佐
国佐前提ですが…私は台詞無しになりますので代わりに注意喚起を、させて頂きます。
佐
国木田様総受け…という事ですが、NLを持ち込んでしまいました。
佐
ですが、見方によっては太国かもしれませんね。
佐
投稿主が土下座しています。
佐
此の小説には、”チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ”の曲パロを含みます。
故、学パロ等が自動的に含まれます。
故、学パロ等が自動的に含まれます。
佐
其れと…突発的なのでとても短いです。
佐
曲パロは初めてと言う事ですので…多めに見ていただけると幸いです。
佐
以上のことが大丈夫な方はお進み下さい。
昨晩、どうやら告発が起きたらしい。
どこか不気味な廊下に、1人の冷たい足音が響く。
俺は他の生徒と違い、告発を真っ先に知ることが出来る。
故、密告された側の状態を確認しなければならない。
其の様な仕事だからと云って、俺自身が密告されないという事は無い。
逆に重要な仕事程、何かをしでかせば内部で抹消される。
行動には人一倍気を付けなければならないという事だ。
…少し話が逸れたな。そろそろ着くだろう。
廊下は走ってはならない。 此の様な少しの規則の乱れでも、悲惨な自体を招く事も無い訳ではない。
国
…此処か
俺は扉の前に立った。
厭な予感はするが、之も仕事。
そう思い聞かせ、俺は扉に手をかけた。
空き教室。
扉の開く音が木霊する。
国
な……ッ
皺も汚れもない、見慣れたセーラー服。
袋からはみ出た長くて黒い髪が暖かい風に揺れている。
まるで其処で待っていました、と言わんばかりに冷たい身体が行儀良く椅子に座っていた。
俺の、想い人が。
呆気に取られている俺の背後から、扉を開ける音がした。
振り向くのが何故かとても恐ろしく感じる。
声が聴こえた。
太
あァ、此処に居たんだね。
太
国木田君。
国
ッ…!
太宰が其処に立っている。
今の時間に太宰はいない筈。
太
彼女…佐々城さんは、
太
”規則”に反してしまったんだ。
背筋が凍る。
此の段階から告発の情報を知る者は俺しかいない。
そう、気づいてしまったのだ。
太
…私だよ、密告したのは。
太
佐々城さんはもう既に、数人を…殺めている。
太
此処で起こった事件の約半分。
太
彼女が…裏で手を引いていたんだ。
太
此の儘では…国木田君の身が危ない。そう思った。
太
私は…国木田君を守りたかったんだよ。
暖かい風は吹く。
其れなのに、彼女は冷たい。
どうか。
どうか微笑まないでくれないか。