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居酒屋の個室。
新入社員歓迎会は盛大に始まっていた。
朴 智 旻
ジミンが嬉しそうにジョングクのグラスにお酒を注ぐ。
田 柾 國
朴 智 旻
ジミンに押されて、ジョングクは仕方なく口をつける。
苦い液体が喉を通り、すぐに顔が赤く染まった。
金 泰 亨
すぐ横からテヒョンが低い声で割って入った。
朴 智 旻
金 泰 亨
田 柾 國
言葉とは裏腹に、視界はぼやけていく。
頭が重くて、身体に力が入らない。
金 泰 亨
テヒョンが支えるように肩へ手を回す。
田 柾 國
金 泰 亨
二次会へ向かおうとする同僚たちを横目に、テヒョンはジョングクを抱きかかえるようにして立ち上がった。
金 泰 亨
朴 智 旻
ジミンが立ち上がろうとするが、テヒョンの冷たい一言がそれを遮る。
金 泰 亨
朴 智 旻
金 泰 亨
タクシーの中
ジョングクはテヒョンの肩にもたれ、眠たげに呟いた。
田 柾 國
金 泰 亨
田 柾 國
小さな声。
普段の塩対応とは違うその甘えに、テヒョンの喉が熱く鳴る。
金 泰 亨
思わず洩れた囁きに、自分でも笑みを抑えきれなかった。
やがてタクシーは停まる。
テヒョンの自宅。
金 泰 亨
歩けないジョングクをそのまま抱き上げ、玄関の扉を開ける。
金 泰 亨
低く、艶めいた声が夜に落ちた。
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