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すいなーんの参加型に出す子の過去
グロ&性的表現あり
元々、私は何処にでもいる普通の少女だった
家族に愛され、友人はいて
好きな服を着て
好きな髪型もして
それなりに恋もしたし勉強もしていた
それに
フィナン
自然の花や土、木、水
動物、人 その全てに触れることができた
怯えもせず、ただ純粋に
汚れに恐れることもなく
穢れのない心身で
そう、あの時までは
ある暖かな日差しが柔らかくさしている日だった
私は近くの花畑から帰る途中
街の中を歩いていた
フィナン
フィナン
ただ、少し人通りの少ない 近道を通ろうと思っただけだった
それが全ての失態の原因になるとは知らずに
フィナン
路地に入った時突然、知らない男に腕を捕まれ 口を封じられ、布を咥えさせられたかと思えば
次の瞬間には思考が止まり、 身体が少しも動かせなかった
フィナン
フィナン
フィナン
フィナン
必死にもがいて逃げようとしても
大の大人に15の少女の力が敵うわけもなく 私はそのまま誘拐された
これが、故郷の景色を見る最後になるとも知らずに
そこからの日々は…
思い出したくも無いほど…不潔で 腐敗したものだった
フィナン
フィナン
フィナン
日常的に振るわれる暴力と暴言
食事をまともに与えられないことなんて日常で
気まぐれに殴られて蹴られたりすることも
不衛生な物を口の中に押し込まれることもあった
何度意識が飛んで、何度叩き起されたことか
その時の傷は未だに身体に残っているほどで
その傷を見る度に気分も悪くなる
そして極めつけには
フィナン
フィナン
フィナン
その男どもは、抵抗する私の腕を掴みあげ
フィナン
髪を乱暴に掴み逃げられないように固定して
服を脱がせて
そして…
フィナン
下劣な歪んだ笑みを浮かべながら
泣き叫ぶ私から最後の尊厳までもを奪い去った
フィナン
フィナン
叫んでも、泣いても 誰も助けはしてくれないし聞いてもくれやしない
分かってはいた、でも叫ぶのをやめたら それこそ私は壊れてしまう。そう分かっていた
フィナン
フィナン
フィナン
フィナン
フィナン
フィナン
「汚いッ!!!」
様々な感情が混ざり合い 気が付いたらそう思っていた
きっと、そのままを受け止めたら 私の心は耐えられなかったから
「汚れた」 という認識に変えて自衛していたのだろう
そこからだった
私の中の衛生観念が異常になっていったのは
フィナン
最初は地べたに座るのが嫌になった
誘拐された当初から嫌ではあったが、 不快感や嫌悪感が段違いに上がって
それは日に日に強くなっていった
その次は自分の身体が汚く感じ始めた
誘拐されてから風呂にまともに入れなかったから 不快感があるのが当たり前だったが
自分の肌を見る度に「汚い」「汚れている」 と思うようになっていって
フィナン
いつの日かは手を布で擦り続けたせいで 皮が剥がれて血が出た
その次に人に触れることが怖くなった
フィナン
フィナン
フィナン
人が近づくと体が勝手に強張るようになった
今は特定の人物に触られただけで気絶してしまう。
恐らく私の身体は、人のことを受け付けることができなくなっていったのだろう
身体と心が「汚れない」ようにする為に
清潔である為に、私は私のことを守ろうとしていた。
その次は服が汚れるのが怖くなった
そのまた次は髪にホコリが絡まるのが怖くなった。 だから自慢の長い髪が嫌になった
男たちに触れられるのが気色が悪かった 思い出したくも無いあれを自分でかき出しもした
その次は
その次は
その次は
恐れることはどんどん増えていった
不潔だと思う対象は増えていった
そして比例していくように 穢れのない自由な少女も薄まっていった
それから、数年の月日が経って
幸か不幸か私はついに逃げることに成功した
逃げる前から男たちが何やら顔を青くしていたが、その頃はその理由がわからなかった
フィナン
フィナン
誘拐された時、移動は一日かかった程度だったから 走れば行けると思った
敵の情報から元に計画を建てる力は ここで得たのだろうか。誇れることでは無いがな
数年間監禁され日常的に暴行を受け 食事もろくに与えられていなかった身体で 森を走ることは楽ではなかった
裸足だったから痛みと潔癖症にも苦しんだ
何度も転んでは吐き気にもみまわれた
だが
フィナン
フィナン
フィナン
それだけを想って
ただ、ただ森の中を走った
涙で視界が滲んで、唇が乾燥して割れて
髪が木の枝に引っかかって転びもした
だが、数年ぶりに家族に会える
友人に会える
想い人にも会える
故郷の空気を吸える
そう思えば、足が勝手に動いた
数日間、私は必死に走った
そして、ついに
フィナン
私は、数年ぶりに 愛おしい故郷の地を踏んだ
フィナン
数年ぶりに見た故郷は
思い出の中のずっと望んでいた 愛おしい故郷とは似ても似つかなかった
フィナン
私が世間と隔離された誘拐生活を送っているうちに
世は荒れ果て、不純が回っていた
男たちが顔を青くしていたのは、 恐らくこれが原因だろう
だから私が逃げ出しても追わなかったんだ
誘拐した女一人を捕らえる為に 無駄な労力を払いたくなかったんだろう。
フィナン
家の跡地になったボロ家を見た時 私はその場に崩れ落ちて
嗚咽を漏らしながら声が枯れても泣き叫んだ
フィナン
フィナン
フィナン
フィナン
フィナン
そんなことを叫んでも 世は相も変わらず無情で汚かった
フィナン
私を愛してくれた家族
かけがえのない日々を教えてくれた友人たち
皆、私のことを探してくれたのだろうか
私が誘拐された時、何を考えていたのだろうか
私を攫った男どもを恨んだのだろうか
私も恨んださ、
なぜ、あんなにも穢らしい者たちが生きて
純真な人が朽ち果て無ければならないのか?
フィナン
この世は汚い
不純が巡り、毒気が伝染していく
そしてそれは、綺麗で清潔なものにほどよく広がる
だから私がそれを無くさなければ
腐敗した世を清潔にしなければ。
そうすれば
きっと
フィナン
フィナン
フィナン
フィナン
フィナン
この世から「不潔」をなくしさえすれば
清潔な世の中になりさえすれば
そんな日が来れば
わたしはこの強迫観念から
開放される日は来るのだろうか
コメント
14件
うわぁ可愛そう!!!!なんでこんな!!!!