テラーノベル
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20
こはるん
上村雪
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都心の片隅にある深夜営業のカフェ。燐音(りんね)は震える手でコーヒーカップを握りしめていた。手元にあるのは、勤務先のIT企業で偶然見つけてしまった「裏帳簿」のデータが入ったUSBメモリ
夏絃
約束の時間は5分過ぎている。告発を助けてくれるはずの記者はまだ現れない。代わりに店のドアが開くと同時に、聞き覚えのある低い声が響いた
夏絃
燐音
夏絃
燐音
夏絃は溜息をつき、燐音との距離を詰めた。カウンターの下で、彼の長い指が燐音の手首を優しく、しかし逃げられない強さで掴む。彼の体温が伝わり、燐音の思考が乱れる
夏絃
燐音
夏絃
夏絃の視線の先、雨に煙る街角に、黒塗りの車が2台、静かに停まっていた
夏絃
夏絃の合図とともに、二人は裏口から土砂降りの雨の中へ飛び出した。背後で激しい足音が響く。路地裏の暗がりに身を潜めた瞬間、夏絃が燐音を壁に押し付けた
夏絃
燐音
夏絃
夏絃
燐音
燐音
夏絃