不思議な夏 完結済み

今回ぷりさん視点

なんでだろう…せっかくのこの時間を楽しみたいのに

あいつの声がずっとする…

さすがに…後…17日で消えると打ち明けるべきだろうか…

いっそ… 俺の過去もどうして死んだのかも全て打ち明けた方が身が軽くなるのかな…

でも…俺は この時間を大切にしたいから…

まだ…黙っておく…

俺は死者が付ける白いハチマキをわたした

それから俺たちはこの晩を使って遊びたおした

いっぱい笑ったし いっぱい食べた

こんな楽しい時間を過ごしたのははじめてだ

俺は君に触れることは出来ない…

俺は君に触れたい

でも…君が嫌がるから…

どうしても…地縛霊は 生きている人間に逆らえない

もし今ここで君が俺の事を‪”‬嫌い‪”‬と言ったら 俺は速、消えてしまう

初めにあった時も、 本当はキスなんかじゃ触れることはできない

俺は嫌われて消えようとおもったから言ったんだ

今考えたら…俺は馬鹿だ 俺は君が好き

かあいいちゃんが好き

あの時…運命が違ったら 俺たちはバラバラだったかもしれない

姿がハッキリと見えてしまう…

俺はその場で座り込んだ…

俺は頭が回らなくなり ただ、あいつが目の前にいるということだけが俺の脳を駆け回る

涙が止まらない

違う

俺はあいつを見捨てたんじゃない

助けれなかっただけなのに…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

そしてあいつは消えてった

俺は袖で涙を拭きながら話す

もう言って…いいのかな…

さっきまで…w言わないって思ってたのにな…

笑うことしかできない

みっともない、 助手の前で号泣、 もう死にたかった

俺はついに助けを求めてしまった…

求めるだけ無駄なのに…

かあいいちゃんの口からは予想のできない言葉が俺にぶつかった