真斗
真斗
気がつくと俺は檻の中にいた。 上を見上げると、さっき落ちてきた穴がある。
真斗
動こうとするが、体が痺れ、脳もまともに動かない。 下にマットが敷いてあるから脳震盪とかで気絶していたのか…。
真斗
弧亜
真斗
そこには檻の外から俺を除く女の子がいた。 制服…妹とおんなじのってことは高校生か。
弧亜
美咲ちゃんのお友達です〜。
真斗
真斗
真斗
君はなんで檻の外にいるのに開けてくれないんだ?
弧亜
すると彼女は黙った。
弧亜
真斗
弧亜
どうして配信で他の方と仲良くするんです?
真斗
弧亜
こあと名乗る彼女はとても大きな声で、 とても悲しそうで…怒りに満ちた声で怒鳴った。
弧亜
他の汚れた奴らなんて見ないでほしいの!
あなたの視線も感情も全部全部私に…。
弧亜
でもだめだった。
弧亜
彼女は俺を呼び捨てし、急に冷静になった。
真斗
弧亜
真斗
弧亜
最初にあなたの配信を訪れたのはもはや運命なのっ!
弧亜
なのにっ!
弧亜
真斗
弧亜
弧亜
そういうもんでしょ?
真斗
真斗
弧亜
黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!!
弧亜
新規の奴らに毒されちゃったんだよ真斗は。
弧亜
美咲
弧亜
ありがとね?
弧亜
真斗
真斗
弧亜
そしてとっても優秀で…。
美咲
弧亜
ほんと真斗の妹でいてくれてありがとうね!
美咲
美咲
美咲
【こあ】ちゃん。
美咲はそう言いながらこあに詰め寄り…。
殺した。
真斗
ゲームで人が死んだとこなんて見慣れてた…はずだった。 でも実際に見ると…ものすごく恐ろしい。
さっきまで生きてた命が一瞬にして消えること。 しかも目の前で。妹が。
真斗
美咲
真斗
美咲
そう言って美咲は俺の腕を引っ張る。
俺はそのまま美咲に連れられ、そして外に出た。
外では雨が降っており、じめじめと心までも暗くさせた。
真斗
美咲
真斗
美咲によると、こあって子は俺を捕まえて、殺す気だったんだそうだ。 それを止めるために美咲はこあを殺すしか…なかったらしい。
美咲
真斗
でもこあって子の死体が見つかればお前が…。
美咲
大丈夫。
真斗
真斗
真斗
美咲
あはは、あはははははははは。
美咲
ありがとうねぇ…あはははははは!
真斗
美咲…?
美咲
俺さぁ…。
美咲の一人称が変わったと同時に美咲は 「新品」の包丁を取り出した…
美咲
美咲
美咲
殺しやしない。
美咲
真っ白な真斗とがいいな。
真斗
真斗
美咲
こんな森の中。
美咲
熊に襲われて兄に庇ってもらったけど兄が瀕死だって言えば…いいか。
こんなにぐちゃぐちゃだったら…。
わかりっこないや。
美咲
/s/[storyId]/_components/chat-script-render/op/end-call/assets/call-end.7ffbe621715a9ef9.png)
通話
00:00
美咲
救急車をお願いします!
森で熊に遭遇して…!
はい、はい。
美咲
美咲
薄れゆく意識の中… 俺は…絶望した。
美咲
大丈夫。
介護はしてあげる。
愛してあげる。だけど…。
今までの記憶だけは あげない。
美咲
美咲
お兄ちゃんコレクションが増えちゃったぁ…。
美咲
ずぅっと…。
一緒にいようね?
ニュースキャスター
ニュースキャスター
ニュースキャスター
プツン
美咲
真斗
美咲
そうよ。
真斗
美咲
美咲
真斗
美咲
美咲
「家族」よ。