不良少女と死神くん

朝起きると、隣に修二

今日は居てくれたのか

今日は、多分集会も色々ある

学校……行くのダルいなぁ

「相川さん、怖いよね」

「いつも授業サボってるし」

「さっきの人も、歌舞伎町の死神でしょ」

「付き合ってるんだって」

「怖い」

……わざわざ言わなくてもいいのに

修二と会って忘れてた

私、クラスメイトに怖がられてるの

あれは、高一になりたての頃

私は友達と喧嘩して、殴られて

つい殴り返したら

その子、血流して倒れちゃった

それから、誰も近寄らなくなったっけ

初めて修二と会った、この場所

私の思い出の場所

今でも、出会いは忘れられない

初めの印象は……だりぃってカッコつけてる馬鹿

あの頃は、こうも修二が好きになるとは思わかなった

でも、昔の自分に会えるなら、

出会いを大切にして、過去を忘れて

そうすれば、いくらでもやり直せる

これを伝えたい

ガチャン

起きると、知らない所

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