祐也
父
母
昨日は大丈夫だった?
祐也
これって、なれていいのかな?
父
すると…姉の涼花が走って降りてきた。
涼花
母
そんなに慌てて。
涼花
絶対なんかいる。
祐也
父
母
涼花
冷静でいられるの…
祐也
母
父
涼花
この家…引っ越ししよ。
父
なにがあった?
涼花
部屋で音楽聞いてたら。
涼花
アルバムまだ聞いてなかった。
涼花
涼花
♫フ〜ルルル〜♫ ♫ルルル〜フ〜♫ ※好きな歌でイメージして下さい。
歌の中盤で、 “ずっと“っと言う低い男性の声が 聞こえた。 涼花は気のせいと思い2曲目へ
♫フ〜ルルル〜♫ ♫ルルル〜フ〜♫ ※好きな歌でイメージして下さい※
すると…また、 歌の中盤で今度は “ずっと見て“と聞こえた。
そして、3曲目へはとうとう
“ずっと見てるよ“
とはっきりと聞こえてきた。 ふと、背後に視線を感じて振り向くと…
男が私の真後ろで首を吊ってたの。
祐也
父
母
笑っていたけど…
ここが普通じゃないのは事実よ。
母
父
母
それは、ほぼ毎日起こるそう。
母が夕食を作っていると…
キッチンのすぐ隣の扉が
知らない間に5cmほど開いて それはいくら締めても開くそうで…
調理を作り終えてから閉めようと 扉を見ると、その5cmの隙間から
髪の長い女が顔を半分だけ出して ずっと見てる。
ただ、人が立つ高さに顔があるのだが 首から下が写っていない。
父
あれは…最近起き始めたしな。
父
涼花
祐也
母
祐也
祐也
廊下とリビングの間の
扉を少し空いてて
祐也
祐也
祐也
祐也
夜中に金縛りにあって
祐也
祐也
祐也
そう思った時 子供の声で
お兄ちゃん…お兄ちゃん…ねぇ…ねぇ
何度も聞こえる。女の子の声
それでも感覚でやばいと思い 目を…強く閉じていた
何分経っただろう。分からない… ただ…体が軽くなり、目をあけると…
“お兄ちゃん 苦しいよ“
目の前で苦しみもがく女の子の姿と 低い不気味な声が俺の体を固くした。
目の前の女の子に金取られ。ふと横を見る そしたら、男と女が立っていたんだ。
それを見て、気づくと朝になってた。
涼花
起きてるじゃん。
祐也
聞いてないけど
怖くて
祐也
そう言うと父と母は声を揃えて
首吊とガス自殺
涼花
祐也
母
父
その時…
祐也
涼花
ダイニングテーブルを囲むように 男性二人と女性・女の子の霊が立ち
“もう逃さない…“
祐也
家を調べると
首吊自殺の次にガス自殺が
あった物件 2件も事件が
起きていた。
祐也
目がくらみ、その家にしたとの事。
あと、霊感ないし、大丈夫よね。
祐也
祐也
できず、
祐也
家を出たが。
祐也
不思議とうまく住んでいるそうだ。