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水中心中呪殺

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水中心中呪殺

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2024年05月08日

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ワンク 死ネタ 話よくわからない 無理ってなったら逃げてください

( ……6月は嫌い。 )

( 梅雨だから鬱陶しいぐらい雨が降るし、絶妙な温度とじめじめとした気持ち悪い湿り気が肌にまとわりつくし、何より── )

( 6月24日。僕の誕生日でもあり、彼の命日であること )

( ……僕の過ちで死んでしまった彼は、僕のこと恨んでいないだろうか )

ー 2年前の電車内 ー

本当に良かったのかい?僕の誕生日だからって2人っきりで海なんて行って……

何を言う!!逆にお前の誕生日だからこそ……ふ、2人っきりで行きたいんだ、

え?あ……ふふ、ありがとう。

っ…自分で言ってて小っ恥ずかしいな…

恥ずかしがる必要なんてないじゃないか。僕達は恋人なんだし、デートって言うことで

ばか!!!余計恥ずかしがるようなことを言うな!!

え〜?

え〜じゃない!!全く……ま、まあ、言う通りではあるが…

あ、そろそろ着くぞ!!楽しみだな…!!

ちゃんと着替えは持ってきたよね?

勿論持ってき……てるよな!?

確認した時にはあったんだが……心配になってきた…

大丈夫だと思うよ。もし無かったらどこかで服を買ってから行こうか

あぁ!…お、止まったな

わくわくしてくるね……!!

今日の主役はお前だからな!やりたいことはなんでもやってやろう!!

……ほう?なんでも?

……あっ、爆発や無理難題なことは無理だからな!!?とりあえず降りるぞ!!((手を引っ張り))

なんでもって言ったのに…

ええい、うるさいうるさい!!オレの体が持たんわ!!

やっても少しだからな、少し!!

!少しやってくれるんだ……ありがとう

……絶対普通に爆発してくるだろう…

ふふふ……

ぐっ……

おぉ…!!空もよく晴れているし、とても綺麗だな!!

少し暑いけど、晴れててよかったね。海がきらきらしてる

にしても人が全然居ないな…まあその方がオレ的には助かるのだが

どうしてだい?

なんだか貸し切りみたいで特別感ないか!?((目をキラキラさせて))

言われてみれば確かに、そうかもしれないね…ふふ、わくわくするな

よし……じゃあ早速!!((靴と靴下を脱いで))

わ!!ここの砂ふわふわだぞ類!!

本当?……ほんとだ、ふわふわしてる!触り心地いいねぇ

ふはっ……オレたち海に来たのに砂で既に喜んでるな

あっ、、確かに…でもまあ砂も海の一部だし

……類も靴と靴下脱いで早く海辺いくぞ!!

え!?ち、ちょっ…待っておくれ!!?

あ、やっと来た

お、おまたせ……?

おまたせと言われるほど待っては無いが……でもちょうど良かった、いまさっき綺麗な貝殻を見つけたんだ!!((貝殻を見せて))

!すごく綺麗だね……!!

ふふん、海に来る時は貝殻を探していたからな!!綺麗な貝殻を見つけるのは得意だぞ!!

ふふ…さすが司くんだ

((ちょうど波が押し寄せる))

( ……あ、そうだ )

( 怒られるかもだけど…… )

…えいっ((少量の海水を掬って、司の足ら辺にかけ))

うお゙っ!!?!?あ!!やったな!?

あははっ、やり返される覚悟はできているよ!

それなら……着替えも持ってきてるし、倍返ししてやるぞ!!!((怪しげな笑みを浮かべながら))

おや怖い…僕も負けていられないね

あ!!……これでどうだっ!!!((ばしゃっ、と思いっきりかけて))

わあっ!!?……それなら…!

うわ゙ッッ?!!?なんだそのロボットは?!?!?!?

昨日僕が作ったんだ!きっと楽しめるから許しておくれ((愉快そうに言い))

くっ……お、オレだって負けないからな!!スターの名にかけて……!!!!

( だいぶ燃えているね……まあ僕もだけど )

( 楽しい誕生日になりそうだ )

はぁ……はぁ……っあはは!!もうオレも類もびしょ濡れではないか!!

おや……ふふっ、夢中になりすぎてしまったみたいだね

まあ主役が楽しいならオレはいくら濡れようと構わん!

それじゃあ先程のロボットの威力を強くしようかな♪

それは聞いてないぞ!!?あれより強いって……避けることほぼ不可能じゃないか!!!

えぇ、ダメかい?

……むぅ…わかったわかった、今日だけオレを好きにしていいから!!

今日だけ!!!だからな!

わかっているよ、それなら今日のうちに色々やらないとだねぇ……

嫌な予感しかしないな……まあいいか

ー 数時間後 ー

あ……

( そろそろ日が暮れるな )

む……もうこんな時間なのか

時間の流れが早く感じるな……

……そうだね

今日はありがとう、司くんのおかげで本当に楽しかったよ

人生で一番楽しい誕生日になったかもしれないくらいには、ね

……それなら、毎年それを更新してやろう!!

え?

毎年色んな祝い方をして、毎年人生一楽しい誕生日にするってことだ!!

……っ!

ほんと、司くんにはいつも驚かされるよ…

でも、是非お願いしたいな

断るという選択肢はないが??

えぇ〜?

じゃあ、来年もまたこうやって、で、……でーと、してくれるか……?((少し頬を染めて))

……ふふっ、照れてる?

うるさいうるさい!!!そういうのは言わないんだぞばか!!!!((ぽかぽかと叩いて))

すまないねぇ、可愛くてつい。

来年もよろしく頼むよ((髪に少し触れながら))

……はぁ、やっぱりオレが持たないからやめたい…

え??

その、…かっこよすぎて心臓が持たないんだ……。((顔を伏せて))

っ……逆に僕は司くんが可愛すぎて持たないよ!!

んな!!?だからオレは可愛いではなく……あぁもう…、

……あ、

どうかしたのかい?

い、いや……なんでもないんだ

……話してくれないかな?

……あまりいい話ではないんだが…それでもいいなら

勿論構わないよ、なんでも話しておくれ

嫌な話を思い出してしまって、だな…

……うん

え…っと、オレ、海で親族を亡くしたことがあるんだ

え……

その子は小学2年生で、随分前に親族同士で海に行った時、目を離した隙に溺れてしまったんだ

…オレがもし目を離していなかったら、あの子にちゃんと付き添っていたら、って未だに考えてしまって

最近忘れていたのにまた思い出してしまったんだ…

そう……だったんだ

……辛いことがあったんだね

……すまん…類の誕生日なのに、こんな話をして

ううん、大丈夫。寧ろ話してくれて嬉しいよ

……((目を伏せて、悲しそうな表情をし))

( 悲しそうな顔をしている……慰めた方がいいのはわかっているけど、慰め方が分からない…… )

その……類

もう少しだけ遊んでから帰ってもいいか?

あぁ……でも、風邪引いちゃうと嫌だから長くは遊んじゃダメだよ。

…わかっているぞ、よし……

( 司くんの話を聞いてから怖くなって、極力目を離さないようにしていた )

( ……場を盛り上げようとしてくれているけど、やはりちょくちょく苦しそうな顔をしているな )

( 来た時は海が青かったのに、今は橙色に変わっている )

( そろそろお別れか……少し嫌だな )

……((目を離して景色を見ている))

( ──はっ、つい目を離してしまった )

( まさか、あるわけないけど…… )

…司くん、そろそろ帰──

あ……れ

( 居ない?も、もう戻ったのかな )

( 後ろにもいない……こっちもいないし、何より人が誰一人いない )

( 嘘だよね?そんなこと本当にあるわけ、、 )

携帯鳴らして見よう…あ、あっちから音楽が聞こえる……?

……え、うそ、

( 司くんの姿は無いのに )

( 海辺にスマホ一つだけ…… )

つ、、司くん…?

嘘だよね……

司くん、

司くん

( 嘘だ…… )

……

( 周りに人はいないし、靴もスマホもそこにある )

……っ((涙が頬を伝い))

( 信じたくはなかったけど、、 )

……ただいま、

類母

おかえりなさい類──って!?

類母

どうしたのその目!!?

あ……

類母

なんでもいいから、母さんに話してみなさい

……

……司くんがいなくなっちゃったんだ

類母

え?

海で、一瞬目を離した隙に

居なくなっちゃって、

スマホを鳴らしても落ちてるだけで連絡もつかなくて

類母

……う、嘘…

……っ

──後日、あの海や周りで捜査が入った

( ……数日経ったって、安否も行方も分からない… )

( どうして……?早く見つかるといいな、、 )

数日後

類母

っ類!!!

……あぁ、母さん

類母

司くん……っ死んでしまっていたらしいの

……

類母

でも、おかしなことにね、急に海辺に綺麗な状態で見つかったって……

…え?

水死体って…状態がいいものでは無かったような、

類母

ええ、そのはずなのよ…

類母

司くんのお母さんからお葬式来るかって言われたけど……どうする?寧々ちゃんとえむちゃんは行くみたいよ

勿論僕も行く。

類母

そう……分かったわ。連絡入れておくわね

( 司くんが、死んだ? )

( つまりは、僕は誕生日に一番大切な人を亡くした )

( ……こんなの、酷すぎるよ )

……っ、、((涙があふれて))

( どうして……。毎年人生一楽しい誕生日にしてくれるって言ったのに、なのに…… )

( 君の命日なんて、最悪な日じゃないか…… )

寧々ちゃん

……っ、ううっ…ぐす、((小さく声を漏らして泣き))

えむちゃん

うぅ……っぐす、う、ひっく、っ…((ある程度の声を出して、大粒の涙を流し))

咲希ちゃん

ゔぁああああぁんっ……!!お兄ちゃん……っお兄ちゃん……!!うぅうぅうぅっっ…!!((ぼろぼろと涙を流し、叫ぶように))

冬弥

……っ((声を出さず、ただただ涙を流し))

彰人

……っゔ、………((声が抑えられなく、我慢していた涙がこぼれてきて))

( みんな泣いてる……当然か、僕も泣いているし )

( 司くん、わかっていたけどとてもとても愛されていたんだな… )

( ……もしかしたら僕は彼を助けられたかもしれない )

( あの時しっかり見られていたら )

( 放っておかなければ、 )

( まだ司くんは生きていたかもしれないのに )

( なのにあの時僕があんなことをしたから )

( 海に行くのを断っていれば )

( 僕があの日に生まれていなければ )

( そもそも、僕が生まれていなければ )

寧々ちゃん

……類…大丈夫…?

え……

寧々ちゃん

その…なんて言うか、

寧々ちゃん

……やっぱりなんでもない…

…心配してくれたんだとしたら、ありがとう

寧々ちゃん

……うん

寧々ちゃん

( この感じ、司なら言語化出来てたのかな… )

( 確かに彼の死体は綺麗だった )

( まるで、ただ眠っているだけのような。溺死してしまったうえ発見が少し遅れたはずなのに、不可解に思う )

( けど、理由を探ろうにも手がかりなんて何も無いから諦めた )

( ……でも )

" 今 " ならわかった気がする。

ー 2年後 ー

( 今日は6月24日、大っ嫌いな日。 )

( 大事なあの子の命日だし、お墓参り序でにあの海にでも行こうかな )

( ……もしかしたら司くんに会えるかも、なんて )

( あ……沢山お花が置いてある。 )

( 遅くなっちゃったかな )

……((無言で花束を添えて、暫く黙祷し))

( ……あの時救えていたら、今も生きていて、世界のみんなに希望を与える大スターになっていたのかな )

( そんな才能の芽を潰してしまったのは僕 )

( 光を消してしまったのは僕 )

( 彼を殺したのも僕同然だ、というかそうだ。司くんを救えるかもしれなかったのは僕しかいなかったのに )

( ……こんなの恨まれても仕方ないってわかってるけど )

( 許されないのもわかっているけど、 )

……ごめんね、いや…ごめんなさい、司くん

……天気、あの時より全然よくないな

( 2年前は暑いくらいだったのに、今日は昨日が雨だったからか湿り気がすごい )

( 気持ち悪い……、いっそ海の中にでも入ってスッキリしたいところだけど── )

…っ、え((周りを見渡し、一点を見つめ))

( あ、あの子…後ろ姿だけだけど司くんに似ているな )

( ……気の所為だろう、気にせずその辺を彷徨いているか )

……?((振り向いて))

えっ

…!

((類に気づくと、優しく微笑んで手招きをし))

( ……幻覚?見た目は18歳のままの司くんだ……
ま、まあいいか……?とりあえず手招きされてるし行ってみよう )

……類

え……そ、の声、司くん…?

勿論。

2年間ずっとここに来てくれるの、待ってたんだぞ!?((少し拗ねるように話して))

ま、待たせてごめんね…???

( なにこれ、どういうこと?今僕の目の前に、確かに死んだはずの、僕が殺してしまったはずの司くんがいる??? )

……類の声はやはり落ち着くな、2年ぶりに聞けて嬉しい…

類が良ければもっとオレの名前を呼んでくれ、寂しかった分。

……

本当に司くんなのかい…?正真正銘、本物の?

お前の言う本物では無いかもしれんが……というか生きてはいないが、本物は本物だぞ

来るのは遅かったけど……類だけだ、ここに来てくれたの。

2年間ほぼほぼひとりで過ごしてきて、本気で寂しかったんだからな、、

……

ごめんね、寂しい思いをさせて

ここに来るのが怖くなってしまってね…。

まあそうだろうな、お前の大好きなオレを亡くしたのもここだし…

でも……久しぶりに会えて嬉しいよ、司くん

オレも久しぶりに今すっごく楽しいぞ!……あっ、すまん、言い忘れていた

お誕生日おめでとう!!

!!

類は……もう21歳になるのか、随分年上になってしまったな。

身長もまた伸びて……オレはずっとお前に追いつけないままだな、こうやって背伸びしないと類に触れないのが悔しい!!((背伸びをして類の頬に触れて))

……司くん、((苦しそうに))

そんなに苦しそうにするな……

…類は、生きていたいと思うか?

っ思わない、思わないよ……思うはずないじゃないか!!

司くんが居なくなった世界なんて何も楽しくなかった……全部全部つまらなくて、司くん以外の何もいらなかったくらいだ

……

そう、か…

わかった、それじゃあ…

誕生日プレゼント、になるかは分からないが……((手を引いて海に引っ張り))

!!!

嫌なら直ぐに逃げるんだぞ、きっとオレの手ぐらいすぐに振り払えるだろう?

……振り払わないよ

……沈んでる途中に後悔したって遅いんだからな、ばか類

( 冷たい……ほぼほぼ夏なくせに、どうしてこんなに冷たいんだ……。 )

( 今はそんなことも気にならないけど )

なぁ…類、本当にいいのか?

逆に司くんが嫌なら、やめるよ

嫌なわけあるかっ!!本音を言えば、寂しいしこっちこそ類がいないとつまらないから、お前が嫌と言っても海の中に連れ去りたいぐらいだが!?

それなら心配はいらないね((手を引いてもらっていた司を抱きしめ自ら深海へ堕ちて))

っわ!?ばかばか!!本当にいいのか──!?

…あほ

……おや酷い

酷くない……まだ話の途中だったじゃないか

司くんから提案してきたのに、心配事が多いねぇ…

う……何も言い返せんな、、

…((頬に触れるだけのキスをし))

っ!?

え、と…誕生日だし、せっかくだから──

……もう…

んっ…!?((口を塞がれ))

数分後

ふう……っ、あ、((唇から離されたと同時に抱きしめられていた手が離されたことに気づき))

……お疲れ様、類

そして……殺してごめんなさい

???

司お兄ちゃん?その人だあれ?

!あぁ……。この人はオレの大事な人だ

???

その人も死んじゃったの?

……そう…だな

???

でもよかったね!

え?

???

だって、ぼく達と同じように死んだらずっと一緒に居られるでしょ!

……

そうだな、

???

司お兄ちゃん、やっとぼくの気持ちがわかった?

あぁ、、

???

ぼく、ひとりでずっとずっと寂しかったから司お兄ちゃんをここに来させたんだよ

前は酷いと思ってしまったが……今では理解できるようになったな

???

よかった!その人も誰か連れてくるのかな!?

……いや、ないと思うぞ

???

なんで?

オレがいるから。

???

ええ、でも友達って沢山いた方が楽しいよ?

……それとこれは別なんだ。オレにとって類は特別だし、類にとってもオレは特別だからな!

???

うーん……よくわかんないや

まあそうだろうな……

???

目が覚めたらその人とも遊びたい!

類が良ければいいぞ!

???

やったー!早く起きないかな〜

( ……まるで呪いみたいだな )

( もしオレと類が両想いじゃなくて、付き合っていなかったら……永続的に犠牲者をだす羽目になっていたかもしれん )

謎に思いついた話なのでぐちゃぐちゃでも許してください。 ネタが!!!ない!!!!!!!!!!!!!!!

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コメント

8

ユーザー

マジで映画みたいでした! 内容がしっかりしてて感動しました 司くんも類くんも海でわんだほいになるのかもしれないと思いました

ユーザー

俺今映画見てたのかな? 手にポップコーンがある…

ユーザー

ちょい違うけど心中みたいで好き…映画みたいでした…!

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