矢野
ただいま!
矢野(父)
お帰り・・・
矢野
父さん。私の事好きだよね?
矢野
潰して欲しい人達がいるんだけど
矢野(父)
その前に少し座りなさい
矢野
え?うん
矢野
で、何?
矢野
2人でこんな感じに座るっていうことはなんかあるんでしょ
矢野(父)
今日な・・・
矢野(父)
チーノ先生が来たんだ
矢野
え、
矢野(父)
その反応だとおまえが潰したいという理由もそれみたいだな
矢野(父)
私はできるならお前の味方をしてあげたいと思うよ
矢野(父)
お前に暴力をふるったりするやつはすぐにでも叩き潰す覚悟があった
矢野(父)
だが、まさかお前がその立場になっていたとは
矢野
父さん違うの!私は
矢野(父)
言い訳を言えと言っているんじゃない!!
矢野
・・・
矢野(父)
お前のしょうもない言い訳が、あの先生の目に勝てると思っているのか?
矢野
チーノ
こんな時間に申し訳有りません
チーノ
わたくし娘さんの担任をしております。
チーノ
チーノ父さん申します
矢野(父)
わざわざなんのご用ですか?
チーノ
少しお話が・・・
矢野(父)
・・・ああ、ここじゃなんだから中へ
矢野(父)
で、なんの話だい?
チーノ
その様子だと娘さんからは話されてないようですね。
チーノ
実は娘さんは私のクラスのロボロをいじめているグループの主犯格にあたる人物なんです
矢野(父)
何を言っている、うちの娘に限ってさんなことは
チーノ
紛れもない事実であります
矢野(父)
・・・いつからだ?
チーノ
今年の初めからで
チーノ
私事ではありますが自分も高校生のころいじめられており
チーノ
それがきっかけのなり教師になったにも関わらずご報告が遅くなってしまいました
チーノ
申し訳有りません
矢野(父)
まぁ君が謝ることではないよ
矢野(父)
だがな・・・
矢野(父)
本当にうちの娘なのか?
矢野(父)
わかっているとは思うが私にはそれなりの力がある。何かの間違いであれば、
チーノ
お父さん!
チーノ
教師は生徒を守るためにあるのです
チーノ
それはいじめの被害者であっても加害者であっても同じです!だからこそ、私はお父様にご報告しました。
チーノ
あ、
矢野(父)
・・・
チーノ
すいません
矢野(父)
・・・
チーノ
ですがどうか、
矢野(父)
いや、わかっている。すまない
矢野(父)
娘を信じるのがくせでな。だがどうにもあなたを疑う気になれない
矢野(父)
私の方から強く言う
矢野
そんな!
矢野(父)
いいか、お前は真っ当に生きていると思っていた。
矢野(父)
だが、その道はねじれていたようだな
矢野
違うの!父さん
矢野(父)
しかし、その責任は私にもあるのかもしれないな。
矢野
・・・
矢野(父)
見つめなおそうじゃないか、これからの事を
矢野(父)
ロボロ
トントン!
トントン
おーロボろ
ロボロ
ありがとう!俺自分を見失っていたみたいや
トントン
いや、俺もごめん。なるべく関わらないように、巻き込まれないようにって生きてたわ
ロボロ
結局はトントンのおかげで終わったからやな
トントン
これからはちゃんと仲良くしよな
ロボロ
え
トントン
え?どうかしたん?
ロボロ
なんか久しぶりやなーっておもって
トントン
やめろ、悲しくなるやろ
ロボロ
w、これからもよろしく
トントン
ああ