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人間1号

第3話 - Episode.⒊

551

2024年05月20日

#怪獣8号

ｺﾞﾒﾝﾁｬﾝ

そこから、地獄の質問タイムがスタートした。

「怪獣を飼育した動機」

「怪獣のユニ機関の詳細」

｢怪獣の管理の仕方｣

「食事｣

聞く意味ある？みたいな質問も沢山され続け…

○○

（私が話す隙がない…!!!これじゃ弁明のしようが無いよ…）

亜白隊長

……よし

亜白隊長

次は貴方の番
こちらに質問や意見を言う時間を設ける。

○○

！（やっと…）

やっと喋れる…っ泣 ※30分ずっと質問攻めだった

保科

（ここが正念場や）

ここで怪獣の安全性が保証されなければ怪獣もお姉さんも処分を受けるとこちらでもう既に決まっている。

保科

（お姉さん…どこまで行けるか）

○○

あの…先に聞きたいのですが、

○○

なんであの怪獣の居場所が分かったんですか…？

亜白隊長

…やはり疑問点はそこか

○○

自分、戸締りはちゃんとしてました。
私が留守にしている間はケージに入るようしつけてあります。

○○

ケージに入る所は、通勤中の電車で
部屋に付けたカメラの映像で確認するようにしてます。

○○

なのになんで…

亜白隊長

…今日我々三番隊は
突然謎の高フォルティチュードを感知し、その現場に出動していた。

亜白隊長

着いた時には貴方の部屋の窓を破った貴方の怪獣が
ベランダに興奮状態で暴れていた。

○○

…

亜白隊長

隣人がそれに気付き通報したので
副隊長が対応した…という訳だ

○○

…そうですか
ありがとうございます

○○

なら尚更、アマガサは人類の味方をしてくれる上に
防衛隊の戦力になるかもしれない善き怪獣ですね。

亜白隊長

…？

保科

そりゃあ何でや？

○○

それは…

アマガサからこの話を聞いたのはもう3年も前の事────────、

アマガサが来た4ヶ月後───────

アマガサ

おい1号ッッ聞け！！

○○

何だよお
いちいち呼ぶ時声が大きいんだよ…

アマガサ

ジブンはお前とヨンカゲツ？過ごして
1号は信用出来る人間と分かったんダ

○○

…ありがと

アマガサ

…で、だ

アマガサ

1号にはこの話をしておかなきゃいけないと思ってナ

○○

…？

○○

へえ
それがアマガサの生い立ちか

アマガサ

…そうだ
もう戻りたくないナ

○○

…そう

○○

（全く）

○○

（恐ろしい怪獣も居るもんだなあ）

○○

アマガサが興奮状態だったのは、
きっとその高フォルティチュードの怪獣が“そうだったから”…なんでしょうね

保科

…ありえへんわあ

一体いつの間に怪獣の技術がそんなに進んでたんだよ

保科

怖いわー…

亜白隊長

…今の話なら
アマガサ…？の知能が高いのも納得行くな

○○

はい。

亜白隊長

貴方からの話はそれで終わりか？

○○

話はこれで終わりです。

○○

あとはデータとして、
さっき言った部屋に付けてるカメラもアマガサの安全性を証明するものになりますね

○○

アマガサは私の指示がなければ“例の怪獣”と出会わない限り攻撃態勢には入らない。

保科

？
お姉さんが指示すれば攻撃もするんか

○○

攻撃…と言いますか

○○

ペットボトルの蓋開けてもらったり…
ポテチの袋噛みちぎって貰ったり

○○

私のお手伝いを？

保科

そのくらい自分でやらな…（）

亜白隊長

…分かった

亜白隊長

お前の話を上に報告する。
上で対応が決定し次第知らせる。

亜白隊長

それまではこの基地の宿舎で過ごしていろ。

○○

あの…アマガサは、

亜白隊長

今は収容室に居る。
面会は現段階では禁止だ。

○○

そうですか…

亜白隊長

保科、案内しろ

保科

了
お姉さん、着いてき

○○

はい。

保科

あんたよう頑張ったなあ
いい弁明やったわ

○○

アマガサの為なので。

保科

アマガサやなかったらここまでしないんか

○○

…私、アマガサしか居ないから
他の人とか…よくわかんなくて

保科

…そうか

保科

僕は刀が全てや✌️

○○

刀…、

保科

僕から刀を奪ったらもうなんも無いからなー(笑)

○○

なんか…刀一筋の男の人
かっこいいと思いますよ✨

保科

そうか…？？？

○○

…でも、そうですね

○○

私からアマガサを奪ったらもう…何も無くなるかも

保科

僕ら似たもん同士かもな

○○

…ですね。

保科

さ、ここや

保科

お姉さんは上で対応が決定するまでこの部屋で過ごしてもらう

○○

…わっ

○○

まるで独房ですね。

保科

居心地は悪くないと思うでー

保科

飯は時間になると職員が届けてくれる。
風呂トイレはそこにある。物さえ壊さなければ好きに使ってええよ

○○

ありがとうございます。

○○

あ…仕事

保科

職場の方には僕が直接「有給をとらせろ」言うてるから

○○

…えっ…わざわざありがとうございます

保科

ええんやで。

ガチャ…バタン

○○

…。

なんか…あったかい

○○

優しい人…なのかな

そうだったらいいなあ

第3話 finish!

人間1号

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おもろすぎで死ぬます😇 フォロー失礼します！！

えぇめちゃくちゃおもしろい😭😭😭 頑張ってください！！！フォロー失礼します

今回も最高の作品やっちゃわ！！ゆっくりでええからいっぱい出してな！次も楽しみにしちょるね！✌️

ｺﾞﾒﾝﾁｬﾝ

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