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高校生活にもなれてきた頃
2人の仲の良さが 目に余るようになった。
風花
紗良
風花と千夏は当時同じクラスで いつも一緒に行動していたが
正博とまーりんのことを 相談したことは一度もなかった。
風花
でも、2人は気付いていた。
心配してくれていた。
千夏
1組の前を通る時、 千夏がわざと大きな声で言った。
…言ってくれた。
紗良
私が言えないことを 代わりに言ってくれた。
…けど。
まーりん
紗良
風花
千夏
紗良
紗良
千夏
千夏が1組の教室の奥にいる 2人に向かってあっかんべをした。
紗良
千夏
風花
紗良
実は以前、正博に直接 まーりんと仲良くしないで欲しいと 言ったことがあった。
*
*
紗良
正博
紗良
てか絶対好きだって。
正博
紗良
紗良
紗良
正博
正博
紗良
でも、同性にするのと 異性にするのは違くない?
正博
正博
正博
紗良
私のことが好きだと はっきり言ってくれるし
まーりんのことは 気にし過ぎなのかもしれないし…
紗良
正博
紗良
正博にキスされて、 抱きしめられたら、 どうでもよくなってしまった。
紗良
*
*
それから数ヶ月経っても、 状況は変わらず。
本人に言っても直らないことを 友達に相談したところで、 どうにもならないと思っていた。
好きな人を悪く言われるのも嫌で、 風花にも千夏にも言えなかった。
正直、辛かった。
まーりんとは毎日部活で 顔を合わさないといけないし。
2人はただの友達だと 何度自分に言い聞かせても
まーりんが正博にボディタッチを しているのを見るたびに
胸が締め付けられた。