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朝早くから 小鳥の声は鳴り止まない
世界はこんなにも めまぐるしく回っているのに
私の周りの空気は 時が止まったよう
物音1つせず 朝が過ぎてゆく
そのまま時は過ぎてゆく
世界はそんな1人 どうでも良くって
どんどん進む
そんなもんさ 私の価値はそんなもんさ
1人1人平等なんて 宇宙を壊す事よりも 難しいことだから
目覚めて 初めて口にするパンは
パサパサしていて
化粧水と保湿クリーム 付ける事を忘れていた事に 気付かされる
何を口にしても この空っぽの心は満たない
ずっと頭の片隅に 淡いピンクの思い出を 再生してる
ピンクというより 黄色の方が近いかも
だって あの時の私は キラキラしてただろうから
また会いたい と考えてすぐ
あの人が幸せなら 成功しているのなら それが一番だと
思い出に浸る
本当は出ない方が良いのだけど
外へ出て 空気を吸う
やっと檻から出られたような そんな気分で 風に身を任せてみる
ゆらゆら揺れる影は まるで今の心境を表してるみたい
不安な気持ち 焦る気持ちをそっと瓶へ詰める
押し込めるように 蓋をする
そんなふうに 「はぁ…」 と息を出してみる
日常が奪われている 私が感染すれば もっとそれは残酷なものに なるだろう
私は諦めて また檻へと戻る
制限された1日へと進む
圧に従い どれだけ泣きたくても 笑顔でいなきゃいけない
そんな学校からは 開放された分 家で密かに息をする
散ってゆく桜のように 私は風に揺られ 弱々しい意思しか持てないのか と
休校になる前の私を 叱りたいと思いをはせる
3送会 卒業式 全部全部無くなった
卒業式で 「おめでとう」 この一言を伝える事さえ 許されなかったのですか__?
私の淡い恋
それは決してキラキラ 輝いてはいなかったけど
先輩と出会って 全てが変わったんだよ
「ありがとう」 の気持ちも 「好きでした」 の気持ちも込めて 「おめでとう」 と、伝えたかったな
幼い頃行った水族館
大きな大きな水槽の中に 小さな魚と亀と大きな魚
ジンベイザメを 見に行ったこともあったっけな
大きくて 華麗な魚や哺乳類より 小さな魚に心を引かれた
だって、この海の全てだから
小さな魚がいなきゃ 大きくて力のある魚も 生きては行けない
人間もそうだよ
威張っている人とか その下に人が居るから その状態でいれるんでしょ
私は下の人になりたい
この小さな魚のように 群れで支えたい
そんな夢持ったこともあったな
皆でした鬼ごっこ
捕まえられたアンタは負け 捕まえた私は勝ち
ジャンケンで負けた私は下 勝った君は上
ジャンケンが全て
運なんて信じてなかったけど 運試しなんだよね
今はそんなのどうでもいい
ジャンケンなんて 所詮そんなもん
また夜がくる
また朝が来る
どうしようもない不安 行き場のない怒り 溢れてくる焦り
星はこんなにもキラキラしてて
月は神々しく光っている
ちっぽけな私は
光ることさえ出来なくて
希望の無いくらい空を見つめてる
太陽も月も星も
何も無い
この不安とか焦りとか いつか無くなるって確信してる
暗い夜の後には 必ず朝が来る
寒い冬の後には 暖かい春が来る
多分、先輩は 私の光だったのだろうな
なんて
やっぱり 「さよなら」 なんて言えなくて
心の中には 頭の中には ずっと先輩がいる
いつか、檻から出られるまで
太陽で照らされた 明るい日になるまで
ずっと
そっと
先輩を心の中で 抱きしめていても
いいですか____?
先輩は私の光
いつか自分が光になるの
いつか___