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小さな蟻の大冒険

第8話 - 小さな蟻の大冒険最終回

2019年08月08日

#冒険

#友情

アイスクリーム

前回のあらすじ　

女王蟻を説得させるために俊介を説得させるという作戦を立てた四匹。そのために、蟻の言葉が分かる翻訳機をロボ助に作ってもらうことにした。バッタと290が材料を買いに行ったのだが、その途中バッタロウに会い、奇跡の再会をした二匹。五匹となってついに、俊介の家へ❗

五匹は俊介の家に入った。

女王蟻

俊介～❗

俊介

蟻さん🎵

女王蟻は幸せそうだった。

290

女王様、幸せそうだよ。

190

でも、連れて帰らなくちゃ。

よし、翻訳機を貸してくれ❗

ロボ助

チョットダケマッテクダサイ❗

そういうと、ロボ助は俊介の耳もとに行った。

何するんだ？

ロボ助

オトコノコニコノキカイヲツケテモライマス。

そう言うと、俊介の耳もとにそっと機械を付けた。

ロボ助

コレデ、オッケーデス❗

じゃ、話しかけてみよう。

しかし、女王蟻に気づかれてしまった。

女王蟻

またあなた達？

女王蟻

いい加減にしてくれないかしら？

190

女王様、僕達は女王様が居ての働き蟻なんです。

だから、お願いします❗

戻ってきてください❗

女王蟻

何を言ってるの？

女王蟻

戻るわけないじゃない。

女王蟻

私は決めたんだから。

すると

俊介

今、喋ってたのは誰？

女王蟻

え？私の声が聴こえるの？

190

翻訳機作ったんですよ。

女王蟻

ど、どうやって…。

その話は後でにします。

俊介

まさか、蟻さん？

俊介

いや、そんなわけないか。

女王蟻

俊介❗

女王蟻

喋ってるのは私、蟻よ❗

俊介

え～❗

俊介

蟻さんが喋った❗

俊介

と言うか、蟻さんが四匹にバッタさんが二匹いる❗

190

君、俊介って言うんですか？

俊介

は、はい…。

190

実は僕達、女王様を助けに来たんです。

俊介

え？

女王蟻

俊介。

女王蟻

私ね、実は女王蟻なの。

俊介

そうだったんだ…。

女王蟻

だけど、この生活が幸せだった。

女王蟻

だから、私は俊介と過ごしたいの❗

290

でもね❗

290

働き蟻は女王様が必要なんですよ❗

そうなんです❗

蟻の巣が成り立ってるのは女王様のおかげなんです❗

だから、女王様がいないと…。

だから、お願いです❗

俊介

でも…。

俊介

うーん…。

190

これは、僕達の命にも関わることなんですよ❗

190

しかも、女王様が戻ってくることによって、皆が幸せになれるんです❗

190

お願いです❗

バッタ

こいつらの思いはホンマモンや❗

バッタ

やから、お願いや❗

俊介

うーん…。

バッタロウ

俊介❗

バッタロウ

ペットなら、僕がなるで✨

バッタロウ

だから、お願いや❗

五匹は頭を下げた。

女王蟻

何を言っても無駄なのよ。

女王蟻

ね、俊介❗

俊介

蟻さん。

俊介

巣に戻りなよ。

女王蟻

え？何を言ってるの？

俊介

巣に戻ってって言ってるんだよ。

女王蟻

な、なんでよ❗

女王蟻

私と俊介は家族でしょ？

俊介

家族だからこそだよ❗

女王蟻

え？

俊介

蟻さんはね、女王なんだよ。

俊介

女王は皆の中心人物。

俊介

女王様が居なかったら、

俊介

この子達は暮らしていけないよ❗

女王蟻

俊介…。

俊介

これは蟻さんのためなんだ。

俊介

蟻さんの将来のためなんだ❗

女王蟻

で、でも、俊介とはお別れしたくないわ。

俊介

お別れじゃないよ❗

俊介

蟻の巣って栃木にあるよね。

栃木の公園にあります。

俊介

僕のおばあちゃん家、栃木なんだ❗

俊介

しかも、蟻の巣は近くの公園にあるでしょ？

190

そうなんですか❗

俊介

だから、帰省したとき、いつでも会えるよ❗

女王蟻

そんな…。

190

女王様、お戻りください。

190

皆さんが待ってますよ。

女王蟻

…。

290

僕、女王様が幸せに暮らせるように、努力します❗

290

だから、帰ってきてください❗

190

僕達は女王様を連れて帰るために、命がけの冒険をしました。

190

先輩の下半身が不自由になっても、

190

新幹線に乗り遅れても

190

女王様に帰らないと言われても

190

台風に襲われても

190

決して諦めませんでした。

190

女王様を連れて帰るために❗

女王蟻

…。

女王様。

皆はあなたを求めています。

特に190と290は女王様に恩返しがしたいと。

女王様への思いは本物でした。

女王様を連れて帰るために

190は勇気を出して、冒険に出てくれました。

290はあんなに小さいのに一生懸命頑張ってくれました。

すべては女王様のために。

女王蟻

…。

俊介

蟻さん、今までありがとう。

俊介

楽しかったよ。

俊介

でも、蟻さんは巣に帰るべきだと思う。

俊介

だって、皆に尊敬されてるんだよ。

俊介

その思いを裏切っちゃ駄目だよ。

女王蟻

そうよね。

女王蟻

私、

女王蟻

蟻の巣に戻るわ。

190

ほ、本当ですか❗

五匹は喜んだ。

女王蟻

俊介。

女王蟻

今までありがとう。

女王蟻

また、栃木に来たときは、遊びに来てね❗

俊介

うん❗

俊介

もちろんだよ❗

女王蟻

290、

女王蟻

190、

女王蟻

1。

女王蟻

ありがとね。

女王蟻

私、戻るわ。

290

戻ってくれるの❗

290

やったぁ😃✌

女王様～❗

おかえりなさい❗

190

女王様❗

190

これからも、宜しくお願いします❗

女王蟻

迷惑かけちゃったけど、

女王蟻

蟻の巣をもっともっと発展させてみせるわ❗

190

ありがとうございます❗

さ、帰りましょうか。

女王蟻

うん。そうね。

女王蟻はいつも通り、優しい女王様になっていた。

しかし、俊介は悲しそうだった。

俊介

これで、僕も一人か。

バッタ

あのさ、俺らと家族にならへんか？

俊介

え？

バッタロウ

僕達、二匹を育ててくれへんか？

俊介

バッタさん達を？

バッタ

せや。どうや？

俊介

いいよ❗

俊介

宜しくね❗

バッタ

やったぁ😃✌

バッタロウ

ありがとな。

バッタ達が俊介のペットとなるみたいだ。

小さな蟻の大冒険は幕を閉じた。

バッタとバッタロウは俊介と幸せに暮らしているらしい。

蟻の巣はどんどん発展しているらしい。

女王蟻は、

素敵な旦那様を探している。

働き蟻達は今日もせっせと働いている。

その中でも1はリーダーに

190と290は副リーダーとなった。

三匹は後輩に凄く尊敬されてるんだとか。

190

ふぅ～、疲れましたね。

そうだなぁ。

でも、もう冒険は無いだろうな。

190

そうですね。

そんな会話をしていた、その時❗

290が慌てて走ってきた。

290

た、大変だぁ❗

どうしたんだ？

290

女王様が女の子に捕まったんだって❗

ええ❗

190

ま、またぁ❗

また、冒険に出るか。

290

よーし、頑張るぞ～❗

290

素敵な出会いがあるといいね❗

そうだな。

よし、明日出発だ～❗

準備しとけよ❗

290

うん❗

190

も、もう勘弁してよ～❗

小さな蟻の大冒険はまだまだ続きそうだ。

完

この作品はいかがでしたか？

2件

良かった……😆 (*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ (*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ (*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

ついに、最終回となりました。小さな蟻の大冒険を読んでくださった方々、ありがとうございました❗

アイスクリーム

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