コメント
4件
続きを恵んでください…! 楽しみ!
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
どどん(効果音)
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
・この作品は、irxsのnmmnとなっております。見覚えの無い方や、地雷の方は見ないことを推奨します。 ・青黒、赤桃、白水前提です。
あゆみ
ふぁ、という間抜けな音が鼓膜を揺らす。
ないこ
思わず漏れた独り言が、冷たい空気に溶けて消える。
ないこハウスの無駄に広いリビングの空間は、一向に暖まる気配がなかった。
…ただ今の時刻、10時32分。 一応言っておくが、午前の。
そして、昨日に散々確認したミーティングの予定時刻は、10時20分。
ないこ
いや知ってたけどね!! でも、もしかしたらと思うじゃん…
せっかく起きたのにリビングが静まり返ってた時の虚しさ、お前らには分かんねえんだろうな…
心の中のいれいすメンバーに零しつつ、まだ少し温もりの残る毛布を手繰り寄せる。
ストーブを付ければいい話なのだが、家に1人の状態で灯油を浪費するのは勿体無い。
そんな訳で、朝っぱらから毛布と一体化してソファーにうずくまる成人男性が爆誕したわけである。
早く来い、そう念を込めて指先を毛布の中に引っこめる。
しかし、今日は一段と寒い。 昨日、気象予報士さんが寒波だとか何だとか言ってたのは本当だったのか。
ないこ
こんな時に浮かぶのは、決まって愛しい恋人の顔。
もしここにいたら、あっためてくれるだろうか。
でも、りうら冷え性だからあんまりあったまんないかな。
ないこ
笑いが漏れると同時に、ドアが開く。
…と、聞こえてきたのは、聞き覚えのあるショタボと空気に溶け込むような特徴的な低音。
…来たか。 2人とも、すっかり恋人同士の時の声になってるなあ。
そんなことに気づいてしまうくらいには、俺はメンバーに入れ込んでいるらしい。
…というか、自分の家のドアが自分の意思とは関係なしに開くことに何も危機感を覚えなくなった俺も俺だけども。
初兎
hotoke
りうら
ああ今日もうちのりうらは可愛いです。…っと違う、そうじゃなくて。
入ってきたのは、いれいすバカップルその1、いむしょー。別名、遅刻常連組。 それと俺の恋人、天才ぴよぴよ最年少ことりうら。
今日は子供組が先に来たようだ。 …いや待て、子供組の後ろで見え隠れしている青髪は。
If
眠そうな、自称グローバルサイコパスぽえぽえお兄さん、lf。 なお、本性はただの高身長イケメン限界恋人ヲタである。
今日は割と一気に集まったな。
ないこ
hotoke
いや、いつもよりマシってだけで相変わらず遅刻なんだけどね。
その言葉はぐっと飲み込む。 遅刻精神が治ってきたことだけでも喜ばなければ。
初兎
hotoke
…前言撤回。人はそう簡単には変わらないようです。
ということは、初兎ちゃんは巻き込まれただけか。今度美味しいシュークリームあげよう。
こういう時は、彼女側の好物をあげる方が喜ばれるのだ。
まあ、初兎ちゃんが 「『いむくんとシュークリーム』食べたーい」 とか言ってほとけが美味しく頂かれるんだろうけど、俺の知ったことでは無い。 ただでさえ兎は万年発情期なのだ。
りうら
初兎
hotoke
hotoke
りうら
hotoke
ド正論を突きつけられたほとけは、心なしかしゅんとする。
いつもうるさいほとけがこうもしおらしいと、調子が狂うものだ。
でも、すぐ…
If
hotoke
If
hotoke
うん、そんなことだと思った。 まろは恋人至上主義だからなー。
あ、気づいたと思うけど、まろの恋人はうちの最年長の悠佑、通称あにきである。
…あれ?
ないこ
そういえば、肝心のあにきの姿が見当たらない。
hotoke
初兎
りうら
If
少し意外に思う。 というのも、子供組の反応からも分かるように、あにきはめったに遅刻をしないから。
遅刻するにしても、あにきは必ず連絡をよこしていた。
「遅刻は相手の時間を盗むことやからな!」と言っている姿を思い出す。 …この心構え、他メンバーに見習って欲しいものだけど。
まあ、あにきにも起きられない朝くらいあるのかな。あにきは自分の限界を意識しない節があるから、寝てるのなら起こすのはちょっとなぁ…
そんなことをぼんやり考え、ふとさっきから黙り込んでいるまろに話しかけてみる。
ないこ
If
ないこ
If
珍しく言葉を濁すまろ。 メンバーが更に話しかける。
hotoke
りうら
初兎
一拍置いてから、まろが口を開く。
If
初兎
ようやく温まってきたはずの部屋が、 1段階寒くなったような気がした。
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ