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アイドルパロ

第12話 - 夏のお迎え1

233

2025年06月27日

#ハイキュー

#アイドル

#日向翔陽

チロル

主

おはこんばんち〜

主

それでは、レッツGo

日向翔陽

あ、それじゃ、迎え来たんで行きますね？

全員

あ！待って！

全員

行っちゃった…

影山飛雄

追いかけるか？

月島蛍

は？王様バカなの！？

影山飛雄

あﾞぁ？

月島蛍

相手は車、僕たちは歩き、分かるでしょ？どう考えても追いつかない

山本猛虎

先生たちに頼むか？

孤爪研磨

俺は反対

黒尾鉄朗

俺も

澤村大地

俺もだ

灰羽リエーフ

なんでですか！追いかけないと！

夜久衛輔

ちゃんと考えてみろよ、チビちゃんはどう思うと思う？

灰羽リエーフ

え？

菅原孝支

日向は、嫌がるだろうな

谷地仁花

さっきもちょっと顔に出てましたしね

清水潔子

なんで来たの？って顔してたよ

及川徹

ていうか、あの、今迎えに来た人誰？

岩泉一

さぁ？

及川徹

……

松川一静

気になるのか？

及川徹

うん

花巻貴大

まぁ、そのことも日向がいつか、話してくれるだろ

及川徹

それもそうだね

日向翔陽

ごめんね？仕事でもないのに迎えに来てもらって

日向翔陽

湊さん

東郷湊(とうごうみなと)

いいよ、僕の仕事はマネージャーで蒼人くんたちの送り迎えとか、心のケアとかさ、色々あるんだけど

東郷湊(とうごうみなと)

蒼人くんの家族を守ることも僕の仕事だからさ

日向翔陽

湊さん…

東郷湊(とうごうみなと)

だからさ、仕事に不満を感じたり、家族のことで悩んでたりしたら僕に相談して？

日向翔陽

うん…分かった…ありがと…

東郷湊(とうごうみなと)

蒼人くん、大丈夫？

日向翔陽

うん、大丈夫だよ…

日向翔陽

こんなこと、言われてるって、分かってた…僕と夏だけがあの時生き残って、母さんと父さんは…死んじゃった…

日向翔陽

だけど、僕がいなくなったら、夏を守れないから…

日向翔陽

親戚の人にも言われたよ…妹を返せ！兄を返せ！あんたたちがいなかったら、死ななかったのにって…もう、言われ慣れてるから…

東郷湊(とうごうみなと)

蒼人くん…

日向翔陽

その時に施設に入れるって言われたけど、唯一の家族の夏と離れ離れになるのだけは嫌だったから…こうやって、今、生きてる…

日向翔陽

勘当されてでも夏をあの時守れたのは良かったけど…間違ってないよね？僕が今まで走り続けて、メンバーに出会って、有名になって…

日向翔陽

ねぇ、湊さん、僕間違ってないよね？母さんたちと約束したのちゃんと守れてる？僕は

東郷湊(とうごうみなと)

大丈夫だよ、ちゃんと立派に成長して、Blue Lightという名前と柊蒼人っていう名前がこの世に知れ渡ったのは、紛れもなく、蒼人くんが頑張ってきたからなんだよ？

東郷湊(とうごうみなと)

だから、あのディレクターさんが言ったことには耳を貸さないでいいからね？

東郷湊(とうごうみなと)

僕がみんなを守ってみせるから！それから、蒼人くんの努力をバカになんてさせないから！

日向翔陽

湊さん…

東郷湊(とうごうみなと)

もう、我慢しないでいいんだよ？泣きたい時は、ちゃんと泣いて

日向翔陽

泣かないよ…(￣▽￣;)

東郷湊(とうごうみなと)

蒼人くん…

日向翔陽

だって、これから夏に会うのに目真っ赤だったら、夏が心配しちゃうよ…

東郷湊(とうごうみなと)

蒼人くんらしいね

日向翔陽

夏に会わなかったら泣いてたかもね？湊さんしかいないからさ

東郷湊(とうごうみなと)

うん

日向翔陽

ねぇ、湊さん

東郷湊(とうごうみなと)

ん？

日向翔陽

みんなに言ってくれた？あのおじさんの番組は、一生出ないって、それから今日は、収録は行かないって

東郷湊(とうごうみなと)

うん、言っておいたよ

日向翔陽

みんな、なんて言ってた？

東郷湊(とうごうみなと)

めっちゃキレてた

東郷湊(とうごうみなと)

俺らもあんな番組に出るかよ！って、ブチ切れてた

日向翔陽

そっか…ゴシップのことは…？

東郷湊(とうごうみなと)

上等だって言ってたよ？俺らであいつに復讐してやる！って言ってた蒼人くんの思い踏みにじりやがって！って

日向翔陽

そっか…なら、良かった…

日向翔陽

あぁ、言ったけど、実際心配してたんだ…僕が発端であんなこと言って、メンバーのみんなにまた迷惑かけてしまって、ゴシップのせいでテレビに出れなくなったとしてもメンバーみんなが着いてきてくれるのか…

東郷湊(とうごうみなと)

蒼人くん、そんなこと心配してたの？

日向翔陽

だって、そうでしょ？ディレクターにキレて、ゴシップ出すって言われて、それも僕だけじゃなくてメンバー全員のゴシップを出すって…

東郷湊(とうごうみなと)

まぁ…責任は感じちゃうよね…けど、僕が蒼人くんの立場でも同じことしてたと思うよ

日向翔陽

そうなの？

東郷湊(とうごうみなと)

うん、僕だって、家族大好きだし、家族のことをめちゃくちゃに言われたら、そりゃ、キレるしさ…

東郷湊(とうごうみなと)

その結果、これなら頑張るしかないなって思うよ

日向翔陽

そっか！ありがと、元気出たよ

東郷湊(とうごうみなと)

良かった！蒼人くんは、元気なのが一番だよ！

日向翔陽

うん！僕もそう思う！

東郷湊(とうごうみなと)

はい、着いたよ？行ってらっしゃい！僕はここで待ってるから

日向翔陽

うん！ありがと

東郷湊(とうごうみなと)

うん

ﾊﾞﾀﾝ

東郷湊(とうごうみなと)

はぁ…もう、どうしたらいいの…こんなことになるなんて、思ってなかったし…

東郷湊(とうごうみなと)

意味わかんないよ！

東郷湊(とうごうみなと)

蒼人くんが今、一番辛いの分かってるし、僕がこんなところで挫けたらいけないって分かってる！

東郷湊(とうごうみなと)

分かってるのに…

日向翔陽

はぁ…(´･ω･｀)....ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

日向翔陽

今頃、湊さん落ち込んでるんだろうな…自分を責めて…

日向翔陽

湊さんのせいじゃないんだよ…

日向翔陽

はぁ…ダメだ！こんなに暗かったら夏に心配かけちゃう！

日向翔陽

よし、楽しいことを考えよ！

日向翔陽

んーと…あの日、メンバーに初めて会った時、みんな真ん丸な目をして、僕のことを見てたなぁ〜

日向翔陽

それで、湊さんが今日からメンバーの一員になりますって言ったんだっけ？

日向翔陽

やっぱり、最初に聞かれたのは、何歳？だったなぁ…そりゃ、今でも身長小さいけど、あの時は…140cmだったかな？

日向翔陽

それに、顔が幼かったから

日向翔陽

まぁ、そりゃそうだよね？当時、みんな中学3年生ぐらいで、僕より大人の人たちの中に子供がポンって、突然入れられたんだから

日向翔陽

何しろ元々あったグループに突然入ったと思ったら、センターになったからファンの当たりが強かったんだよね〜

日向翔陽

でも、そんな時に助けてくれたのが今のメンバーと湊さんだったんだよね〜

日向翔陽

だから、僕にとっては、みんなが家族みたいだって感じたんだよね

日向翔陽

その時に、これから一緒に駆け抜けていくには、話さないとって思って、みんなに僕が隠してることをちゃんと話したんだよね…

日向翔陽

みんなが受け入れてくれるかちょっと怖かったなぁ…

日向翔陽

でも、みんな優しくて、受け入れてくれて、嬉しくて初めてメンバーの前で泣いたなぁ…

日向翔陽

それから、このメンバーで有名になってずっと一緒にいたい！そう思って、みんなに恩返しをしたいって思って今まで活動してきた

日向翔陽

昔は、子供だったから右も左も分からない状態で、怒られてきたし、でも僕なら絶対いける！って、言ってくれたなぁ〜

日向翔陽

…絶対に乗り越えてみせる！あの時みたいに！

日向翔陽

懐かしい〜僕が行ってた時と全然変わってないなぁ〜

日向翔陽

てか、保健室どこだっけ？

日向翔陽

ここら辺だった気がするんだけどなぁ…

日向翔陽

途中から行かなくなったから全然覚えてないわ…

ーーーーーーーーーー！！

ーーーーーーーーーーww

日向翔陽

あ、あの先生に聞けば分かるかも

日向翔陽

あ、あの、すみません！

はい、どうしました？

日向翔陽

保健室って、どこですか？

案内しましょうか？

日向翔陽

はい、お願いします

日向翔陽

(この先生どこかで見かけた気が…)

日向翔陽

ﾊｯ!!(もしかして！)

日向翔陽

あ、あの！

どうしました？

日向翔陽

もしかしてなんですけど！

はい

日向翔陽

鮎川先生じゃないですか？

鮎川先生

はい、鮎川ですけど、なんで、僕の名前が分かったんですか？

日向翔陽

僕ですよ！覚えてないですか？

鮎川先生

ん〜？

ホントに覚えてないのか？お前、記憶力良かっただろ？

鮎川先生

そうなんだけど、覚えてないし…

日向翔陽

…だったら、こう言えば分かりますか？

鮎川先生

？？？

日向翔陽

柊蒼人ｺｿｯ

鮎川先生

柊蒼人…え！！

日向翔陽

ｼｯ!!

鮎川先生

あ、ごめんごめん

鮎川先生

あの時から心配してたんだ

日向翔陽

あの時は、ご迷惑とご心配おかけしてしまってすみませんでした

鮎川先生

それは、いいんだ！あの時は、ご両親が亡くなって、落ち込んで当たり前なんだから、それに妹もいたしな

鮎川先生

元気にやってるのか？

日向翔陽

まぁ、ぼちぼちですね

鮎川先生

そっか…

鮎川先生

今は、親戚と暮らしてるのか？

日向翔陽

いえ…妹と2人であの残った家で暮らしてます

鮎川先生

え！そうなのか！？

日向翔陽

はい…実は…親戚の人に勘当されてしまって…

鮎川先生

は？え…どういう…

日向翔陽

母さんと父さんが死んだのは、僕たちのせいだからもう、関わらないでって言われてしまったんですよね〜

鮎川先生

言い返さなかったのか？

日向翔陽

言い返しましたよ…僕たちのせいで母さんたちが死んだんじゃない…あれは、事故だったんだ！って…

日向翔陽

でも…

鮎川先生

信じてくれなかったってわけか…

日向翔陽

まぁ…そういうことです…

日向翔陽

けど、これで良かったって、思ってます今では

鮎川先生

そっか、ならよかった

日向翔陽

鮎川先生も！

鮎川先生

おう！てか、蒼人髪の毛随分明るい色に染めたんだな

日向翔陽

え？違いますよ〜これ、ウィッグですよ？

鮎川先生

え？

日向翔陽

だって、バレちゃうじゃないですか、僕の正体が

鮎川先生

なるほどな

日向翔陽

ウィッグ取ってたら、今頃、キャーキャー言われてますよ？

鮎川先生

ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あははは
それもそうだな！

日向翔陽

なんで、笑ってるんですか？

鮎川先生

いや、変わってないなって思ってな

日向翔陽

先生も全然変わってないですよ？

鮎川先生

そりゃーな！見た目は変わっていくけどな

鮎川先生

どんどん老けていく一方だしな

日向翔陽

そうですか？全然老けてないですよ？

鮎川先生

俺、もう38だぞ？

日向翔陽

まだ、若いじゃないですか！

鮎川先生

そうか？体力どんどんなくなっていくからさ

日向翔陽

そう言えば、鮎川先生！

鮎川先生

ん？

日向翔陽

Blue Light見ててくれます？

鮎川先生

当たり前だ！俺の唯一の趣味がBlue Lightの活躍を見ることだからな！

日向翔陽

マジですか！？

鮎川先生

マジマジ！

日向翔陽

…だったら、鮎川先生にお願いがあるんです！

鮎川先生

お願い？

日向翔陽

これから、もし、Blue Lightの変なニュースとか出ても信じないで、Blue Lightは、こんな人だから、絶対するわけないんだって広めて欲しい

鮎川先生

どういうこと？変なニュースって？

日向翔陽

今は、大丈夫だけど、これから10年、20年活動してたら、例えば、熱愛とかみたいに実際には付き合ってないけど、付き合ってるみたいな、ニュースが流れたりさ

鮎川先生

あぁ…なるほど…芸能人だったら、よくあるもんな…

日向翔陽

僕はまだ出てないですけど、いつか、出るかもしれないでしょ？僕はできたら結婚報道しかだしたくないから

日向翔陽

先生だけはこれは、僕たちはしてないんだ、何かがあったんだって、だから、みんなに広めて欲しい！

鮎川先生

分かった、みんなに広めとくよ

日向翔陽

ありがとうございます！！

鮎川先生

てか、話変わるけど、保健室に行くんだろ？

日向翔陽

あ、そうだった！

鮎川先生

保健室になんで行く必要があるんだ？

日向翔陽

妹が熱出したから迎えに来てくださいって電話きたからですよ

鮎川先生

そうなのか！てか、妹もう小学生だったんだな！

日向翔陽

そりゃ、そうですよ！何歳だと思ってるんですか！

鮎川先生

え？4歳ぐらい？

日向翔陽

そんなわけないでしょ！4歳だったら、僕まだ小6になっちゃうじゃないですか！

鮎川先生

え？蒼人って、小学生じゃないのか〜？

日向翔陽

僕がチビだって言いたいんでしょ〜

鮎川先生

まぁ、身長全然伸びてないしな〜

日向翔陽

伸びてます！

日向翔陽

僕もう、高校生になったんですよ！

鮎川先生

ん？聞き間違えか？高校生なのか？

日向翔陽

そうですよ！何歳だと思ってたんですか？

鮎川先生

いや、中2くらいかと…

日向翔陽

まぁ、小学生と言わないだけまだいいっか

鮎川先生

高校には、ちゃんと行ってるのか？

日向翔陽

一応

鮎川先生

一応って、ちゃんと行けよ？

日向翔陽

はーい…けど、安心してください！僕、ちゃんと行ってるんで

鮎川先生

それが聞けただけでも安心したわ

日向翔陽

けど、僕さ高校では素の僕でいないようにしてるんです

鮎川先生

ん？なんで？

日向翔陽

アイドルしてるからっていうのもあるけど、僕の正体がバレた時に信じてもらえなかったら、辛くなるのは、僕じゃん？

日向翔陽

だから、ちょっとでも楽になるように…だって、信じてもらえなかったのは、僕の性格のせいかもしんないじゃん？ほら、現にみんなにこの話したけど、親戚も小学校の時と中学の時の同級生も信じてくれなかったからさ…

鮎川先生

そっか…

日向翔陽

僕さ、中学でも小学校でも信じてくれた人まぁまぁ居たけど、信じてくれなかった人はそれ以上にいたの…あの事故のこと…

鮎川先生

うん…

日向翔陽

けど、そりゃそうだよね…って、納得する自分もいたの…

日向翔陽

だって、急に僕の両親が事故で亡くなって、今日から妹と2人暮らしするんだって、言ったら、は？ってなるじゃん？だって、まだ学生だよ？

日向翔陽

それからアイドル活動するなんてさ、誰でも信じないよ…冗談でしょ？って思うよ…

鮎川先生

まぁ、確かに…俺、アイドルになったんだぜ！って突然言われたら、俺だったら信じないかも…

日向翔陽

けど、鮎川先生は信じてくれたじゃないですか

鮎川先生

そりゃ、事情知ってたから

鮎川先生

高校の友達とかには言ってるのか？

日向翔陽

僕、友達なんていないですよ…それに僕の過去を中学の時までは話したけど、軽蔑されたりしたから、高校では話さないようにしよって思ってたんです

日向翔陽

だけど…あの人たち、しつこいぐらい聞いてくるし、意味わかんないよ…聞いて、離れていくだけなのに、わざわざ聞いてくるの…

鮎川先生

それは、そうだけど、本当に高校のみんなは今までと同じやつらなのか？

日向翔陽

え？

鮎川先生

今までは、蒼人が話したら軽蔑して離れていってた…だけど、高校は、今までとは、違う！だから、話してみるだけ話してみたらいいんじゃない？

日向翔陽

……考えとく…

鮎川先生

おう！

鮎川先生

それじゃ、保健室行くぞ

日向翔陽

はい

保健室の先生

お兄ちゃん、遅いね

柊夏

うん…兄ちゃんは忙しいんだと思う

保健室の先生

そうだね…

保健室の先生

体調、どう？

柊夏

頭が痛い…

保健室の先生

そっか…ちょっと、お熱測ってみようか

柊夏

うん

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

保健室の先生

あ、鳴ったね

保健室の先生

見せて

柊夏

うん、はい

保健室の先生

また、上がっちゃってるね…

柊夏

何度？

保健室の先生

38.7℃

柊夏

上がっちゃってるね…

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

保健室の先生

あ、来たんじゃない？

日向翔陽

夏、ごめん！遅くなって

柊夏

！！兄ちゃん！

日向翔陽

あ、ちょ、いきなり動いたら、熱また上がるでしょ？

柊夏

ごめんなさい…

日向翔陽

ホントに夏は…

日向翔陽

朝から熱あったんじゃないの？熱があったら無理に学校に行かないで休むこと！良い？

柊夏

はい…

鮎川先生

あの、蒼人がお兄ちゃんしてる(　ﾟдﾟ)

日向翔陽

鮎川先生ひどくないですか！？僕、年齢の割にはしっかりしてた方だと思いますけど？

鮎川先生

逆だわ！精神年齢が低すぎて手がつけられなかったけど

日向翔陽

絶対嘘じゃん

鮎川先生

本当のことだ

日向翔陽

ウソ〜

鮎川先生

ホント

日向翔陽

え〜

保健室の先生

鮎川先生、蒼人って、もしかして

鮎川先生

あぁ！そうだよ、あの蒼人だよ

日向翔陽

ちょ、鮎川先生！なんで、僕の正体勝手にバラしてるんですか！

鮎川先生

蒼人、覚えてないのか？

日向翔陽

え？

鮎川先生

ほら！

日向翔陽

……あ！小学校の時支えてくれた保健室の先生だ！

保健室の先生

そうだよ！けど、相変わらず名前で呼んでくれないんだね

保健室の先生

ま、懐かしくて良いけど

保健室の先生

え、じゃあ、夏ちゃんのお兄ちゃんって、蒼人くんの事だったの！？

柊夏

そうだよ！けど、このことみんなには、内緒ね？

保健室の先生

分かってるよ、さすがに言わないよ

日向翔陽

言ったら騒がれるよ

保健室の先生

それは、そう

日向翔陽

Blue Lightのセンターとこんなに間近で話せるのなんて、すごいんだからね？

鮎川先生

分かってる分かってる

鮎川先生

けど、俺からしたら初めて担任をしたクラスの1人で、家族がいなくなって、落ち込んでしまってたのを助けたっていうだけだから、BlueLightの柊蒼人じゃないんだよな〜

日向翔陽

ま、それは分かるけどね！

日向翔陽

てことで、夏帰ろっか

柊夏

うん！

日向翔陽

すみません、ありがとうございました！

保健室の先生

お大事に〜

鮎川先生

蒼人、暇な時に遊びに来いよ〜

日向翔陽

うん！

日向翔陽

じゃあ、またね

鮎川先生

あぁ！

柊夏

兄ちゃん

日向翔陽

ん？

柊夏

途中で抜けて大丈夫だったの？

柊夏

部活してたんじゃなかったの？

日向翔陽

あぁ〜大丈夫だよ

柊夏

ホントに？

日向翔陽

ホントホント！

柊夏

なら、いいけど…

おーい！

日向翔陽

ん？何か聞こえない？

柊夏

うん

おーい

日向翔陽

あれ、鮎川先生？どうしたんですか？

鮎川先生

いや、これ渡そうと思って

日向翔陽

え？なんですかこの大量のお菓子

鮎川先生

いや、俺言わなかったんだけど、お前痩せたからさ、心配になって

日向翔陽

いや、痩せてないでしょ！部活の時にも先輩に同じこと言われましたけど

鮎川先生

ほら、言われてんじゃん！

日向翔陽

違うし！

鮎川先生

まぁ、とりあえず持って帰れ

日向翔陽

なんで、僕が持って帰んなきゃいけないの…

鮎川先生

じゃあな

日向翔陽

あ、ちょ…

日向翔陽

はぁ…

日向翔陽

夏、帰ろ…

柊夏

うん

主

今日は、ここまで〜

主

今日、いつもより大分長すぎました！！(>_< ;)

主

読んでくれたみなさん、ありがとうございます！！

主

それでは、また次回〜

主

(*￣▽￣)ﾉ~~ ﾏﾀﾈｰ♪

アイドルパロ

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チロル

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アイドルパロ

第12話 - 夏のお迎え1

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