、
1ミリたりとも
通じていなかったのだ.
◇
その話を幸平にした時は
腹を抱えて爆笑された.
それからと言うもの
俺は、事あるごとに
告白しているが……
今の今まで1度たりとも
通じたことがない.
南 幸平
南 幸平
回りくどい…そう言われ
思いを巡らせてみる.
あの時は、お昼ご飯に
誘った時に.
◇
菊谷 憐
成海 茜
成海 茜
成海 茜
って、焼きそばパン以下の俺.
ある時は、一緒に
帰ろうと誘った時.
菊谷 憐
成海 茜
成海 茜
って、ただの暗い所が
怖いヤツって思われ.
それじゃいかんと思い…
菊谷 憐
菊谷 憐
成海 茜
成海 茜
成海 茜
菊谷 憐
菊谷 憐
成海 茜
成海 茜
成海 茜
って、やっぱり伝わらず.
◇
菊谷 憐
菊谷 憐
南 幸平
菊谷 憐
菊谷 憐
この数ヶ月、俺は何回先輩に
告白してるんだろうって.
数え切れないレベル.
菊谷 憐
菊谷 憐
南 幸平
南 幸平
南 幸平
南 幸平
菊谷 憐
南 幸平
南 幸平
南 幸平
菊谷 憐
そんな事考えていなかった…
きっと伝え続ければ、いつか
伝わるだろうとばかり……
南 幸平
南 幸平
南 幸平
菊谷 憐
南 幸平
南 幸平
南 幸平
南 幸平
菊谷 憐
ぐうの音も出ない.
南 幸平
南 幸平
南 幸平
南 幸平
南 幸平
そんな事無理と言われても…
菊谷 憐
菊谷 憐
南 幸平
あぁ、もう.
それ以外の方法とか
どうしたら良いんだよ.
♡きたら続き出します!! 読んでくれて📖 ありがとです!!☺︎ ぜひ他のも 見てみてください!!☃
コメント
3件
@🍭saki😸さん. 全然!!☺︎ 参考して貰えて逆に嬉しいです(笑)⸜❤︎⸝
ちょっと参考にさせてもらいました!嫌でしたらごめんなさい
早く、続き読みたいです!