この作品はいかがでしたか?
184
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まろが旅立って早5年
私たちは大学生になっていた
…ま、私はイジメに耐えられず 高校もろくに行ってなかったけど。
ないこ
口を開けばため息ばかり
生きる理由すらも分からなくなった私を そばで支えてくれた人が1人居た。
ないこ
タッタッタッタッ
りうら
ないこ
それは…まろの幼なじみのりうらだった
幼なじみってだけあってこの2人は どこか似てる
ないこ
そう
私はこの日話があると言って りうらに呼び出された
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうらが真っ直ぐ私を見つめる
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
りうら
真剣な表情で言葉を紡ぐりうら
それが冗談には思えなくて
全身が熱くなる感覚がした
ないこ
りうら
りうら
紅色の瞳が私を捉える
私は、何も言えなかった
ないこ
りうら
ないこ
一瞬私は頷こうとした
りうらは一緒にいると楽しくて、幸せで
私の"居場所"だった
ないこ
「私なんかで良ければ」
そう言いかけた時
背中にずっしりとした重みを感じた
りうら
呆然としたように私の背後を 見つめるりうら
思わず顔を後ろへ向けると
いふ
ないこ
息を切らしながら私を抱きしめる
まろがいた
ないこ
りうら
いふ
そう言ってまろはりうらを鋭く睨みつける
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
いふ
いつもはまろの話を聞いてばかりだった
でも、今日は…今日だけは…
ないこ
まろが旅立ってからも 私はしょっちゅうあの公園に足を運んだ
あまり人気もなく、静かな空気が 流れていて……
あの場所では誰にも気を使うことなく いくらでも泣くことが出来た
でも
ないこ
ないこ
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
似てると思った
明るく笑うりうらの笑顔は
まろと同じで私を安心させたんだ
りうら
りうら
それからはりうらと過ごすことが増えた
でも私は…
心のどこかで分かっていたの
りうらのことを
まろのこと忘れるために利用していただけ
寂しさを誤魔化すために りうらの好意に付け込んだだけ
私は、最低だ
本当は薄々気づいてた。 りうらが私に向けている感情
でも私はそれを知らないフリした
りうらの優しさを、利用しただけ…
結局私は
どうしようもなくまろのことが 好きなだけ。
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
いふ
いふ
いふ
ないこ
そんなの
最初から一択に決まってるじゃん
いふ
まろの腕が顔が体が
ゆっくりと近づいてくる
そして
私の体を強く抱き締めた
いふ
私より二回りほど大きな身体
私はそれを…力いっぱい抱き締め返した
ないこ
いふ
ないこ
いふ
まろが私の前に跪き、見上げてくる
いふ
いふ
その姿はまるで…本物の王子様みたいで
私は思わず涙を零した
ないこ
いふ
ないこ
いふ
ないこ
まろの優しいところは5年経っても 全く変わってなくて
いふ
ないこ
いふ
今も昔もこれからも
いつまでも貴方は私のヒーローです
分かってたけど、やっぱり少し複雑
それでも……
りうら
りうら
ドンッ
りうら
りうら
悠
りうら
悠
りうら
悠
りうら
おーい!悠ちゃーん!?
悠
バタバタバタバタ
りうら
りうら
新たな恋の予感
ここから先はまた別のお話♪
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
3件
いむしょー…グヘヘ(^^)