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お主
お主
同性愛恐怖症
昔から母さんに言われていた。
「ホモにはなるな」と。
そこから俺は同性で恋することはいけないこと。と認識するようになった。
本当は怖い。
でも言えない。
言ったら飛雄みたいになるから。
だから、、今まで内緒にしてきた。
倫くんには絶対に言えないことだ。
角名
ギュッ
こうやって抱きしめてくれるのも俺を好きだからと思ってしまう。
こわい。
くるしい。
日向
日向
角名
日向
角名
日向
角名
角名
日向
こうやって優しくするのは俺のこと恋愛的で見てるから?
ぁ、、気持ち悪いよ。
影山
日向
影山
タッ
未だに飛雄とは話せなかった。
避けるように俺は飛雄の前から逃げた。
影山
そして合宿が終わり、兵庫に帰ってきた。
母
日向
母
日向
また、あれやるのか。
くるしいな。
バチッバチッ
日向
母
日向
バチッバチッ
母
日向
母さんは暇あれば俺を書斎に連れていき、腕を鞭で叩きながら「ホモにはならない」と復唱させられる。
いたい。
くるしい。
こわい。
日向
母
日向
いつもは優しいんだ。
俺を助けてくれるからさ。
でもこの時だけ、怖くて、恐ろしくて、俺を助けてくれない。
父さんはもちろんこのことは知らない。
知られたら父さんまでこんなことされる。
それだけはいやだ。
父さんには平和で、幸せでいて欲しい。
だから、我慢するんだ。
バチッバチッ
日向
母
日向
いたいよ。母さん。
もう、やめてよ。
ねぇ、、ッ。
パチッ
日向
あの後俺は気絶したのかな。
母
日向
ほら、優しいでしょ?
いつもはこうなんだよ?
だから、、ね、。
こわくない、からさ。
腕を叩かれる時はいつも長袖を着る。
夏の暑い日でも。
北
日向
角名
角名
日向
バレたら、俺は死ねる。
バレないようにしなきゃ。
侑
治
角名
北
バレちゃだめ。
日向
角名
日向
角名
角名
角名
日向
日向
本当はこうやってするのはこわい。
母さんからまた叩かれちゃうから。
角名
日向
角名
角名
日向
今はこの時間が楽しいから。
奪われないようにしなきゃ。
なんて、そんなこと言ってもさ、、、ッ。
バチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッ
日向
母
母
バチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッ
日向
日向
こんなことになっているのは遡り、数時間前の事だった。
角名
角名
日向
角名
ギュッ
角名
角名
角名
日向
日向
やっぱ優しいな。
嬉しい。
母
日向
角名
日向
日向
角名
日向
日向
角名
角名
日向
母
日向
日向
母
日向
それから俺は何回も鞭で叩かれた。
腕だけだったのが体全体に変わった。
腕の時よりも痛くて、俺は謝ることしか出来なかった。
日向
日向
日向
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
母
母
日向
日向
日向
日向
日向
バチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッ
体全体叩かれ、更には血まで出てきた。
それほど母さんは怒ってるんだ。
俺が悪いことしたんだ。
本当は、、、もう辛い。
母さんのために、ホモを、同性に好きな人がいる人を嫌うのは、嫌だ。
俺は、俺自身、何が嫌いなのか、何を避けたいのか決めたい。
母さんに縛られたくない。
日向
でもそんなことしたら母さんはどうなるの?
離れていく?
優しい母さんには戻らない?
そんなのは、嫌だ。
俺よりも母さんを優先しなきゃ。
バチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッバチッ
だから、俺は我慢するんだ。
もう子供じゃないんだから。
ホモにはならない。
絶対。
男を好きになんかならない。
日向
倫くん、ごめんね。
ぉれ、、本当は倫くんのこと好きだよ。
でも言えないんだ。
ごめんね。
ごめん。
日向
パチッ
俺はいつの間にか病院にいた。
誰かが俺に気付いたの?
父
ぁ、父さんだ。
日向
あれ、声が出ない。
なんで?
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで?
父
父
父
ギュッ
日向
離れて。
母さんがまた俺を叩いてくる。
いや。
こわい。
いたい。
父
父
日向
母さん?どうして?
ぁ、でも、、もう叩かれないで済む。
···よかった。
父
それから俺は入院することになった。
鞭で叩かれた傷が意外と重症で跡はもう治らないらしい。
最近は声も出るようになった。
声はまだ途切れ途切れだけど。
ガラガラ
角名
日向
角名
日向
日向
角名
角名
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
角名
角名
日向
角名
角名
角名
角名
角名
角名
角名
角名
角名
日向
日向
角名
日向
日向
日向
日向
角名
角名
角名
ギュッ
日向
倫くんに抱きしめられ俺はもう、苦しまないでいいんだって思った。
それから母さんと父さんは離婚した。
今までよりも幸せに暮らしています。
一方、俺と倫くんはというと。
日向
角名
日向
日向
角名
同じ大学へ進み、学部は違うもののこうやって一緒に家に帰ったりしている。
俺らは正式に恋人になった。
周りからは色々と言われることはあるけど、今が楽しいからいいんだ!