莉羽
莉羽
莉羽
莉羽
莉羽
莉羽
これはnmmnです ご本人様には関係ありません
苦手な方は見ないでください
君と別れた後、僕は一人、ゆっくり歩いていた
昼、君が言ってくれた言葉を思い出す
“これからは、俺がころんを守るから”
そう言ってくれた君の目は真っ直ぐで
この人なら信じられる
本気でそう思った
そんな人がいるだけで心が軽くなって
抱えていた心の傷が癒えるような感じがした
ころん
そう呟いた時だった
ドカッ....
後ろから小さく衝撃を受けた
ころん
ころん
ころん
高校生
高校生
ころん
ここ最近ずっと君と一緒にいたから忘れていた
僕の心の傷は癒えてなんかいない
高校生
高校生
高校生
高校生
高校生
ころん
ストレス発散の道具が使えなくてつまらなかった そう言いたいんだろう
高校生
高校生
高校生
ころん
人気のない路地裏に連れて行かれ、いじめられる
殴られて、蹴られて、物を投げつけられて
もう僕はボロボロだ
高校生
ころん
高校生
高校生
高校生
ころん
高校生
高校生
ころん
もう立ち上がる気力も残っていないのに
無理矢理立たされて、お腹を思いっきり殴られた
もう、動けない
高校生
奴らが挑発してくる
その声も上手く聞こえない
意識が朦朧として、視界もぼやけてきた
ころん
ただ力なくそう呟くことしかできない
高校生
高校生
高校生
高校生
失敗作
僕の傷口をえぐるように、奴らの言葉が突き刺さる
なんで.....僕は........
高校生
そう言って胸ぐらを掴まれる
その瞬間
君の言葉が頭をよぎった
“これからは、俺がころんを守るから”
届くわけない、分かってる
けど
ころん
さとみくん.......
心の中で君を呼んだと同時に
僕を掴んでいるそいつは、拳を振り上げた
もうダメだ
そう思った瞬間
誰かが視界に飛び込んできた
ころん
高校生
その人はそいつに勢いよくぶつかって
突き飛ばした
その衝撃で、僕はそいつの手から解放されて、 そのまま地面に倒れ込む
高校生
高校生
高校生
高校生
高校生
奴らの悲鳴が聞こえて来る
僕は動けないままで、視界もどんどんぼやけていく
何が.....起きてるの...?
あの人は誰.....?
僕を、助けてくれてる.....?
何もわからないまま、バタバタと慌ただしい足音と共に、 奴らが去っていく姿がうっすらと見えた気がする
そしてそれと同時に
助けてくれたその人が僕に駆け寄ってきて、 必死に何か言っている姿も見えた気がする
でも僕はもう限界で
そのまま静かに目を閉じた
ころん
さとみ
さとみ
ころん
気付いたら僕は、君の背中の上にいた
さとみ
ころん
さとみ
そっかあの人は、君だったんだ
ほんとに守ってくれたんだ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ゆっくりと歩く君の背中に揺られながら
夕陽に照らされて輝く綺麗な桃色の髪を眺める
そして君の優しい体温を感じながら
僕はそのまま眠りについた
コメント
3件
続き楽しみにしてます! これからも頑張ってください!