ここは……どこ?
真っ暗で
何も見えない……
怖い
誰か…
私をここから連れ出して───。
私
ん………
私
ハッ!!
保健室の先生
“私”さん……?
私
先生っ!
私
あの……私……
保健室の先生
授業中倒れちゃったのよね
保健室の先生
もう大丈夫そうね
私
はい……
私
(そっか私、倒れちゃったのか……)
保健室の先生
“私”さん………
保健室の先生
あなたもしかして……
保健室の先生
持病持ち?
私
持病って言うのか……
私
私……重度の気象病で………
保健室の先生
そうゆうことだったの……
保健室の先生
今日大雨降ったものね
私
はい……
保健室の先生
でも、もう晴れているし大丈夫よ
私
そうですね
保健室の先生
ちょっと休んでから6時間目出る?
私
はい、そうさせてもらいます
翌日
私
おはよう
クラスメートの男子
来たぞ!仮病!
私
仮病………?
クラスメートの女子
かまちょうざー(コソコソ
私
……………
私
(こうゆうのは慣れてる………)
私
(小学校でも“仮病”って言われ続けて来たから…………)
私
あなた達が
私
仮病だって思うなら
私
勝手にそう思ってて………
私
別に……いいの
このくらいの痛み
気象病に比べたら………
どうってことない
B子
“私”………
B子
うちは“私”の事信じてるからね
A子
うちもだよ!
私
2人とも…………!
私
ありがとう!
B子
それにしても……
私
?
B子
何で倒れちゃったりしたの…?
A子
それな!
A子
教えて!!
A子
うちら友達でしょ?!
私
(どうしよう………)
私
(本当のことを言ったらいいの……?)
私
(どうすれば……)
私
実は………
私
私っ…………
ずっとずっと
苦しかった
ずっとずっと
辛かった
ずっとずっと
暗闇の中にいた
両親は2人とも
私のために
毎日毎日残業詰めで働いて
そんな両親に
心配かけたくなくて
苦しくても
何も言えなかった
小学校でも頼れる人がいなくて
ずっとずっと1人で抱えてた
2人に話したら
少しだけでも
楽になれる───?
ずっとずっと人のことが信じられなかった
2人のことは信じていいの?
ねぇ誰か…
教えてよ………