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気が付くと、知らない部屋にいて、周りには少しデカめのベッドと、簡単な食料と水。 部屋自体は白が基調とされて、隅にちょっとした観葉植物が置かれているぐらい。……あとは、窓が無く、扉が1つ。 ……ついでに何故かDD。 普通に寝てるだけっぽいし、放置してたけど、扉を開けようとした時に、俺の力がないのか、それとも普通に鍵が開かないのか。
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溜息を付きながら彼が寝ているところに駆け寄り、顔を覗き込む。 …気持ちよさそーに寝てんなコイツ。
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彼の体を揺さぶって起きるように催促する。 いくら揺さぶっても起きる気配が無く、諦めてここから出られないか探そうとその場を立ち上がり、散策しようとした時、手をガシッと捕まれ、後ろに引っ張られる。
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ぐいっと引っ張られて、DDから口を塞がれる。 起きてんじゃねーか、なんて事は後回しで、ただお互いの唇を重ねる。
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精一杯手に力を入れてどうにか彼を押しのける。
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新手のドッキリか?なんて考えていると天井のワンタイルが開いて紙が1つひらひらとゆっくり落ちてくる。 DDが落ちてくる途中で紙を掴んで、悪そうな顔をしながらこちらを見てきた。 なんだよ。
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そう言われた瞬間、どんどん顔が引き攣っていき、苦笑いになっていく。
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顔が赤く、熱くなるのを自分で感じた。嘘だろ、という絶望感と、部屋に置かれているものや、空気が、それを否定出来るものがなくて、受け入れるしかなかったし。
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そう言ってお題が書かれた紙を渡してくる。黒く太文字で「お互いの好きなところを3つ言う」と書いてあった。
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わざと俺の近くに来て、悪い顔をしながら言ってくる。 ……褒め言葉でもなんでもないだろ、
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あんなん言われたら当たり前だろ。 ……俺そんなDDの名前呼んでたかな…。
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パッと思いついたのがこれだった。 まぁ、普通に上手いし、たまに煽ってくるけど事実だし。
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……な、なんだよ、この雰囲気。 地味に気まずいし。つか、扉開いたのかな。
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指を絡めて目を見詰めて聞いてくる。
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急にそんな事言うなよ、普通に……。 アホだろ、マジで、いや、まぁ…………付き合ってても、どっちかと言うとお兄ちゃんの方がしっくり来るし。
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やめろ、見つめんな、なんて言ってもどうせ聞かないのだろう。
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兎に角この状況から脱したくて、ドアノブに手を掛けて開けようとする…も、俺の思いどおりには開かず、また紙がひらひら、と落ちてくるのが見えた。
ぬ
ぬ
ぬ