司
……
司
中学の時……?
司
アイツは何を言いかけたんだ?
司
んー、気になるな。
コンコン
冬弥
失礼します
司
お、冬弥か。
冬弥
はい。朝の強盗の件ですが、
司
警察ならいらんいらん。
冬弥
しかし…
司
俺は警察が嫌いだし信用ならんのだ。
司
お前もそれは分かってるだろう?
冬弥
そうですが…
冬弥
でも、それとこれとは別…
司
…冬弥、それ以上言う気なら怒るぞ?
冬弥
…すみません
司
……
司
なーんてな!
司
だが警察には頼らんのが俺の主義だ。
司
今回は類が穏便(?)に解決してくれたしな。
冬弥
そうですね。
冬弥
…では、そろそろ戻ります。
司
ああ。そうしてくれ
冬弥
失礼しました
パタン
冬弥
ふぅ……
冬弥
…廊下の電気が消えてる?
冬弥
さっきまでついてたのに…
冬弥
えっと、スイッチは……
冬弥
ん、、?
冬弥
何か物音が……
冬弥
あっちか?
冬弥
……誰だ?
類
わっ!
冬弥
あれ……類さん?
類
び、びっくりした!冬弥さんでしたか!
冬弥
すみません、しかし、ここで何を?
類
さっき他の人に頼まれて備品の整理に来ました。
冬弥
ああ。そうなんですね。
冬弥
あなたは入ってきたばかりですし、俺も手伝います。
類
ありがとうございます!
類
実は分からないことだらけで…
冬弥
そんな人に仕事を押し付けたのは誰ですか?
類
いえ!違います!僕がやりますって言っただけで……
冬弥
…そうですか。それなら良かったです。
冬弥
あなたは、優しいですね。
類
いえ!僕なんて全然……
冬弥
そんなこと無いですよ。
類
え!あ、ありがとうございます!
冬弥
……
類
(何か話題は……)
冬弥
……俺は、クラシック音楽をやっていたんです。
類
ああ!ピアノとかヴァイオリンとかですよね!
類
まだ弾けたりするんですか?
冬弥
……もう、何年も弾いてないですけど
冬弥
嫌でも……体が覚えてるんです。
類
嫌?クラシック、嫌いなんですか?
冬弥
……好き、、ではないです
類
そ、そうなんですか…
冬弥
クラシックは、好きじゃない、でも
冬弥
もし……あなたが弾いてほしいなら
冬弥
俺は、もう一度あなたの為に弾きたいと思います。
類
…え?!
類
えっと、そ、それってどういう?!/////
冬弥
そのままの意味です。
冬弥
俺は、あなたが望むならもう一度、弾きたい。
類
えっと…/////
類
(え?!どういう事?!ちょっと分からないんだけど?!)
類
(僕のためなら弾きたいなんて…そんな告白みたいな事、、)
冬弥
……類さん?
類
ハイッ!!
冬弥
そんな力まないでください。
類
だ、だって…/////
冬弥
…変な事を言いました。忘れてください。
冬弥
そんな恥ずかしがられると、こっちまで恥ずかしくなるので。
類
え?!あ、ごめんなさい!
冬弥
いや、あの…こちらこそすみません
類
あ……
類
で、でも!冬弥さんが弾いてる所見てみたいです!
冬弥
…
冬弥
では、今日にでも俺の家に来ますか?
類
え?!家ですか?!
冬弥
はい。家にあるので。
類
行ってみたい…けど、いいんですか?
冬弥
ええ。一人暮らしなもので。
類
そうなんですね!僕も一人暮らしなんです。
類
じゃあ、お邪魔させてもらってもいいですか?
冬弥
はい。なんなら泊まっていきます?
類
え?!さすがにそれは……
冬弥
多分俺の家、類さんの家から遠いので。
冬弥
服も俺ので良ければありますし…
冬弥
あ、少し小さいかもしれないですが、
類
えっと、、じゃあお言葉に甘えて…
冬弥
なら、今日は俺も早めに帰りましょう。
類
えぇ?!気にしなくていいですよ?!
冬弥
いえ。誘ったのは俺ですし、
冬弥
まぁでも、少し手狭な家なので、汚いかもしれませんが……
類
いえ!全然気にしません!
冬弥
なら良かったです。
冬弥
……そろそろ、戻りましょうか。
類
はい!
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