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ボスキと主様

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ボスキと主様

33 - 第33話 休暇はリゾートビーチで 第7章

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2024年09月17日

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パーティ会場の傍の階段

ボスキ…////

ボスキ

〇〇……。
綺麗だ…。

当初は、バスティンが言うように、フルーレが事前に準備をしてくれていた衣装を着る手筈だったが、グロバナー家と友好関係のある貴族からの贈り物を執事の贈り物として受け取った主は、ブルーが鮮やかで煌びやかなドレスに、真っ白なドレス用の貝殻の模様が刺繍がされた靴を履いてパーティ会場に向かい、階段から降りてくるのであった。

あ、ありがとう////

ボスキ

っといけねぇ。主様だな。主様。すまねぇ。

ううん。

ボスキ

あまりにも綺麗だったから、つい…な…////

と照れながら言うボスキ。

ボスキったら…////

ムー

主様!すみません!
僕がエスコートをしますと言っていたのに御手洗い行ってしまって!

と慌てて来るムー。

ううん。私が待てなくて、降りてきちゃっただけだから。気にしないで。

ムー

ありがとうございます。主様。
ボスキさんもすみません!主様をお迎えに来てくださったんですか?

ボスキ

いや、俺は息抜きしようと、1度、俺たちが泊まってる部屋に行こうとしてたんだが...…。
なぜ、主様は、1人でパーティ会場に向かってたんだ?待てないにしたって、ムー以外の他の執事はどうした?

それが…。バスティンが貴族の護衛につくって決まったからって、ロノは、失礼がないように一緒に行きます!って言って行ってしまって。ベリアンもムーと一緒に私をパーティ会場へお連れします。って話だったんだけど、急にメイドが来て、こちらを手伝ってください!って裏方に引っ張られていってしまって。残った私とムーで行こうかって話してたんだけど…。

ボスキ

待てずに1人で降りて
来たわけだな?

うん。ごめん。
なんか、不安で…。

ボスキ

ちっ…。あいつらもそういうこと言ってくれりゃ、俺が迎えにいったものを…。すまねぇ。
主様。1人で不安な思いさせちまったな。

ううん!それは、もう、大丈夫!だって、ボスキに会えたし、ムーも来てくれたし!

ムー

はい。主様。僕がお傍にいますから、もう大丈夫ですよ!

と自信満々に胸を張るムーに主も 微笑み返す。

ふふっ。ありがとう。
ムー。

ムー

いえいえ。

ボスキ

とはいえ、ムーだけじゃ心もとないだろ?
俺が主様をエスコートしてやる。
俺の手をとってくれるか?

そういい、主に左手を差し伸べるボスキの紳士的な態度を見て、ドキドキする主は、ボスキの手をとる。

喜んで///

そう微笑み、自分の左手をとる普段とは違う美しい主にボスキも内心ドキドキしながら、共にパーティ会場へと 向かった。

パーティ会場につくと、あらゆる貴族とその婦人方が揃い、談笑しながら、シャンパンやワインを片手に賑わっていた。

す…すごすぎる…。1人で来なくて良かったぁ…。

ボスキ

あぁ。俺が主様をエスコートするから安心しろ。

ムー

僕もです!安心してくださいね。主様。

うん。ありがとう。
ボスキ。ムー。

貴族令嬢

まぁ、あの方すごくお綺麗ね。どちらの貴族様のご令嬢かしら?その隣の殿方もなんて勇ましく凛々しいお方ですの。

西の貴族の令嬢

さぁ…。存じ上げませんはね。どちらからいらしたのかしら?それにしても、あちらの殿方は本当なんてかっこよろしいお方なのかしら。ぜひ、お近づきになりたいですわ。

西の名のある貴族

あのご令嬢はどちらからいらしたんだ?あのように美しい方は、はじめてみた。ぜひ、ダンスのお相手をお願いしたいものですな。

東の貴族

やめておいた方がいい。下手に手を出して、後からとんでもない大物がでてきて、その御息女だった時だ!
間違いなく、俺たちの首が飛ぶぞ?

西の名のある貴族

それもそうだな…。

とみなが口々に主とボスキの話をする中。

なんか…注目浴びてない…?

ボスキ

そりゃそうだろ。主様の美しさにみんな見惚れてんだよ...////

え?////いや、ボスキもかっこいいからみんな見てるんだと思うけど…。

ムー

今日の主様はいつも以上に綺麗です!だから、みんな見てしまうのも、仕方ないと僕も思います!

ム、ムーまで…////

すると、パーティ会場でダンスの音楽が流れ始める。それを機にみなは、自分と踊る相手の元へと向かい始め、主とボスキの話をする者がいなくなる。

ボスキ

主様。俺と1曲踊ってはくれないか?

え?///嬉しいけど…私、踊り方なんて知らな…。

ボスキ

大丈夫だ。さっきも言ったろ?俺が主様をエスコートする。

そういうと主の右手をとり、主の腰に右手を回すボスキは優雅に主と踊る。その姿を見ていた者たちは、自分たちがダンスをするのも忘れて、2人に魅入る。

ボスキ…///
周りからの視線が…////

ボスキ

気にするな。主様が美しくて、みな魅入ってるだけだ。それよりも、俺を見ろ。

…うん////

普段よりも紳士的で凛々しい表情のボスキに主は魅入りながら、ボスキに流されるままにステップを踏み、回りながらダンスを踊る。

ムー

主様とボスキさん…すごく綺麗なダンスをしています。

ベリアン

そのようですね。

ムー

ベリアンさん!?

ベリアン

すみません。ムーちゃん。遅くなってしまって。今落ち着いて、お迎えに上がろうかと思っていましたら、ホールの中央が何やら騒がしかったもので、見に来てみたら、主様とボスキくんが踊っていたものですから。こちらに来てしまいました。

ムー

そうだったんですね!

ベリアン

はい。ムーちゃんとボスキくんが主様をエスコートして下さっていたようで、助かりました。
ありがとうございます。
ムーちゃん。

ムー

いえいえ!

そして、ダンスが終わると

パチパチパチパチパチパチ

と会場から一斉に拍手と共に喝采が聞こえてくる。

西の名のある貴族

ブラボー!

西の貴族の令嬢

綺麗でしたわ!私もあの殿方と踊ってみたくなりましたわ!

貴族令嬢

私もですわ!

東の貴族

本当にお美しいご令嬢様だ。俺も1曲誘ってみようかな…////

な、なんかすごいことになってるけど…。

ボスキ

安心しろ。主様に変な虫がつかねぇよう、俺が全部、誘い断ってやるよ。

あ、ありがとう/////

(今日のボスキ、いつも以上にかっこよく見えるんだけど.../////)

ボスキ

(俺は、こんな綺麗な女性(ヒト)を抱いたんだな…なんか少し優越感、あるな////)

2人は2人の胸の内を知らずに、 手を離すと、

ボスキ

主様。俺とダンス踊ってくれてありがとな。

こちらこそ、ありがとう。ボスキのおかげで、ちゃんと踊れたよ。

そう微笑む主に口付けしたい気持ちを抑えるボスキ。

ベリアン

2人ともお綺麗でしたよ。

ムー

はい!とっても綺麗でした!

ベリアンにムー!////
ベリアンもう、お仕事終わったの?大丈夫だった?

ベリアン

ええ。何とか先程、切り上げられたので、主様をお迎えに上がろうとしていましたら、主様がボスキくんと踊っていらっしゃいましたので、ムーちゃんと見ていました。

ボスキ

ベリアンさん。

ベリアン

ボスキくんありがとうございます。私の代わりに主様をお迎えに上がって下さったのですね。
助かりました。

ボスキ

いえ、主様が1人で会場に入ろうとする姿が見えたので、そのままエスコートしただけです。

ベリアン

そうだったのですか?!主様。

うん。ごめん。なんか不安で…待てなくて勝手に降りてきたりして…。

ベリアン

いえ、私の方こそ、主様に一言申し上げてから裏方へ回るべきでした。ご不安な思いをさせてしまい、申し訳ありません。

ううん!ボスキもムーもいてくれたから、大丈夫だったよ!

ベリアン

主様…ありがとうございます。

ボスキ

…………。

ベリアン

それでは、ボスキくんには、貴族様の警護へお戻りいただいて、代わりにロノくんにこちらへ戻るようにお話をしていただけますか?

ボスキ

はい。わかりました。
ベリアンさん。
では、主様。失礼する。何かあればすぐ駆けつけるから、俺を呼んでくれ。

うん。わかった。
ありがとう。ボスキ。

そうして、ボスキが去っていく背中を愛おしそうに寂しそうに見送る主の姿を見てベリアンは思う。

ベリアン

(やはり、主様は…。〇〇さんはボスキくんのことを…お慕い申し上げているのですね…。私が入る隙がない程の表情でボスキくんを見つめられて…。それでも、私は〇〇さんをお慕い申し上げてしまいます。どうか、このような私をお許しください…。〇〇さん…。)

ベリアンは、切り裂かれそうな切ない思いを胸にしまい込み、その後、主とムーと会場にある食事が乗るテーブルへと向かった。

一方、バスティンとロノを含めた2階の執事の面々は貴族を警護していた。

グロバナー家と友好関係のある貴族

なかなかに美しい女性だな。お前たちの主は。私も1曲踊ってみたくなったぞ。

ハウレス

はい。しかし、主様はダンスは、あまりお得意ではございませんので、貴族様には相応しくないかと…。

フェネス

俺もそう思います。

グロバナー家と友好関係のある貴族

バスティンはどう思う?

バスティン

うむ。俺もそう思う。

グロバナー家と友好関係のある貴族

そうか。ならば、無理にダンスを誘って気分を害されてはいけないな。やめておこう。しかし、話をするだけなら問題はあるまい?

ロノ

それは…。

アモン

主様は、人見知りが激しいお方っす。それも難しいかと思うっす。

グロバナー家と友好関係のある貴族

そうなのか?残念だ。

ハウレス

申し訳ございません。

グロバナー家と友好関係のある貴族

いや、いい。ただ、挨拶だけはさせてもらわねばなるまい。フィンレイ殿に礼をする時に、悪魔執事の主に挨拶をしていなかったとなると、いささか問題になるからな。

ハウレス

はい。かしこまりました。では、後ほど、主様にお声をかけさせていただきます。

グロバナー家と友好関係のある貴族

うむ。よろしく頼む。

ボスキ

待たせてすまない。主様をお迎えに上がり、パーティ会場へお連れしていた。

ハウレス

ボスキ。あぁ。見ていた。

アモン

はいっす。

フェネス

わかっているよ。ここにロノとバスティンがいて、先程は、ベリアンさんも裏方をしているのが見えたから。そばにいたのはムーだけだったんでしょ?

ボスキ

あぁ。

ロノ

すみません!オレが残れば良かったのですが…。また、バスティンが貴族様に失礼を働くかと思ったら…。

バスティン

大丈夫だ。俺は、同じ轍は踏まない。

ロノ

いつも踏んでるじゃねぇか!

バスティン

うっ。しかし、今日は大丈夫だ。しっかりご飯を食べてきたから、お腹は鳴らない…はずだ。

ロノ

なんだよ?!今の間は?!本当に大丈夫なんだろうな?バスティン!

バスティン

あぁ。大丈夫だ。

グロバナー家と友好関係のある貴族

はははっ。やはり、愉快愉快。
今日は、名だたる貴族もいらっしゃっているから、その者たちの前で粗相しなければ、私の前だけなら構わん。

メイド

だ、旦那様!そのようなことを大声で仰ってしまっては…!

グロバナー家と友好関係のある貴族

あ、あぁ。すまない。
うむ。そうだな。

ボスキ

ロノ。

ロノ

はい。ボスキさん。
何ですか?

ボスキ

ベリアンさんが、ロノに戻ってくるようにとのことだ。代わりに俺がこちらで貴族様の警護にあたる。すぐに向かえ。

ロノ

わ、わかりました。すみません。貴族様。お話の通り、オレは主様の元に戻らねばなりませんので、1度下がることをお許しください。

グロバナー家と友好関係のある貴族

あぁ。構わん。ついでにお前の主に伝えてくれ。後ほど挨拶にあがるとな。それと、ダンスも見事であったと。

ロノ

かしこまりました。
貴族様。

そして、貴族の元を去るロノと再び貴族の警護にあたるボスキ。 この後、どうなるのか…。

次回へ続く

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