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“アオ”が似合う君

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“アオ”が似合う君

8 - 第8話 守ってくれる人

♥

288

2022年03月21日

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莉羽

こんにちは!

莉羽

莉羽です!

莉羽

“アオ”が似合う君

莉羽

第8話 守ってくれる人

莉羽

今回はころちゃん視点になります

莉羽

早速本編へどうぞ!

これはnmmnです ご本人様には関係ありません

苦手な方は見ないでください

君と別れた後、僕は一人、ゆっくり歩いていた

昼、君が言ってくれた言葉を思い出す

“これからは、俺がころんを守るから”

そう言ってくれた君の目は真っ直ぐで

この人なら信じられる

本気でそう思った

そんな人がいるだけで心が軽くなって

抱えていた心の傷が癒えるような感じがした

ころん

明日一緒にご飯食べるの、楽しみだな.....

そう呟いた時だった

ドカッ....

後ろから小さく衝撃を受けた

ころん

?!フラッ....

ころん

ドサッ....

ころん

いっっ......

高校生

っっはははっwwwwwえ?弱すぎでしょwwww

高校生

カバン投げただけじゃんwwww

ころん

.........っ

ここ最近ずっと君と一緒にいたから忘れていた

僕の心の傷は癒えてなんかいない

高校生

久しぶりだねぇ青柳ぃ....

高校生

最近よくわかんねぇやつと一緒に遊んでたな

高校生

青柳取られて寂しかったわぁ.....www

高校生

なんそれきっしょwwwwwww

高校生

wwwwwwwwwwwwww

ころん

.........

ストレス発散の道具が使えなくてつまらなかった そう言いたいんだろう

高校生

なぁ、せっかくあったんだしさぁ...

高校生

ちょっと付き合えよ.....ニヤッ

高校生

ボコッ...ドカッ....

ころん

っっうぁ゛っ゛...

人気のない路地裏に連れて行かれ、いじめられる

殴られて、蹴られて、物を投げつけられて

もう僕はボロボロだ

高校生

ぅおらっ!!ボコッ

ころん

ぐぁっ.....ドサッ

高校生

まだ3発しか殴ってねぇのにもうバテてんの?wwww

高校生

早すぎだろwwwまだまだこれからなのによぉwwww

高校生

ドカッ.....

ころん

うあ゛っっ....ドサッ

高校生

ほら立てよwwww

高校生

おらっ!ボコッ

ころん

あがっ゛っっ....ドサッ

もう立ち上がる気力も残っていないのに

無理矢理立たされて、お腹を思いっきり殴られた

もう、動けない

高校生

ほらぁ、どしたぁ?ころんくーんwwww

奴らが挑発してくる

その声も上手く聞こえない

意識が朦朧として、視界もぼやけてきた

ころん

っっ.....もう....やめてっ.....ポロポロ

ただ力なくそう呟くことしかできない

高校生

はぁ?何言ってんの?www

高校生

失敗作は黙っておもちゃになってりゃいいんだよwww

高校生

うっわお前さいてーwwww

高校生

事実だろwwwwwww

失敗作

僕の傷口をえぐるように、奴らの言葉が突き刺さる

なんで.....僕は........

高校生

お前のその気持ち悪りぃアザ、もっと濃くしてやるよww

そう言って胸ぐらを掴まれる

その瞬間

君の言葉が頭をよぎった

“これからは、俺がころんを守るから”

届くわけない、分かってる

けど

ころん

やっ.....誰かっ....たすけて......ポロポロ

さとみくん.......

心の中で君を呼んだと同時に

僕を掴んでいるそいつは、拳を振り上げた

もうダメだ

そう思った瞬間

誰かが視界に飛び込んできた

ころん

?!

高校生

?!

その人はそいつに勢いよくぶつかって

突き飛ばした

その衝撃で、僕はそいつの手から解放されて、 そのまま地面に倒れ込む

高校生

いっっ....

高校生

っってめぇっ

高校生

うぁ゛っ.....?!

高校生

--------?!

高校生

----------!!

奴らの悲鳴が聞こえて来る

僕は動けないままで、視界もどんどんぼやけていく

何が.....起きてるの...?

あの人は誰.....?

僕を、助けてくれてる.....?

何もわからないまま、バタバタと慌ただしい足音と共に、 奴らが去っていく姿がうっすらと見えた気がする

そしてそれと同時に

助けてくれたその人が僕に駆け寄ってきて、 必死に何か言っている姿も見えた気がする

でも僕はもう限界で

そのまま静かに目を閉じた

ころん

んぅ......パチッ

さとみ

.....!

さとみ

ころんっ!

ころん

......さとみ....くん....?

気付いたら僕は、君の背中の上にいた

さとみ

っっ...良かった....

ころん

なんで....さとみくんが....?

さとみ

ころんが他校の男子にいじめられてるのをたまたま見つけて.....

そっかあの人は、君だったんだ

ほんとに守ってくれたんだ

さとみ

今俺の家に向かってるから....

ころん

え?なんで.....

さとみ

怪我してるだろ?応急処置しか出来ないけど

ころん

そ、そんなわざわざ、大丈夫だよ

さとみ

だーめ

さとみ

言ったろ?

さとみ

もう一人で我慢しなくていいって

ころん

さとみくん.......

さとみ

ふふっ....

さとみ

頼ってよ、友達だろ?

ころん

.......うんっ

ころん

ありがとうっ......

さとみ

.....うん

ゆっくりと歩く君の背中に揺られながら

夕陽に照らされて輝く綺麗な桃色の髪を眺める

そして君の優しい体温を感じながら

僕はそのまま眠りについた

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コメント

3

ユーザー

続き楽しみにしてます! これからも頑張ってください!

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